軽井沢ウェブ by 軽井沢新聞社

軽井沢新聞社Presents 軽井沢発の総合情報サイト「軽井沢ウェブ」

メニュー

別荘地見回り、12000軒の防犯診断始まる

2012年11月28日 13:25

 本 的な冬シーズンを前に、軽井沢警察署と軽井沢町別荘管理防犯組合は11月28日、別荘の一斉防犯診断を始めた。別荘荒らしの被害防止のため12月11日まで、署員や組合員延べ約290人が参 し戸 まりなどを点検する。

 見回るのは「防犯診断不要」の届けがあった別荘などを除いた約12000軒。組合員らは「戸 まりができているか」「窓や水道施設に 損がないか」一戸ずつ診断。問題がなければ、「防犯診断証」のシールを玄関入口に張りつけ、問題が見つかれば、管理人を通じて別荘所有者に 告する。
121128.JPG
 初日の28日は、旧軽井沢公民館で開始式を行ったのち、計約50人が旧軽井沢地区の診断へ向かった。同署生活安全課の担当者によると、ここ数年は、防犯診断中に別荘荒らし被害が見つかったケースはない。しかし、未施 や電気の消し忘れは、毎年必ずあるという。

軽井沢WEBへ戻る

軽井沢中部小吹奏楽部、初の全国大会で最優秀賞 1月に町内で演奏会も

2012年11月27日 10:05

121127-03.JPG
 日本管楽合奏コンテスト(主催:日本音楽教育文化振興会)の小学 部門で、最優秀賞に選ばれた軽井沢中部小学 吹奏楽部の代表部員12人と講師の内田満さんらが11月26日、町役 を訪れ藤巻進町長に結果を 告した。町長は「軽井沢町の誇りに思う。内田先生の指導は厳しいと聞いているが、皆さんがそれに応えた成果」と最優秀賞受賞を喜んでいた。

 小学 部門は11月11日、文京シビックホール(東京都文京区)で開催。全国から寄せられたCD音源(応募総数は非公開)の審査を通過した31 が出 した。中部小吹奏楽部にとっては初の全国大会。コンテストのレベルは高く、他 の演奏を聞いていた内田さんも「思わず逃げ出したくなった」ほど。それでも「逆に開き直ったのか、みんな良い演奏をしてくれた」と内田さん。10 に与えられた最優秀賞の を手にした。

 部員は4年生から6年生までの78人。始業前や放課後の時間を利用し練習に励んできた。部長の中嶋莉果子さんと副部長の細川若奏さんは、最優秀賞の発表を聞いた瞬間は「ありえないと思った。2人で顔を見合わせて喜ん 」と話した。

 来年1月12日、軽井沢大賀ホールで開く「ありがとうコンサート」に向け、練習を重ねている。コンテストで演奏したクラシック曲とは違い、ポップスやジャズなど、幅広い世代に受け入れられる曲目を予定。「初めて聴く人にファンになってもらえるような演奏をしたい」と、中嶋さんをはじめメンバーは張り切っている。コンサートは無料。14時開演。

軽井沢WEBへ戻る

新軽井沢に自主防災組織、事業所とも連携し万が一へ備え

2012年11月26日 19:29

 軽井沢町より認定書が交付され、新軽井沢区に自主防災組織「新軽井沢地区自主防災会」が11月26日、発足した。町内の自主防災組織は、中軽井沢区に次いで2例目。

 災害時は区の役員が防災委員を務め、情 収集、救出・救護、避難誘導など5班に分かれて対応。平常時は応急手当の知識普及、情 伝達体制の確立、避難 所の周知に務め、訓練も実施する。町の認定を受けたことで、各事業所とも連携を深め、ともに防災方法について検討していくという。
121126-01.JPG
 軽井沢プリンスショッピングプラザや大型ホテルが点在する新軽井沢区は、繁忙期に人数が膨れ上がる。自主防災会の代表を務める星野弘区長は「万が一に備え、区民 けでなく観光客も含め、被害が少なく済むよう準備したい」と話していた。

