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2011年10月 アーカイブ

2011年10月11日

自然光の中、森を散策している気分で絵画鑑賞 軽井沢千住博美術館が10月10日オープン

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 軽井沢千住博美術館が10月10日、塩沢の国道18号軽井沢バイパス沿いに開館した。日本画家・千住博さんが、1978年から2011年にかけて制作した約100点の作品を所蔵する美術館で、世界的な賞を受賞している建築家の西沢立衛さんが設計した。

「森の中を歩いているように、自然光で作品を見てもらいたい」という千住さんの意向で、美術館の周囲はガラスを多用。館内にもガラスを隔てて外部とつながる空間を4カ所に設置し、美術館の周りには150種以上の樹木や草花を植栽した。ガラスは作品が傷まぬよう、紫外線を通さない特殊加工のものを使用。本来の土地の起伏を生かした作りで、緩やかに傾斜する床も特徴だ。

 千住さん自身が、開館に合わせ選んだという展示作品は、流れ落ちる水の動きを表現した滝のシリーズや、子鹿が星空の下をさまよう絵本「星の降る夜に」の原画など47点。オープンに合わせて描いた新作「ウォーターホール」も展示している。

 美術館の他に、千住さんの画業をパネル写真や映像で紹介するギャラリー館、軽井沢の老舗パン屋「浅野屋」のカフェやミュージアムショップが入った建物も敷地内に併設。開館は9時半から17時。入館料は一般1200円、高校・大学生800円、中学生以下無料。12月26日から2月末までは冬期休館。TEL0267-46-6565

2011年10月13日

空間放射線量の測定結果受け、雨どい下の土の除去作業始まる

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 軽井沢町が町内の小中学校や保育園、児童館で10月上旬に実施した空間放射線量測定で、一部の施設の雨どい下などの線量が比較的高かったことから、町は10月13日より、一定の線量を超えた場所の土などを入れ替える作業を始めた。

 この日は、町住民課の職員4名が軽井沢南保育園で活動。まず保育園裏の雨どい下の地表を測定すると、空間放射線量は毎時0.75マイクロシーベルト。次に深さ15~20cmまで土や砂利を取り除いて測ると、線量は0.28マイクロシーベルト/hに減少。そこに別の場所から運んだ砂をかぶせると、さらに0.10マイクロシーベルト/hまで下がった。同じく排水溝では、始め0.24マイクロシーベルト/hだった線量は、溜まった排水や枯れ葉を取り除き、水道水を入れ直したところ0.13マイクロシーベルト/hに下がった。

 住民課の小林茂樹課長は「処理をすれば、効果があることはわかった。他の保育園や児童館でも測定値を見て、処理が必要な場所では土の除去などをその都度行っていく」と話していた。一施設の作業が終わった段階で、保護者に向けて処理前後の線量の値を報告し、測定はその後も継続して実施。除去した土や砂利は町有地で保管し、国の定める基準の発表を待ってどう処理するか決める方針だ。

 福島第一原子力発電所の事故を受け軽井沢町は、空間放射線量の測定を軽井沢病院の敷地で4月中旬より毎日、子どもが長い時間を過ごす小中学校、保育園など計14施設では6月下旬より週一回実施し、町のホームページなどで公表してきた。9月には地表や排水溝内の線量を測定できる新たな機器を購入し、10月始めの調査から導入。雨水が集まる場所は放射線量が高いと報じられていることから、施設の雨どい下を初めて測ったところ、最高で1.70マイクロシーベルト/hの線量が測定された。文部科学省は校庭の線量の目安を、1マイクロシーベルト/h未満としている。

2011年10月14日

姉妹都市カナダ・ウィスラーより学生ら12名、18日まで軽井沢滞在

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 1999年より軽井沢町と姉妹都市提携を結ぶカナダ・ウィスラー市から、10月12日に来日した13~15才の学生10名と引率の先生2名が13日、軽井沢町役場を訪れ藤巻進町長と懇談した。

 学生らは一人ずつ日本語で「私は○○です」と自己紹介。町長は軽井沢町について「14000軒の別荘がある日本有数の避暑地で、今夏は天皇皇后両陛下も過ごされた」と紹介。以前ウィスラーを訪れたときの思い出にも触れ、「美しく雄大な自然の中でサイクリングを楽しんだことが印象深い」と語った。
 代表で挨拶した学生の一人、アレクサンドラ・ジョンストンさんは「山に囲まれた軽井沢はウィスラーとよく似ている。時間は限られているが、違った文化をたくさん体験してカナダに帰りたい」と話していた。

