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軽井沢高生も制作に協力 外国人歓迎の90施設、英語で紹介した本が完成

2012年10月30日 18:14

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 通訳ガイドや翻訳などを行う「軽井沢ガイドサービス」がこのほど、軽井沢と周辺の外国人歓迎の施設を英語で紹介した『英語版軽井沢ガイドブック(和訳付)』を出版した。1ページ1施設で、ホテルやレストラン、土産屋など約90施設を紹介。宿泊料金や食事メニュー、商品の紹介とともに、写真や施設のスタッフのコメントも掲載した。

 本を編集した同社の永島千絵さんは、通訳ガイドを行っている際、「どの店に行ったらいいかわからない」外国人旅行客が多いことを実感。一方で「外国の方にもっと来てほしい」施設側の声も耳にし「双方を結び付ける英語のガイドブックが必要」と感じていた。今回、本が出来上がったことで、「この本を参考に、行く 所を決める旅行客が増えると嬉しい」 と永島さん。

 本の制作は長期インターンシップとして、軽井沢高 国際文化科3年生の大泉舞さん、村松小百合さん、渡邊愛さんも6月より協力。放課後や夏休みを利用し、お店からの掲載情 の翻訳やデータ入力、完成した本の発送などを手伝った。永島さんは「3人とも意欲的で、教えたことはどんどん吸収し、助けてもらった部分も多かった」と、制作の日々を振り返った。

 本は平安 各店、土屋写真店、アマゾンなどで販売。525円。TEL 090-6958-3616(軽井沢ガイドサービス)

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全国各地のイメージ曲創作 別荘住民の麻生さん、軽井沢で初めての演奏会

2012年10月29日 11:58

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 軽井沢に別荘のある元商社マン・麻生英臣さんが作った全国各地のイメージ曲を、知人の音楽家が演奏するコンサートが10月28日、サァラ軽井沢で開かれた。フルートとピアノの調べに、約20人の観客が耳を傾けた。

 麻生さんが趣味で曲づくりを始めたのは約30年前。勤務していた大手商社からの出向先で、地方の伝統文化を調査した際「音楽を地域活性のツールにしよう」と、思い立ったのがきっかけ った。これまでに約40曲を創作した。2004年には、追分宿を舞台にした「信濃追分 分去れを右へ」を作曲。江戸を追われて 賀を目指す若侍が、追分宿に立ち寄ったことを想定し、心情をメロディーにした。

 コンサートはフルート奏者の井上昭史さんと、井上さんの妻で、編曲を担当したピアニストの井上真美さんが演奏。軽井沢で初披露となった「信濃追分 分去れを右へ」のほか、東京スカイツリー完成を祝って作ったワルツ「隅田川の青空」、五木寛之さんの小説『朱鷺の墓』からインスピレーションがわいた「新潟オロシア岬」など、麻生さんの曲を中心に13曲を奏でた。哀愁漂う音色に、目を瞑って きながら聞き入る聴衆もいた。
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 コンサートを終え、麻生さんは「軽井沢には代表曲がない。次は軽井沢をイメージした曲を創作したい」と挨拶。友人と2人で訪れた追分の女性は「力強くも温かい演奏が 晴らしかった。麻生さんの挑戦する力と情熱は、とても75歳と思えない」と感嘆していた。

(写真左下)
演奏会で挨拶する麻生英臣さん。

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恒例「新そばまつり」600食完売

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 今年で7回目を迎えた「新そばまつり」が、10月28日に軽井沢町役 の駐車 で開催された。軽井沢紅葉まつりの一環として行うイベントで、この日は10時から3時までの間にたくさんの人が訪れ、手打ちの新そばの味を楽しん 。

「軽井沢そばの会」が主催し、軽井沢町商工会や全国麺類文化地域間交流推進協議会なども後援。昨年に引き続き東日本復興支援チャリティーとして、売上金の一部を寄付する。

 東京から観光に訪れた磯島さんと古瀬さんは「歯ごたえがありおいしい」と温かなかき揚げそばに舌鼓。午前中に行われたリゾートマラソンの応援のあと、立ち寄ったという御代田町の小山さんら3人は「新そばなので、そばの風味を感じる」ともりそばを 能していた。
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 会長の内藤功次朗さんは「昨年は800食を売り上げたが、朝から雨 ったため今年は600食用意した」と話していたが、雨は昼 には止み、予定より早く1時30分には完売した。

