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キルトに魅せられて40年「手仕事を通じた交流を」

キルト作家 倉石 泰子 さん

DSC_0065.JPG 倉石泰子さん
 様々な布を繋ぎ合わせ、キルト綿と裏布を重ねて縫い合わせるパッチワークキルトでベッドカバーやクッション、バッグなどを作り続け、千葉県市川市の自宅工房を中心に制作指導も行っている。  日本貿易振興機構に勤めていた夫の転勤のため、1960ー90年代にかけ、アメリカ・サンフランシスコ、ニューヨーク、デンバー、カナダ・モントリオールに3~5年ずつ滞在。ニューヨークでアメリカンキルトに出会ってから約40年、アメリカ建国の歴史とも深く関わるキルトの世界に魅せられ続けている。

「開拓民が大陸を東から西へ移動する過程で、家を守る女性の針仕事からアメリカンキルトは生まれたものが多いんです。『女性が生きる』ということと、キルトは密接に関わってきました」

 モントリオールではファッションデザインを学んだ。世界中から作品が集まる「アメリカン・キルターズ・ソサエティー」主催のコンテストで2001年、着物から発想を得て制作したキルトウェアが2位入賞。2002年より、東京ドームフェスティバルに招待作家として新作を発表してきた。
 結婚を機に、夫の祖父母が暮らした軽井沢の山荘を訪れるように。2008年に発足した「軽井沢キルトの会」で毎月一回、レッスンを開いて、地元の人と交流を深めている。

「軽井沢の自然の中にいると、デザインの発想が湧いてきます。この空間でキルトの世界に浸れるのは幸せですね。いつか軽井沢の人が作ったキルトを集めた展示会を開きたい」

 来年2月、キルトと家庭料理を紹介する単行本『軽井沢の四季とキルト カントリークッキング』(仮題)を出版する予定。手仕事が祖母から孫、母から娘へ伝わって行く過程で生まれる優しさ、楽しさを大事にしてほしい、と想いを込めた。

「お料理でも縫い物でも、手仕事をしている時は、自然と誰かのことを思い、優しい気持ちになります。お母さんの優しい姿に子どもたちも幸せを感じるのでは...」

 大事にしている言葉は、アメリカの絵本作家ターシャ・テューダーが残した<喜びは創りだすもの、日々の暮らしの中にこそ喜びがある>。手仕事から生まれる豊かさを感じながら、倉石さんは今日も過ごしている。
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