 学生らは今年3月にウィスラーを訪問した軽井沢中学の生徒宅にホームステイし、学校の授業にも参加。軽井沢からほど近い白糸の滝や鬼押出し園のほか、諏訪湖なども訪れる。18日の朝まで軽井沢に滞在した後、東京で観光し20日に日本を発つ。

振り込め詐欺を未然に防ごう 金融機関で声かけ訓練

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 軽井沢警察署は10月13日、町内で金融機関の窓口業務にあたる職員を対象に、振り込め詐欺未然防止の声かけ訓練を長野県信用組合軽井沢支店で行い、5社から15名が参加した。

 息子から家のリフォーム代200万円を振り込むよう頼まれた被害女性が、同支店の窓口を訪れるという設定で訓練を実施。被害者役は軽井沢町防犯組合連合会の女性部員がつとめた。対応に当たった職員は、大金を振り込む人に事前に記入してもらうアンケートを女性に依頼。振込先の口座が女性の子どものものではないことがわかると、携帯電話で連絡して確認するようすすめ、詐欺に遭っていることを判明させた。

 対応した女性職員は「今回は訓練だったので上手く対処できたが、実際に窓口へいらした際、防げるかどうか不安。些細なところからでも気付いて、事前に止められるようにしたい」と話していた。 訓練を見守った五十嵐萬寿男軽井沢警察署長は「相手がお客さんなので、対応は難しい部分があると思う。それでも少しでも疑いがあれば、お金を振り込む前に警察に相談してほしい」と職員らに呼びかけていた。

 今年の長野県内の振り込め詐欺被害は9月末までに70件で、被害総額は約1億500万円。昨年は1年間で67件、被害総額は約7600万円だった。軽井沢でも8月に、60歳代の女性が220万円の被害に遭っている。

2011年10月17日

カラマツがすてきな家具に 木の文化を考えるデザイン展

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 森林の活用を願ってカラマツを素材に行われた「木のデザイン」公募展の受賞作品が、10月8日に脇田美術館で発表された。全国から応募のあった320点のうち、大賞に選ばれたのは長野市出身の小林啓伯さんの作品「kisori」。子供のころに触れた木の感覚を生かして作ったというこの作品は、変形に強いカラマツの特徴を知った上で、木材を微妙に反らした独特のデザインが評価された。軽井沢町在住の山田ワタルさんと藤森智香理さんの作品「からまつの林に入りて…」(左下写真)は、カラマツの形をモチーフにしたパーテーションで、こちらは入選を果たした。

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 入選作品は同日より脇田美術館で展示されている。「芸術を通して、日本の木の伝統や文化をもう一度みつめてほしい」と館長の脇田智さん。展示は11/25まで。TEL0267-42-2639(脇田美術館)

2011年10月21日

チャリティーの新そばまつりで800食が完売

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 10月16日、軽井沢町役場の駐車場で「軽井沢そばまつり」が行われた。そば打ちを楽しむ「軽井沢そばの会」のメンバーによるチャリティで、今年は6回目。テントの下で打ち、その場でゆでて提供するそばは、もりそばと天ぷらそばの2種類。そば打ち体験のコーナーでは、子供たちもチャレンジして楽しんでいた。

 上田から訪れた女性3人のグループは「新そばという文字が見えたので車を停めました。ちょうど、売り切れる前だったのでラッキー」と、もりそばに舌鼓。

 午前10時から始まり、午後1時半には用意した800食が完売となり、持ち帰り用に用意したそばで対応するという盛況ぶりだった。利益は東日本・栄村大震災の義援金に寄付される。

2011年10月26日

国道の街灯設置など生徒が要望  「三者でつくる軽高会議」開催

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 軽井沢高校は10月25日、よりよい学校作りに向け生徒、保護者、教職員の三者で意見を交わす「軽高会議」を開いた。三者の代表者に加え、同窓会役員や学校評議員ら総勢約40人が参加した。同校生徒会では全校生徒に向け、学校生活の中で改善すべき点、地域と交流を持つためのアイデアなどを事前にアンケートで収集。その中で多かった意見や要望を、会議で提案し話し合った。