軽井沢WEBへ戻る

「時間止まっている」 軽井沢から支援行う団体ら3組、被災地の現状を 告

2012年11月21日 13:33

121121-01.JPG
 東日本大震災の被災地に向けた支援活動を行う、軽井沢町内の個人や団体計3組による活動 告会がこのほど、木もれ陽の里で開かれた。現地の様子や活動内容を 告し合って連携を深めようと、福島県南相馬市の原町中央産婦人科医院を継続的に支援している「ままふあり」が、他の2組に呼びかけ実現。それぞれの団体関係者ら約20人が参 した。

 まず、軽井沢町社会福祉協議会主催のボランティアバスパックに参 した山岸征男さんが 告。町社協では、昨年6月よりこれまで計5回、岩手県大槌町へ向けたバスパックを実施。今年7月の第4次バスパックでは、地元の人からの要望で花壇を作った。大槌町浪板地区の国道脇に、地元の人と協力し1500 のコリウスを植 。9月の第5次バスパックでは、津波によって異物が埋もれたままの吉里吉里海岸の清掃を実施。 を掘りおこし、ふるいにかけてガラスの 片や石などを取り除いた。山岸さんは9月に訪問した際、7月に植えたコリウスが立派に育っているのを確認し「嬉しい気持ちになった」と話した。

 続いて「ままふあり」の城川記代江さんが、メンバー有志により製作した手作り支援品などを医院へ届けるため、今年10月に南相馬を訪れた際の様子を紹介。市内の小高地区は、福島第一原発事故の影響で、今年4月まで警戒区域に指定されていたこともあり、未 に地震や津波により倒壊した家屋や寸断された道路が残る。その写真を し「時間が止まっているのでは、と錯覚するほど復興の文字が くに感じた」と城川さん。さらに、「忘れないこと、想いを寄せることは、気持ちさえ被災地に向けることができれば誰にでもできる。これからもその気持ちを大切にしていきたい」と めくくった。

 最後に、宮城県南三陸町や福島県南相馬市で、個人で活動している軽井沢町の本城慎之介さんは、被災者と関わりを持つ中で耳にした印象的な8つの言葉を紹介した。
 <時々、呼吸するのを意識しちゃうのよ。本当に大丈夫かなって>
 これは、南相馬市で出会った女性経営者が口にした言葉。「南相馬では呼吸したり、水道水を飲ん りする時に、大丈夫かなと意識してしまう。それは大変なストレスに違いないけれど、それと向き合って暮らさざるを得ない現実がある」と話し、今後の活動に向け「相手の尊厳を大切にした活動の在り方を吟味していきたい」と話していた。

軽井沢WEBへ戻る

技能五輪全国大会のフラワー装飾、エス・ケイ花企画から金銀ダブル受賞

2012年11月20日 19:27

 23歳以下の若者が、ものづくりやサービスの技術を競う「第50回技能五輪全国大会」のフラワー装飾部門で、金賞を受賞したエス・ケイ花企画(本社:軽井沢町)の佐々木士将(のりゆき)さんと、同じく銀賞受賞の水野結月さんが、藤巻進町長を表敬訪問した。

 フラワー装飾は、全国より36人がエントリーし、今年の入賞は8人(金1、銀3、銅4)。制限時間内に花束、ブライダルブーケ、テーブルデコレーションのデザイン画をそれぞれ描いて創作。基本技術や作品の色・形のバランスに え、独創性などが審査された。

 大会当日の会 風景や完成作品の写真を見ながら、町長は「大会を振り返ってどうですか」と尋ねると、佐々木さんは「銀賞をとった昨年よりプレッシャーがあったが、金賞が決まってホッとしました」。水野さんは「初出 で緊張して の雰囲気に飲まれそうになったが、何とかこらえて落ち着いてできました」と応えていた。
121120-02.JPG
<2人のコメント>
(写真左)佐々木士将さん(エス・ケイ花企画佐久店勤務)
「失敗もあり入賞は難しいと思っていたが、金賞と聞き、思わず椅子から立ち上がって喜ん 。来年4月のフラワードリー ジャパンカップに出 が決まっているので、そこでも良い結果が出せるよう 張りたい」

(写真右)水野結月さん(エス・ケイ花企画サクロ・ベルフォーリオ勤務)
「(銀賞受賞は)仕事が終わってから、遅くまで指導してくれた先輩たちのおかげ。大会に向けた練習は、ものすごく勉強になったので、普段の仕事にも生きてくると思う。来年は金賞を目指します」

