大河ドラマの題字でも注目 女流書家の作品46点展示

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 NHK大河ドラマ『平清盛』の題字を揮毫した女流書家・金澤翔子さん(27歳)の作品展「清冽な息吹 金澤翔子 渾身の書」が、軽井沢現代美術館で開催されている。金澤さんは生まれてすぐにダウン症と診断され、5歳より書家である母、金澤泰子さんに師事し書道を始めた。今展では、10歳のときに揮毫した「般若心経」や宮沢賢治の詩「雨ニモ雋 ケズ」全文のほか、「夢」「笑」「光」「花」の漢字など、計46点を展示している。
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 企画展初日の7月1日は、金澤さん本人が来館した。100人ほどの観客が見守る中、集中のための祈りを捧げたあと、一気に、力強く「飛翔」の2文字を揮毫。「夢」という文字が好きと言う金澤さん。観客からの「夢は何ですか」の質問に「30になったら一人暮らしをします」と笑顔で応じた。金澤さんの作品について、同館代表の谷川憲正さんは「展示している他の現代美術にも雋 けないパッションがある」と語っている。

展示は7月29日まで。入館料は一般1000円。TEL0267-31-5141

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