 生徒らは「下校時に夜間は暗い場所があって危険」と、昨年の会議に引き続き国道18号沿いの街灯増設を要望。教職員側は、具体的な設置場所を示して軽井沢町に陳情したことを伝え、「雨宮池前の歩道1カ所には取り付けてもらえることで話が進んでいる」と、進展があったことを報告した。

 他には、ホームルームの時間を使って各学級一年に2回行っている校外清掃を、「地域貢献になるので回数をもっと増やせないか」と生徒らは提案。すると「文化祭の準備など他にも予定が組まれていて、自由に使える時間は限られている。放課後等を利用し、自主的にやりたいと言うのであれば協力する」と教職員側は回答した。

 また、「町内小学校の英語の授業に、先生のアシスタントとして参加したい」という生徒からの要望に対しては、「素晴らしいことだと思う。どうすれば実現できるか考えたい」と教職員側が応じた。この日は他に、軽井沢高校前のしなの鉄道の駅設置、文化祭の日程改善などについて生徒から提案があり話しあった。

 会議後、同校の内堀繁利校長は「与えられたものをただ行うだけではなく、学校生活で感じていることを主張し、自分たちも学校を作り上げている一員だということを生徒には感じてほしい」と話していた。同会議は1999年より始めて25回目。過去には生徒から会議で要望のあった、冬場のカーディガン着用がのちに認められたこともある。 次回は2月に開く。

2011年10月31日

ペイネ美術館開館25周年 睡鳩荘で記念パーティー開催

 「恋人たちのシリ−ズ」で知られるレイモン・ペイネの美術館が、軽井沢にオープンして今年で25周年。10月29日、これを記念するパーティーが塩沢湖畔の睡鳩荘で開催された。

 ペイネ美術館はアントニン・レーモンドの「夏の家」を25年の間、使用してきたが、現在「レーモンド夏の家特別公開」を行っているため、11月28日までの期間は睡鳩荘(旧朝吹登水子別荘)で展示している。

 ペイネはフランス人、朝吹登水子さんはフランス文学翻訳家というフランスつながりなので、この日のパーティーはフランスワインとチーズを楽しむ会となった。暖炉の燃えるサロンではヴァイオリンのミニコンサートも行われ、訪れたゲストたちは優雅な雰囲気のひとときを楽しんだ。

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ヴォーリズ建築としても知られる旧朝吹家の別荘。
重厚な佇まいが、古き良き時代を偲ばせる。

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枝並千花さんが奏でるヴァイオリンの音色が湖畔に響き渡った。

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2階にはペイネの絵が飾られている。震災の復興支援のために特別展示された原画は
必見。

来年9月開催のコウモリフェスティバル 主催者が協力求め、町長訪問

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 コウモリの会(神奈川県)の水野昌彦事務局長とピッキオのスタッフが、2012年9月1、2日に軽井沢で開催する「第18回コウモリフェスティバル」への町の協力を求め10月31日、藤巻進町長を訪問した。同フェスティバルは、悪いイメージが先行するコウモリについて、正しい理解を深め印象を良くしてもらおうと、全国各地で毎年開催され来年は18回目。

 この日、水野さんらは今年7月のフェスティバル(山梨県櫛形山)で使った、コウモリをイメージした衣装に身を包んで登場。イベントの主旨などを町長に伝え、標本などを見せながらコウモリの生態について説明した。ピッキオによると、軽井沢では2010年夏より生態調査を進めていて、ウサギコウモリやモモジロコウモリなど6種類の生息を確認しているという。

 コウモリについて町長は「どこにでもいて、どんなところでも生きていけそうなイメージ」と話すと、水野さんは「実は天敵が多く、カラスやカモメのほか、テンやイタチ、ヘビなどからも狙われている」と応じた。また、益鳥としても知られるコウモリは「農家の害虫駆除に役立っていることは間違いない。ただ研究者が少なく、分布調査もされていないので、特定の種類が減少してもわからないのが現状」と課題について話した。

 「第18回コウモリフェスティバル in 軽井沢」は2012年9月1、2日、ロイヤルプリンス通りにある「千代田区少年自然の家」を拠点に開催。コウモリの研究発表のほか、野鳥の森での観察会などを行う予定で、主催者は「大勢の地元の子供たちに参加してほしい」と話している。

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