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NHKで数々のドラマ制作 心がけたのは「多様性」と「和」

日本エッセイストクラブ理事長 遠藤 利男 さん

ph_201505_01.jpg 遠藤 利男 さん
 NHKでディレクター、プロデューサーとして、数々のラジオやテレビのドラマ制作に携わったのち、NHK理事・放送総局長、NHKエンタープライズ社長を歴任した。
 1960年、29歳でラジオドラマ『放送詩集』のディレクターを務める。「本来、詩は声に発して読んでこそ、ふくらみが出る表現」と、肉声の詩の復活を目指した。当時、20~30代だった茨木のり子さん、大岡信さんら同世代の詩人が書いた詩と向き合い、俳優と討議を重ね、作曲家に依頼して曲をつけるなど独自の表現を試みた。
「ラジオの表現そのものを変えたという点で、メディアの芸術運動の中でも魅力あるものになったと思う」
 1973年、大河ドラマ『国盗り物語』で制作総指揮を務める。1968年放送の『竜馬がゆく』の視聴率が低迷したこともあり、原作の司馬遼太郎さんはドラマ化に難色を示した。それでも何とか説得し許可を得て放送した『国盗り物語』は、作品としても成功を納め、以来司馬さん原作のドラマがNHKでたびたび登場するようになった。
 スタッフのリーダーとして心がけていたのは、個性の多様性とともに「和」を大切にすること。
「協力し合うけど、言いたいことは言い合う。それぞれが力を発揮して、1プラス1が2ではなく、それ以上になり創造的な和が生まれる。そのような仕事をしたメンバーとは、今もよく集まるんです」
 結婚を機に、元NHKアナウンサーの敦子夫人の千ヶ滝の別荘を訪れるように。1996年には、別の場所に通年で過ごせる別荘を新築した。
「東京から離れ、自分の別の世界を作るのに、軽井沢は絶好の場所」
 敦子夫人が2013年、朗読ボランティア「オオルリ」の活動を軽井沢で始めると、訪れる頻度も増加。最近は夫人に変わって留守を預かり、料理する機会も増え「もっぱら私が家内」と笑う。  現在84歳。70歳を機に、若い頃に取り組んでいた狂言を再開し今も続ける。実践だけでなく、狂言が成熟していった過程や、笑いの文化としての位置づけなどを調べ、論文にもまとめている。 「脳も筋肉も心も鍛え直されて、自分を律することができる。今元気なのは狂言のお陰かな」
 4月26日、中軽井沢図書館で「声に出して読む現代詩」をテーマに講演。はきはきとした軽妙な語り口で、聴衆を楽しませていた。
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