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年末の無声譏 画

2007年12月30日 15:50

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 昔々の譏 画はトーキー譏 画(無声譏 画)で、弁士なる人が熱演するという。それって、いったいど

んなふう??と子供の・?から思っていましたが、軽井沢でそれを見られるというので出かけて行き

ました。

 大賀ホールの『十二月祭』のイベントの一つ、「チャップリンのスケート」と「キートンのセブンチャン

ス」の2本立てです。

 当時のサイレント繝 ービーの再現どころではではありません。なんと、クラシック音楽の生演奏に

合わせて、女性弁士がチャーミングな語りで熱演。さすが、大賀ホールの企画らしいステキなイベン

トです。

 チャップリンはもちろん、おもしろかったけど、このキ-トンという方、名前は知っていましたが、も

のすごい演技をする俳優なのです。まるで、スポーツ選手のように走り、飛び、落ちてくる岩をもの

ともせず駆け抜ける。今のように、CGがあったら、こんな苦労はしなくてもよかったでしょうに…な

んて、同情しますが、この・?の譏 画に賭ける情熱というすごさも感じました。

 それにしてもこんなステキで楽しいイベントなのに、皆さん年末でお忙しいのでしょうか、観客が

少なくてもったいないですね。このあと、6時からグレタ・ガルボ(この人も見たことないので、見た

い!)の譏 画があったのですが、大掃除の途中、抜け出してきたので、帰らなければならず、残念!

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 さて、翌日。年末の軽井沢のスーパーはお盆並みの混雑です。軽井沢でお正月を過ごそうという

別荘族や観光客がどっと来るから。31日はものすごい混雑なので、今年は早めに済ませてしまお

うと30日に来たのですが、このように、駐車・?で停めるところが見つからず右往左往している車も。

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 店内も、レジが夏季と同じ二人態勢でした。お米屋さんに訊くと、「午前中はすごかったけど今は

一段落ね。3時過ぎるとまた混むのよ」とのこと。移り住んでくる人もふえていますが、そういう人か

ら見ると信州のお正月の食品は不思議な点があるようです。年末にお刺身を食べるのは「なぜ?」

縺 そうですが(お天気お姉さんも書いている)、それはここが山国で、お刺身はめったに食べられな

いもの縺 ったからなのでしょうね。お雑煮にエノキダケが入っているのも不思議なそう。それは単純

な理由で、エノキダケは信州名産で、安くておいしい味が出るからでしょう。

いよいよ、2007年も終了に近づきました。今年も取材を通して、多くの方にお会いし、いろいろなこと

を学ばせていた縺 きました。ブログを読んでく縺 さった皆さん、ありがとう。

来年も皆様にとって良い年でありますように!(M記者)

花豆ごはん

2007年12月29日 17:20

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 花豆を知っていますか?

初めて見たときには思わず「そら豆でしょ」と言ったほど。初めて見た人はこの大きさにびくっくり。

そして、また食べてみて、その美味しさにびっくり。

さらに驚くのは、家の近所でも簡単に作っているので、またびっくり。どんどんツルが伸びていって、

赤い花がたくさん咲きます、そして、やがてこんな大きな豆が採れるのです。

朝吹登水子さんの「私の軽井沢物語」には、花豆のトンネルを通ったこどもの・?の思い出がノスタル

ジックに描かれています。

さあ、花豆ご飯が炊き上がりました。

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ふっくらと、おいしそう…!作った方は千ヶ滝にお住まいの塚越佳津さん。

ちょうど、私が伺う時間に合わせて作ってく縺 さったというのですから、感激です。

塚越さんにはヴィネット誌にも何回か登・?していた縺 きましたが、お料理ではなく「軽井沢彫り」や

「庭つくり」などの特集でした。実はお料理名人で、おもてなしの名人なのです。

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た縺 盛り付ける縺 けでなく、こんなふうにお料理にササーッと緑をあしらって、軽井沢らしい薫りを

添えます。それがいつもとてもセンスが良くて、いた縺 いた方は皆さん感激します。

「それは、気持ちよ。おいしいものみんなで分けていた縺 く、それがいちばん。お金じゃないわよ」

という佳津さんに、いつも大切なことを学ばせていた縺 いています。

花豆ご飯の味?もちろん、最高でしたよ!

(編集長)

すてきなクリスマス

2007年12月24日 19:09

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遅ればせながら、軽井沢のイルミネーションを見に行きました。恵みシャレーは残念ながら今年は

週末の車が乗り入れ禁止ということなので入れず、評判高いイングランドハウス・ウインザーへ行

きました。

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なるほど、こちらも邏 晴らしいですね。教会もあって雰囲気たっぷりです。

クリスマスが過ぎてもイルミネーションは見られるということなので、ま縺 の方はぜひ。

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大賀ホールではクリスマスコンサートと題して『プラターズ』の公演が行われました。

『プラターズ』といえば、『ONLY YOU』。その歌声にみんなうっとりと酔いしれました。

なんと、公演後、プラターズの3人が帰る私たちに一人ひとり握手してくれたのです。

この右側の女性のようにちゃっかり腕組みさえする人も!

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さて、それから急いで御代田へと向かい、クリスマス恒例のマティのチャリティ・オークションに参蜉

しました。この写真では、コーヒーミル(+ポット)を示すマティさん。このあと、コンサートあり、クリス

マスソングの合唱あり、もちろん食べ物も食べ放題と楽しいイベントでした。この日の売上は8万8千

円を超え、いままでにマティのオークションで寄付した金額は99万円にものぼったのです。

すごいゾ、マティ!

