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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2013 No.121
軽井沢新聞 ニュース

IT長者の迎賓館? 注目の別荘姿現す

千ヶ滝の大別荘、工期延長

千ヶ滝の大別荘、工期延長
1000m林道から見た工事現場。
4階建の鉄骨ビルが見える。
 2012年4月から白いテントを覆って工事を続けていた千ヶ滝西区の大規模別荘が、この春からテントをはずし巨大な姿を現している。
建設当初から世界的なIT長者ではないかという噂の別荘だが、今も建築主は東京の企業のままだ。県に届け出た計画書によると、地上1階、地下3階。建物全体が6,238m²、地下住宅部分は1,836m²。テントがはずされてからは、大きなビルのような形の建物がむき出しになって見える。以前は小山のようになっていたので、それを削り4階建のビルを造ったことがわかる。計画書通りなら、これから3階部分を埋めて地下とすることが予想できる。
 6月下旬、工期延長の通知が建設会社から近隣土地所有者に配られた。今年7月18日の竣工予定だったが、来年7月24日まで延期となった。工事現場近くに通年暮らす住民は「山を削り土を運ぶため、ダンプカーが毎日何十台と家の前を通るので、騒音や揺れがひどい。まだ1年も続くのではかなわない」と苦情をもらす。年間約150日を過ごす近所の別荘住民は「街中とは違うのだから、どういう工事をするのかをきちんと伝えるべき。延期についても私の所には何の連絡もなかった」と憤慨する。
 連絡先になっている大成建設に問い合わせると、取材には応じられないとの返事だった。また、西区管理事務所は「町が許可しているので、工事の連絡をこちらから言うことはないが、苦情などがあれば大成建設には伝える」との回答。区長の赤尾さんは「私が連絡する必要はない」と答えた。
噂通りIT長者なら、ネームバリューがあるので、別荘地としての価値が上がると歓迎する人がいる一方、建設のやり方について不満を感じている人は多い。千ヶ滝西区に40年以上暮らしている別荘住民は「個人の別荘としての届けであっても、これだけの大きな建物はもはや別荘ではないし、ひと山削るという建設のやり方にも自然破壊の問題がある」と指摘する。

2014年3月完成目指し

風越公園総合体育館の建設開始

風越公園総合体育館の建設開始
 軽井沢町が、風越公園整備の一環で建設する総合体育館の安全祈願祭が6月15日、町職員、工事業者ら関係者約40人が参加して行われた。工事は自粛期間中の夏場も行い、2014年3月の完成、4月からの利用開始を目指している。
 総合体育館は鉄骨地上2階、地下1階で延床面積は約6,900m²。1階メインアリーナは、バレーボール(3面)、フットサル(2面)、テニス(3面)、バドミントン(8面)などの競技ができる。2階は中央部分が吹き抜けで、周囲200mのランニングコース、426の観覧席を設置。地下には、畳収納式の柔道場兼剣道場、ダンスと卓球競技ができるスタジオを整備した。
 照明はすべてLEDを使用し、縦4m、横30mの太陽光パネル2枚(発電量は10kW)を施設南側の壁面に取り付ける。災害時の避難場所としても利用できるよう、防災備蓄庫、マンホールトイレ(10カ所)、自家発電機も設置する。総工費は18億4,800万円。

入場料は復興に役立てる

大槌町支援のコンサート

大槌町支援のコンサート
大槌中学3年の臼澤みさきさん
 軽井沢町は、東日本大震災で被災した岩手県大槌町の支援の一環で7月24日、大槌中学3年の臼澤みさきさんのコンサートを軽井沢大賀ホールで開く。臼澤さんは、被災者が集まる避難所で慰問活動を続け、昨年歌手としてメジャーデビュー。年末の「輝く!日本レコード大賞」で新人賞受賞も果たしている。
 ホールのロビーホワイエでは、パネルなどで大槌町を紹介。大槌中学校の生徒が、震災後に撮りためた写真なども展示する。開演は18時。入場料は全席指定500円。入場料は大槌町の復興支援資金に充てる。
 6月の軽井沢町議会では、大槌町の支援関連費500万円などを盛った一般会計補正予算案を可決。大槌町の人との交流、特産品購入販売などを通して支援する。津波のあとも、無傷で残った大槌中学のグランドピアノを、借りて軽井沢で展示する計画もある。
 臼澤さんコンサートについての問い合わせは、TEL.0267-45-8113(軽井沢町社会福祉協議会)

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