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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2014 No.136
軽井沢新聞 ニュース

森林を伐採し、約2万枚のパネルを設置

10万㎡のメガソーラー計画

10万㎡のメガソーラー計画計画の土地約3万坪は樹木におおわれている
 軽井沢町発地の馬取区公民館北側の約10万㎡の敷地で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画があることがわかった。人材派遣業のJMS(東京都新宿区)が9月17日、地域住民を対象に開いた説明会で、町の認可が下りれば、10月中旬から設置工事に着手したい意向を示した。
 説明によると、設置場所の敷地面積は99,663㎡。発電量300Wの太陽光パネル19,980枚を設置し、最大発電量は5,994kW。敷地全体をフェンスで囲み、周囲10mには今ある緑地を残す計画だ。土地を所有する馬取区民29人からなる馬取共有地財産管理組合とは、20年間の賃貸契約が既に完了している。JMSの担当者は「自然エネルギーの推進で、二酸化炭素の発生削減に貢献できる」と強調。地域住民からは「林が広がっている場所。樹木を伐採してまでやるのはナンセンス」「日本屈指の歴史ある別荘地にふさわしくない」と計画に反対する声も挙がった。
 軽井沢町生活環境課は9月26日、同計画について、町議会議員や知識経験者で組織する自然保護審議会に諮問。出席した15人の委員からは「土地所有者の権利もある。自然保護対策要綱の基準をクリアしているのであれば、認めるべき」という意見があった一方で、「再生可能エネルギーは促進すべきだが、3万坪の自然を切り開くのはどうかと思う」などの意見があった。生活環境課の担当者は「10月始めに自然保護審議会による現地調査を行ったあとでもう一度、委員に意見を求めたい」としている。

水蒸気爆発の御嶽山で多数の死者

浅間山はだいじょうぶ?

かまぼこ型のシェルター前掛山山頂から20分ほどのところに、
かまぼこ型のシェルターがある。
長野県と岐阜県にまたがる御嶽山で9月27日、水蒸気爆発が起こり、多くの登山客が命を失った。同じく活火山である浅間山への影響の有無、活火山を登山する上での注意点などについて10月1日、気象庁・浅間山火山防災連絡事務所の大塚仁大所長に聞いた。

―浅間山の現在の状況は。
「火山性地震が増えるような目立った動きはなく、噴火警戒レベル1を継続している」
―御嶽山の噴火が、浅間山に影響することは。
「もっと近寄った山であれば考えられるが、離れているため直接影響はないと考える」
―今回の御嶽山のように、浅間山でも突発的に水蒸気爆発が起こることはあるか。
「噴火の仕方としてはありえる。2003年3月には、ごく小規模の水蒸気噴火が起き、山頂から山腹にかけて降灰があり、火口から300mの場所で最大4cmの火山礫が飛散した」
―噴火警戒レベル1のときは、火口から500m以上離れている、浅間山第二外輪山の前掛山への登山が可能。登山者が気を付けることは。
「登る前に山が活動的かどうか、事前に知っておくことが大事。何かあったときに、次の行動が変わってくる」
―もし、登山中に噴煙や爆発音を確認するなど、異常を感じたらどうすればいいか。
「身の安全を確保できるところへ避難し、余裕があれば下山することも考えてください。前掛山山頂、火山館、槍ヶ鞘の近くにはシェルターがあり、噴石の直撃を防ぐことができる」

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