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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2015 No.140
軽井沢新聞 ニュース

コンパクトシティを推進し、住み良い町に

軽井沢町長藤巻氏再選

軽井沢町長藤巻氏
 任期満了に伴う軽井沢町長選が1月20日に告示され、無所属現職の藤巻進氏(63)のみが立候補し、無投票で再選を果たした。町長2期目を迎える新首長に話を聞いた。

—無投票再選を受けて。
「自分の政策を町民に知らせ、意見・批判を直接聴く場が無かったのは不完全燃焼。全有権者の信任を受けたと思わず、謙虚な姿勢で町政に取り組みたい」
—医療体制は改善されたか。
「常勤医が少なかった軽井沢病院は、現在10人、4月からは11人と改善された。今後は佐久医療センターとの連携も視野に入れ、さらに信頼される病院にする必要がある」
—2016年主要国首脳会議(サミット)誘致については。
「警察庁などの関係者が2度視察に軽井沢を訪れるなど、手応えを感じている。最終的には首相が決定することだが、最後までアピールを続ける」
—2期目の任期中、どのような政策を実現させたいか。
「まずは、軽井沢中学校の建設や借宿バイパス線の新設改良工事などの大型事業をきっちりと仕上げる。住民と行政が一体となり町の未来を考える『22世紀風土フォーラム』は、2016年の立ち上げを目指して動いていく」
—人口増加に伴う宅地造成によって、軽井沢の貴重な財産である樹林が減っているという声もある。別荘環境を維持していく独自の政策はあるか。
「50年・100年先の望ましい町の姿を提起する目的で発表した『軽井沢グランドデザイン』で、生活に必要な機能を駅周辺に集中させる『コンパクトシティ』を打ち出した。町中心を走るしなの鉄道を軸にした一定エリアへの住居の誘導、公共交通機関の整備で、住み良い町を目指す。別荘地は自然保護を優先させ、エリアごとにメリハリをつける」
—北陸新幹線開業に向けた動きは。
「ありのままでお迎えするのがいいのかと思う。ウエディングや会議、スポーツなどで軽井沢を利用し、身近な場所として親しんでほしい」

戦時中はスイス公使館として利用

深山荘、29年ぶり町指定文化財に

戦時中はスイス公使館として使われた深山荘。戦時中はスイス公使館として使われた深山荘。
 軽井沢町所有の深山荘(旧スイス公使館)が、町の文化財に指定された。町文化財審議委員会の答申を受け、教育委員会が1月27日の定例会で決定した。文化財指定は約29年ぶりで、明治期以降の建築物では初めて。
 深山荘は昭和初期に貸別荘として建築。戦時中は、東京から疎開して来た旧スイス公使館が借り受けた。老朽化と利用者減少により前所有者が手放したところを、2007年に町が購入した。
 教育委員会は、今回を手始めに文化財指定を進める方針。深山荘の活用法について、担当者は「文化財審議委員会にも諮りながら検討していく」。町の文化財指定による貴重な建築物の保護を主張してきた、町文化財審議委員の大久保保さんは「大変喜ばしいこと」と話した。
 教育委員会が「指定候補」として示した文化財は、深山荘の他にも36件ある。大久保さんは「一年で一件審議しても36年かかる。歴史的価値が分かっている文化財は、まとめて指定するといった方法も必要では」と提案した。

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