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子どもを本の世界に導くために「まずは大人が読書を楽しんで」

せせらぎ文庫 主宰 小林 悠紀子さん

ph_201503_01.jpg 小林 悠紀子さん
「お年寄りから子どもまで、三世代が本を囲んで触れ合える空間を」と2005年、千ヶ滝西区公民館の一角に「せせらぎ文庫」を開設した。子ども向け絵本を始め、有名作家の推理小説、漫画『美味しんぼ』まで蔵書は2600冊を超える。借りる本のタイトル、日付、氏名を台帳に書けば、誰でも利用可能。個人からの古本の寄付は、原則断っている。
「心に残る本は、自分のところに置いておきたい人が多いので、古本は2番目に良いものが集まってくる。手にとった本が全て面白い、という文庫にしたいんです」
 夫の仕事の都合で1973~75年、ロンドンで暮らす。帰国後、5才と7才になる二人の息子のため、図書館で英語の絵本や児童書を探すも、ほとんど見つからなかった。
「学校でもハローと挨拶しただけで立たされたり、帰国子女は外国語を忘れさせないと日本語が覚えられないという風潮がありました」
 そこで、当時の英国大使館文化部副代表夫人と「帰国児同士が交流できて、英語の良い本と出会える場を作ろう」と、目黒区住区センターに英語文庫「だんだん文庫」を設立。1979年には国際児童文庫協会を立ち上げ、国内には英独仏の外国語文庫を、海外には日本人の子ども向けに日本語文庫を広めるため奔走した。
 子どもが本と向き合うために、まずは大人が読書を楽しむことが重要と考えている。
「大人が時間を忘れて夢中になっていることは、子どももやりたくなるもの。読んでいるところを大人が見せないといけない」
 10代の頃から千ヶ滝西区の別荘を訪れている。夏の終わりに、旧軽銀座でバーゲンの洋服をまとめ買いしたり、貸し馬で朝の森を駆けぬけたりと、軽井沢には良い思い出が詰まっている。
「最初は引き馬だったのが、やっと一人で乗れるようになると、馬が馬鹿にして、低い枝の下ばかり通るの。葉についたつゆで、顔がびしょびしょになるので、朝の洗顔がわりよ(笑)」
 毎年7月、海の日の連休に千ヶ滝西区公民館で、子ども向けに読み聞かせや理科実験、社会科体操などを行う「せせらぎ文庫フェスタ」を開催。今年は10回目を数え、初回から続けて来ている子どもが、今は読み聞かせる側に回っている。
 これまで児童図書関連の本など3冊の著作がある。次は「頭の中で育っている恋物語を文字にしたい」と初めての小説執筆にも意欲を示している。
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