軽井沢WEBへ戻る

「民間レベルで交流をもっと」 軽井沢日中友好協会が設立

121120-01.JPG
 軽井沢日本・中国友好協会の設立総会が11月18日、軽井沢プリンスホテルで開かれた。約80人が参 し、日本と中国の民間レベルの交流促進に向け、会則や活動目標などを定めた。

 総会では、北京大学日本 究センター名誉教授の佐藤敬治さんを会長に選出。女性や青年層の会員増 、軽井沢町、御代田町やその周辺で暮らす中国人との交流に力を入れることなどを、活動目標として承認した。さらに、長野県の姉妹都市・河北省内にある承徳市との交流に向けた準備を進めることも決めた。

 会員は通常会員、賛助会員、準会員の3種。通常会員は全国版日中友好の新聞「日本と中国」を購読できるが、賛助会員はできない。準会員は中国帰国者とその家族、中国留学生、実習生、中国からの花嫁が対象。いずれも入会金1000円が必要で、年会費は通常会員8400円、賛助会員4000円(個人)、準会員は免除。

 現在、尖閣諸島を巡る問題で、日中関係は冷え込んでいる。それでも、佐藤さんは「民間レベルであっても、日中の交流が盛り上がれば、政治体制を変えることができる」と友好協会設立の意義について語った。

 この日は総会に続き、中国大使館・参事官の文徳盛さんによる記念講演もあった。文さんは「環境を保護しながら、平和的に発展してきた日本からは学ぶことがたくさんある」とし、現在の日中間の冷え込ん 状況を懸念し「早くこの困難を乗り越えなければならない」と話した。

軽井沢WEBへ戻る

林の中で動物の痕跡探し、ホタルの生息地や釜ヶ淵へ 軽井沢高 町内ツアー

2012年11月16日 18:23

121116-02.JPG
 軽井沢高 国際文化科2年生の21人が11月15日、「国際コミュニケーション」の授業の一環で、町内各地の自然や歴史について学ぶツアーを実施した。 軽井沢野生動物問題 究会クロス理事長で成城大学教授の打越綾子さんが案内役を務め、マイクロバスで町内5カ所を巡った。

 生徒は8月より、クロスが製作した「軽井沢森の詩カルタ」を通じ、軽井沢の自然や野生動物について学習。句の説明文の英訳なども行った。9月に町内で開いた英語キャンプで、打越さんがかるた製作の経緯などを説明し、一緒にかるた大会などを行ったことで交流が始まった。

 この日、まず向かった先は小瀬林道の国有林。薮が茂る山道を散策し、動物の痕跡を探した。クマがドングリやミズナラを食べたあとにできる熊棚を樹上に見つけると、打越さんは「クマは木の上で枝を折って、人間が焼き鳥を食べるように木の実を食べる」と解説。さらに、木の幹の低い部分で皮が剥がれているのを指し示し、カモシカが角を磨いた痕と説明。すると、落ちていた枝を に付けて木に擦りつけ、カモシカの真似をする生徒もいた。

 続いて一行は下発地のホタル生息地へ。6~7月には、たくさんのホタルが水路の上を飛び交うと聞いた生徒からは「ホタルいるの。見てみたい」との声も。打越さんは、ホタルはカワニナという巻貝を食べて育つことを説明。「毎年、地元の人が水路を掃除し、石灰石を流してカワニナが育つ環境を整えている」と話した。
121116-01.JPG
 他にもこの日は、カッパ伝説が残る釜ヶ淵や旧満州から戻った人々が開拓した大日向地区の昭和天皇巡幸記念碑、軽井沢町役 の議 も巡った。生徒のキンパン・アイリスさんは「クマやカモシカの痕跡を発見した森の散策は楽しかった。できれば、野生動物に会いたかった」と話していた。

軽井沢WEBへ戻る

ラウンドアバウトの実験始まる 初日はルールわからない自動車も

2012年11月13日 18:09

121113-05.JPG
 軽井沢町は11月13日、重大事故抑制に向けた社会実験のため、六本辻交差点でラウンドアバウトの運用を始めた。実験は3月末まで が、5月の大型連休の様子も調査するため、その後もラウンドアバウトを継続する。

