三井三郎助別荘に300人

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 4月下旬からの三井三郎助別荘見学ツアーに訪れた人が10月下旬で300人を超えた。明治33年に建築された別荘だけに傷みが激しく、早く修繕しないと朽ち果ててしまうのではないかという心配から、軽井沢総合研究所が中心になって「修理プロジェクト」を結成。募金活動と共に、食事付きの見学ツアーを始めた。昨年から行っているカニングハム別荘見学ツアーもやはり約300人の参加があり、歴史的な別荘建築への関心が高まっていることをうかがわせる。「三井別荘見学は1回に平均2~5人が多い」と担当の佐野誠さん。別荘地を通るので1回を少人数に限定している。吉村順三設計のカニングハム別荘は建築科の学生が多いという。「売り上げの多くは修理費用ですが、修繕はきりがありません。関心が高いので、来年はバリエーションを増やし、軽井沢の物語を更に伝えられるようにしたい」。
TEL050-5835-2038

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