(写真右上)
恒例となった新そばまつり。この日は気温が低かったため、温かなかき揚げそばが人気 った。
(写真左下)
そば打ち体験を楽しん 人も。

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県内唯一 軽井沢中学 カーリング部が13年ぶり始動

2012年10月25日 14:41

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 軽井沢中学 に県内では唯一となるカーリング部が13年ぶりに復活し、10月23日に初練習を行った。軽井沢中学 では過去にも2000年までカーリング部が存在したが、顧問の先生の異動にともない消滅。今後は、軽井沢中学の名前を掲げたチー でジュニアの大会に出 することも視野に入れ活動していく。

 部員は9名(男子6・女子3)で、全員地元の軽井沢カーリングスポーツ少年団に所属。少年団の練習日である月・水曜日に え、火・木・金曜日もカーリング部としてリンクでの練習ができるようになった。特定のコーチは置かず、当面は軽井沢カーリングクラブの会員が交替で指導にあたる。23日は、実践を想定した練習を中心に1時間半汗を流した。
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 部長に就任した3年生の甲斐周君は「練習量が増えれば技術も上がる。氷の状況は日によって変わるので、毎日経験が積めるのは嬉しい」。また、この4月より軽井沢中学に赴任した小松雅人 長は、初練習を見学し「日本の女子のトップチー である中部電力の選手は5人中4人が軽井沢中学の出身。先輩を目指して 張ってもらいたい」とエールを送っていた。

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来年秋の公募展に向け カラマツ 材の「木のデザイン」募集

2012年10月23日 15:15

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 脇田美術館は11月より、カラマツを 材にした「木のデザイン」公募展の作品募集を始める。新たな木の文化を提案していくのを目的に、日常的に使える複製可能な作品を募る。2011年に続き2度目の開催。来年3月上旬まで募集し、数回の審査を経た入選作品が来年10~11月に同美術館で展示される。

 前回は全国より320点の応募があり、ベンチやパーテーションなど入選した18点を展示。今回は循環型の森林経営に取り組む北海道下川町も共催。安斎保下川町長は「木の温もりや優しさを感じられるデザインに期待したい」。また、前回の審査員を務めた、橋梁などのデザインを手掛ける大野美代子さんは「誰も想像つかないような、独創的な作品が来ると面白い」と話している。応募要 、スケジュールは11月に脇田美術館のHPで公表予定。 TEL0267-42-2639
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はしご車や防災ヘリも出動 浅間山噴火想定し防災訓練

2012年10月17日 17:50

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 軽井沢町は10月17日、浅間山の噴火と土石流発生を想定した防災訓練を軽井沢浄化管理センターなどで行った。消防団や関係区など36機関から約600人が参 。シナリオを事前に公表しないブラインド方式による訓練も今回初めて実施し、非常事態の対応を確認した。訓練は2年に一回実施している。

 訓練は、浅間山が中噴火を起こした約2週間後、大雨によって 積した噴出物が、土 災害を引き起こすという設定。湯川、熊沢川周辺の千ケ滝西区、中軽井沢区など7区の住民を避難誘導、土のうを積み上げる水防訓練、豚汁や五目ご飯を作る炊き出し訓練などを行った。

 ブラインド方式の訓練は、4パターンを 々に実施。<家屋に人が閉じ込められた>という想定では、緊迫した空気の中、消防隊員が家屋の模型にチェーンソーで出口を作り出し、「歩けますか」「痛むところはありませんか」などと声をかけながら、中から住民を救出した。また、火災が山林に燃え広がったことを想定し、はしご車や防災ヘリコプターも出動して消火活動にあたった。
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 対策本部長を務めた藤巻進町長は訓練終了式の挨拶で「浅間山は多くの恩恵をもたらすと同時に、ひとたび噴火すると人間の力では対応できない被害をもたらす。訓練を重ねることで減災、防災に繋げ、災害に強く、安心して暮らせる軽井沢を作っていきたい」と話していた。




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新事業創出全国フォーラ 開催 出井伸之さんら軽井沢について討論

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 全国の中小企業の経営者らが集まり、新たな事業展開を模索する「第8回新事業創出全国フォーラ in長野 世界から長野へ」が10月16日、軽井沢プリンスホテルで開かれ、軽井沢ゆかりの3人によるパネルディスカッションがあった。

 パネラーは、クオンタ リープ代表取 役で軽井沢に別荘がある出井伸之さん、2014年秋に開 する「インターナショナルスクールオブアジア軽井沢」の設立準備財団代表理事の小林りんさん、藤巻進軽井沢町長の3人。小布施 代表取 役の市村次夫さんがコーディネーターを務め、「まちに必要な賑わいとは『どうする日本の地方都市』」をテーマに討論した。