 ラウンドアバウトでは、自動車は交差点に進入する手前で一時停止。左折のウインカーを出して円形の「環道」に入って時計回りに走り、やはり左折のウインカーを出して目的の方向へ抜ける。自転車で通行する 合は、車と同じく環道を時計回りに走行するが、自転車を引いて歩く 合は歩行者同様、歩道と横断歩道を利用する。

 六本辻を通学する児童がいる軽井沢東部小学 では、13日朝の全 集会で、実験を担当する町都市デザイン室の職員が、通行の注意点などを説明。プロジェクターで交差点の見取り図を し出し、歩く導線などを示した。また、同交差点を通る際の約束事して「横断歩道では左右をよく確認して、右手を上げて渡りましょう」「自転車は降りて、押して渡りましょう」などと呼びかけた。
121113-06.JPG
 この日は初日ということもあり、下 時は、東部小教諭が交差点まで引率した。児童見守り隊として交差点に立った川俣政雄さんは「横断歩道を渡る時間が短くなった分、歩行者は安全になったと思う」。一方で、「ま 初日のせいか、一時停止を無視したり、ウインカーを出さずに進入し、出ていく自動車が目立った」と、通行のルールを理解していない自動車が多かったことを指摘していた。

軽井沢WEBへ戻る

「ソチ五輪目指し 張って」 カーリング男女代表を激励

121113-01.JPG
 長野県カーリング協会は11月12日、「パシフィック・アジア・カーリング選手権大会」に出 する男子「SC軽井沢クラブ」、女子「中部電力」の壮行会をスカップ軽井沢で開いた。同協会長の佐藤雅義さんが、「世界選手権出 へつながる2位以上を目指し、自然体で 張ってきてほしい」と激励。スカップ軽井沢の利用者らが応援メッセージを書き込ん 日の丸を、それぞれのチー に手渡した。

 中部電力の市川美余主将は「オリンピック出 は創部当初からの夢 が、今は私たち けの夢ではない。熱い応援を背に全力で戦ってきたい」。SC軽井沢クラブの両角友佑主将は「自分たちにできるのは、全力を出すこと け。良い結果を出せるよう 張ってきたい」と健闘を誓った。

「SC軽井沢クラブ」のメンバーがコーチを務める、軽井沢カーリングスポーツ少年団所属の軽井沢中部小学 4年・土屋諒真君は「日の丸には『世界一目指しガンバレ』と書いた。絶対オリンピックに出 してほしい」と話していた。

「パシフィック・アジア・カーリング選手権大会」は11月16日よりニュージーランドで開幕し、男子7カ国、女子6カ国が出 。男女とも上位2カ国が、ソチ五輪出 の選考をかねる来年3月の世界選手権に進める。

軽井沢WEBへ戻る

約100人参  軽井沢国際交流協会のセレモニー

2012年11月12日 13:10

121112-01.JPG
 国際交流の推進に取り組む「軽井沢国際交流協会」が11月10日、NPO法人化を祝うセレモニーを中央公民館で開いた。会員ら約100人が参 し、立食パーティーで親交を深めた。

 同協会は、軽井沢を「様々な文化を持つ人が集う国際的な街に」することを目指し5月に発足。9月にNPO法人を取得した。会員は現在約150人。町内の外国人居住者を対象にした生活情 の提供や日本語学習指導、異文化理解のための交流イベントなどを行う。

  内には、これまで町内で開かれた国際的なイベントや、姉妹都市カナダ・ウィスラー市との交流を紹介する写真パネルのほか、町内で暮らす外国人の出身30カ国を付箋で示した世界地図も展示された。
121112-02.JPG
 来賓として出席した藤巻進町長は挨拶で、「今後は行政から協会へ、サポートを依 する機会もあると思うが、そのときは協力をお願いしたい」。同協会の山本浩行理事長は「他団体とも連携しあい、相乗効果を出していきたい。会員の皆さんからもアイデアを出してもらい、夢を実現したい」と話していた。

 国際交流に関心があれば町内外、年齢を問わず会員になれる。個人会員は年会費1000円。何人でも家族会員は1500円。TEL0267-45-4101(山本)