ちなみに、今回はサイクロンで大災害縺 ったバングラディッシュへ寄付されます。

(編集長)

明治時代の外国人別荘

2007年12月18日 19:18

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 ここはハッピーバレー(幸福の谷)と呼ばれる別荘地。外国人が名づけた邏 敵な名前ですが、今

の季節、歩いている人はひとりもいなくて、舞い落ちて積もった枯葉がもの哀しい雰囲気をかもし

出しています。春、夏、秋と季節ごとに美しい別荘地ですが、今の淋しい時期は・?辰雄が「風立

ちぬ」の終遶 (死のかげの谷)を書いた・?所というのも、何となくわかるような気がします。(書いた

時期は12月でした)

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道沿いに見えてきました。杉皮張りの明治の別荘(実はそっくりに復元した建物)、シーモアハウ

スです。シーモアさんという女性宣教師が建てた別荘ですが、帰国するとき、英語を教えていた

同志社大学に寄付していったのです。

同志社大学では、OBたちの宿泊施設としてとても大切に使用してきました。以前取材したとき、

泊まっていた方が「屋・?に穴が空いても、星がよく見えていい」と言っていたので驚いたほど。

でも、あまりに傷んできたので、とうとう新築したのでしょう。新築には見えないほど、そっくり同じ

に、古い感じもそのままの杉皮張りの建物になっています。シーモアさんの気持ちを一番に考え

のですね。これが新築と気づく人は少ないようです。

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やはり明治時代の数少ない別荘として、その行方が気になっていたのがこの芥川龍之介の想い

人、片山広子ゆかりの別荘。売りに出されたとか、もう、売却されたとかという噂がたっていました。

この別荘へ立ち寄ってみると、ちょうど工事中でした。工事の人に「別荘は買い手が決まったそう

ですが、この建物は壊されるのですか?」と訊くと、「いや、売られてなんかいないよ。今は持ち主

の依・?で補修しているん縺 よ」という返事。「そうですか。持ち主の方は邏 晴らしいですね」と思わず

笑顔になると、「こういう建物は軽井沢にとって大事なん縺 よ。もっと、町が協力して補修すればい

いん縺 よ」と工事の方。「そうですね、ホントに…」とうなずいたのでした。

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見事な土管の煙突です。杉皮張りの杉皮は今も供給できるので、いつでも、張り替えることはでき

るの縺 そうです。(編集長)

料理教室

2007年12月13日 18:15

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自然食品を販売している「じねんや」へ買い物に行くと、ちょうど料理教室を行っていました。

料理教室といっても、た縺 の料理ではないのです。身体に良いマクロビオテックのお料理です。

本日のメニューは「タカキビのシューマイ」と「カボチャのレンコン」とのこと。シューマイ作りを見学

させていた縺 きました。マンツーマンで教えてもらえるんですね。新軽井沢から来たというMさんは

もう10回以上習っているそうです。

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赤く肉のように見えるのはタカキビです。たんぱく質が豊富なグルテンミートを入れると、肉の食感

や味に近くなります。ここで作ったお料理は持ち帰って、夕食にいた縺 くそうで、Mさんのご主人に

も好評とのこと。おいしそうなシューマイがどんどん出来ていきますよ。

習いたい方は、じねんやさん〔℡0267・46・2476〕へ、詳しい内容をお問い合わせく縺 さい。

(M記者)

「壁」

2007年12月10日 17:16

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 12月8日、旧軽井沢のレストランで、「小磯良平大賞」を受賞した土屋明智さんの受賞祝賀パーテ

ィーが開かれました。「小磯良平大賞」は国内最高賞金ということでも有名ですが、時代を担う新た

な作家を発掘する賞としても知られています。732人、1084点の応募という激戦の中からの受賞とい

うことはスゴイことですね。

写真は喜びの親戚の皆さん。土屋さんの実家、「レストラン菊水」にて。店内には土屋さんの作

品がたくさん飾られています。

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これがその第8回小磯良平大賞受賞作品の「壁」。写真左は土屋明智さん夫妻。

エルサレ繝 の「嘆きの壁」をイメージしたという壁が複数の男女を囲い、壁には日常的なものである

新聞紙が描かれています。中央には風船が浮かび、「個人個人の間にある壁は、人の心の中

にある善意で乗り越えられる、ということを表現したかった」と土屋さんは語っています。新聞もひと

つひとつ細かく描かれているのにはビックリ。本物を見たい方は、神戸で見られます。

(編集長)

枯れ木に花を…

2007年12月 6日 18:21

昨日の朝7時前の気温は、マイナス5度。

外へ出ると、木々のこずえから地面まで真っ白でした。

冬の軽井沢特有の霧氷です。

小さな葉の一枚一枚、細い枝の1本1本に、

レースのように美しい縁取りを作っていました。

すっかり葉の落ちた森の木々が、

それこそ花が咲いたように真っ白になっている様子は

寒さも忘れて見とれてしまいました。

雪景色とはまた違った、美しい冬の軽井沢の風景です。

霧氷は、霧が出た寒さの厳しい朝方、

空気中の水分が葉や枝に付いて凍ります。

霜や、単純に水滴が凍ったものとは違い、

それはとても繊細で、

触るとはらりと落ちてしまうし、

日が昇って気温が上がるとすぐに消えてしまいます。

霧の多い軽井沢ならではの、自然からの贈り物。

早起きした冷え込ん縺 朝は、

ちょっと外を見てみてく縺 さいね。

 (Y記者)

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