48年ぶりに取り替え

48年ぶりに取り替え

追分調整池。

 水道用水供給事業に取り組む「浅麓水道企業団」(佐久市、小諸市、御代田町、軽井沢町で組織)が10月から、千ヶ滝西区と追分の調整池(水量を確保しておくための池)を結ぶ新たな送水管設置に向け工事を進めている。  現在使用している送水管は1967年、1000m林道沿いに設置されたもので、老朽化が進み、耐震性も心配されるため、取り替えることになった。新たな送水管は全長5274m。1000m林道の北側200~500m(一部国有林を含む)の場所を通し、2018年度までに工事を終える予定だ。
 国有林内に長さ1060m、幅4mの管理用道路設置工事を実施するが、樹木伐採の必要があるため、自然保護対策要綱にもとづき、町内の自然保護団体を回り意見を求めている。10月には、樹木の保護に取り組むNPO法人しいある倶楽部代表の鈴木美津子さんと現地を視察。予定地に希少植物の群落があることがわかった。しいある倶楽部では近く、林野庁の許可を得て、植物の移植を検討している。
<軽井沢の水道(中軽井沢以西)>
中軽井沢や発地、追分などに供給されている水道水は、千ヶ滝地区2カ所の水源地(新滝水源・西池尻水源)が源泉。千ヶ滝調整池、西区調整池から供給され、残りの水は追分調整池に流れ佐久市、小諸市、御代田町へも送られている。

関連記事