 出井さんは現在の軽井沢について「経済的成功を求めすぎている。賑わいが町を駄目にすることもある」と 告し「東京の真似ではなく、個性を生かした町づくりが大事」と続けた。また、軽井沢の夏の渋滞について話が及ぶと、出井さんは「電気自動車以外は通行を規制し、自転車と歩行者がもっと通りやすい道を整備してはどうか」と提案。すると、小林さんも「瞬間的に観光客は減るが、町の価値を上げていくことにつながるかもしれない」と応じた。

 さらに、出井さんは軽井沢の問題点として「別荘に来る人と町の人とがあまりに分断されている」ことを挙げ、「双方が集まって、町づくりなどについて話し合える仕組みがないと、ユニークな求心力のある町にはなれない」とした。一方、藤巻町長は「別荘住民の意見を反 させる制度は必要 と思う。実現できるかわからないが、役 内に別荘課の設置が必要 と感じている」と話していた。

「第8回新事業創出全国フォーラ in長野」は独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部などが主催し、約350人が参 した。パネルディスカッションのほか「潮流激変時代の起業家的視点」と題した、東京大学名誉教授・月尾嘉男さんの基調講演などもあった。

明治の名作から現代の新作まで、 旧三 ホテルの広間に軽井沢彫を展示

2012年10月11日 10:20

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 軽井沢彫家具組合による『軽井沢彫家具展』が国の重要文化財・旧三 ホテルで開催され、多くの観光客の関心を集めている。

 会 には、明治期のイスや昭和初期のテーブルなど歴史的な軽井沢彫の家具が並び、一般的に知られている桜模様の軽井沢彫とは異なる趣の軽井沢彫を見ることができる。

 軽井沢彫家具組合では「100年の歴史を持つ軽井沢彫のブランド化事業」の一環として、外部専門家による講習会やワークショップを重ね、レベルアップを図ってきた。今回の展示会では、その成果ともいえる新作も発表している。
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 水紋や鋲を取り入れた新しいデザインや現代的にアレンジしたバラやブドウなど、新たな試みと意欲が窺える作品が並ぶ。「生活様式が変わっていくので、それに対応した家具 りを心がけています」と同組合担当者。「旧三 ホテルでは、昨年に引き続き2回目。この雰囲気に軽井沢彫が合っていると思います。10月6・7・8日の3連休で約2000人が訪れました。初めて軽井沢を見る人も多く、じっくり見てもらえる良い機会ですね」

(左下写真は明治期の菊模様のテーブルとハートイス)

第10回国際オーボエコンクール 2位、3位に日本人が入賞

2012年10月10日 09:59

 1985年から3年ごとに開催され、10回目を迎えた『国際オーボエコンクール』が9月30日から10月8日の9日間にわたって、軽井沢大賀ホールで開催された。27の国と地域から160名の応募があり、第1次予選(音源審査)で51名が選ばれ、10月3日からの第2次予選では18名が残り、本選には5名が挑ん 。
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 10月7日に行われた本選では日本から2名、韓国1名、スウェーデン1名、ロシア1名、フランス1名が課題曲ドラティ“オーボエのための5つの小品”、モーツァルト“オーボエ協奏曲”を演奏した。

 その結果、1位“大賀賞”はフランスのオリヴィエ・スタンキエーヴィチさん、2位は日本の金子亜未さん、3位は近藤那々子さんがそれぞれ受賞した。今回から設定された、観客による投票で決まる“軽井沢町長賞”は2位の金子さんが選ばれた。

長野新幹線開業15周年を記念し、軽井沢駅構内でクラシックコンサート

2012年10月09日 16:03

 JR軽井沢駅は10月6日、長野新幹線開業15周年を記念し、「エキナカコンサート」を開いた。駅構内コンコースで、新幹線が到着する時間にあわせ、軽井沢ファミリーオーケストラのメンバー6人が公演。フルート3人、ヴァイオリン1人、チェロ2人という構成で、「おおブレネリ」「踊り明かそう」「ガボット」など8曲を演奏した。新幹線を降りた多くの観光客らが歩調を緩め、中には足を止めて聞き入る人もいて、演奏が終わるごとに拍手が起こっていた。
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  木県から 修で訪れた綱川桂子さんは「ガボットは私の好きな曲の一つ。好きな曲で迎えられて幸せな気持ちになった」。クラス会で小諸市を訪れていた渋谷区の女性は「 敵な音色。聞き入っていたら、乗り遅れちゃいそう」と名残惜しそうに、階段を下りていった。

「エキナカコンサート」は12月まで、土曜日を中心に定期的に行う予定で、10月13日は軽井沢少年少女合唱団が出演する。

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