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軽井沢新聞 スペシャル
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Kaleidoscope 軽井沢が見える万華鏡 No.20

新聞で見えてくることは何?

ph_201404-01.jpg 相馬雪香さん
「憲政の父」と言われる政治家・尾崎行雄の娘、相馬雪香さんは子供の頃から軽井沢で夏を過ごし、晩年は年間を通して軽井沢で暮らした。「難民を助ける会」を設立し、「軍備の再武装ではなく、道義と精神の再武装が世界の平和をもたらす」と呼びかけ、96歳で亡くなるまで世界各地を駆け巡った。その功績は大きく、エイボン女性大賞やカナダの「世界平和と人道援助促進功労表彰状」など数々の賞を受けている。最後にお会いしたのは、雪の降る軽井沢駅だった。私を見て「この頃の軽井沢はどうなの?」と尋ねられた。会議のため韓国へ向かうということだったが、このとき既に90歳を超えていた。

 雪香さんは20年以上前に、別荘訪問の取材で訪れた私に「新聞は1紙だけではだめ」ということを教えてくれた人だ。当時80歳近かった彼女は毎朝5紙を読み、そのうちの2紙は英字新聞だった。その頃の私は「ニュースがわかればいい」くらいの気持ちで、東京のときから読んでいた新聞と地元紙だけだったが、今は何紙かに目を通す。そうすると、それまでの新聞では見えなかったことが見えて来る。
「新聞を何紙も読むなんて無理」と言う人には便利なサイトを紹介しよう。『MEDIA WATCH JAPAN』 (http://mediawatchjapan.com)は、様々な問題について、各新聞社(全国紙)のスタンスがどうなのかがひと目でわかり、社説も検索できる。テーマは『アベノミクス、原発政策、憲法96条改正、集団的自衛権、普天間基地移設』など7項目。例えば、「集団的自衛権の行使」については、賛成なのが読売、日経、産経、反対なのが、朝日、毎日の新聞だ。ちなみに信濃毎日新聞は、社説などから反対ということがわかる。

 ごり押しで成立させた「特定秘密保護法案」、憲法解釈について「最高責任者は私だ」と言い、戦争のできる国へと進もうとする安部首相。武器輸出もできる「武器新原則」で利益を生み出そうとする日本。その一方、一向に収束しない福島第一原発の汚染水。新聞からは、日本が危険な曲がり角に来ていることが見えて来る。
 尾崎行雄はヨーロッパを視察して戦争の悲惨さを見聞し、軍国主義の強かった日本で軍縮を唱えた人だった。軽井沢には文化人だけでなく、政治家にもリベラルな人たちがたくさんいた。雪香さんが生きていたら、今の日本の政治をどう思うだろうか。

広川小夜子(軽井沢新聞編集長)

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