軽井沢WEBへ戻る

環境に良い町へ 電気自動車用急速充電器、役 駐車 に設置

2012年11月08日 15:30

 軽井沢町は11月8日、日産自動車(神奈川県横浜市)より寄付を受け、町役 西側駐車 に設置した電気自動車用急速充電器(90万円相当)の供用を始めた。充電はバッテリー残量低下の警告灯が点いた状態より、30分で約80%まで可能。年間を通じ24時間誰でも、事前申請の手続きがなく無料で利用できる。

 日産以外の車種にも対応し、町所有の電気自動車の公用車2台(日産リーフ、三菱ミニキャブミーブ)も充電に使用する。 工事は太陽光パネルの設置、電気室の改修とあわせて行い、予算の総額は882万円。

 寄付の話は昨年8月、日産から長野県へ寄せられた。県内でも軽井沢町が次世代自動車の普及に積極的なことから、県との協議の末、町が寄付を受けることに決まった。県内の市町村庁舎で急速充電器を設置しているのは、松本市庁舎に次いで2例目。
121108-01.JPG
 供用初日の8日に開いたセレモニーでは、テープカットを行い、藤巻進町長より日産自動車に感謝状が贈られた。そのあとで、公用車のリーフに、町長が充電のデモンストレーションを行った。町長は挨拶で「今年の春から夏にかけて、別荘の方から『充電器があれば、リーフで軽井沢に行きたい』という問い合わせを何件か いていた。電気自動車の普及が進み、CO2排出の少ない環境に良い町を作っていければ」と話していた。

軽井沢WEBへ戻る

六本辻のラウンドアバウト社会実験 、11月13日から開始 町が説明

121107-01.JPG
 軽井沢町は11月7日、六本辻で実施する右回りの円形交差点・ラウンドアバウトの社会実験の説明会を中央公民館で開いた。実験を担当する企画課都市デザイン室の職員が、導入の経緯や交差点内の通行方法などについて説明。ラウンドアバウトの専門家で、実験のアドバイザーを務める名古屋大大学院の中村英樹教授も出席し、参 者からの質問に答えた。

 町は六本辻交差点について、<30mの横断歩道が横切っている><右左折する車がどこへ進入するか不明確>など「以前より危険性が指摘されてきた 所」と説明。また、信号の設置が難しい同交差点では「ラウンドアバウトが、安全性を高める上で最もよい改善策」とした。

 説明によると、ラウンドアバウトへ切り替わるのは11月13日朝8時半。自動車は交差点に進入する手前で一時停止。左折して円形の「環道」に入って時計周りに走り、目的の方向へ抜けていく仕組み。自転車で通行する 合は、車と同じく環道を時計回りに走行するが、自転車を引いて歩く 合は歩行者同様、歩道と横断歩道を利用する。実験は3月末まで行うが、繁忙期の様子もみるため5月まではラウンドアバウトを継続して運用する。実験の予算は1800万円で、そのうち1千万円は国からの補助をあてる。
121107-02.JPG 質疑応答では、 同交差点で児童の誘導を行っている児童見守り隊の女性が「子どもたちをどう誘導したらいいか、わからないメンバーもいる」と話すと、町側は「実験が始まる前までに、皆さんに出向いて説明する」。また、旧軽井沢の男性からの「車で環道内から左折する際、方向指示器を出すタイミングがわからない」との問いに、中村教授は「周囲に誤解を与えないことが重要。間隔が狭いので難しいが、直前で出すのが望ましい」と答えた。

 ラウンドアバウト社会実験協議会の会長・藤巻進町長は、「実施してみてからわかる部分もたくさんあると思う。気付いた点があれば 告してもらい、改良した上で本 導入に向け取り組んでいきたい」と話していた。
TEL0267-45-8185(軽井沢町企画課都市デザイン室)

軽井沢WEBへ戻る

男女とも日本代表に カーリング男子「SC軽井沢クラブ」、女子「中部電力」町長訪問

2012年11月06日 18:57

121106-01.JPG
 国内の代表決定戦で優勝し「2012パシフィック・アジア・カーリング選手権大会」に、ともに日本代表として出 する男子「SC軽井沢クラブ」、女子「中部電力」の選手とコーチらが11月6日、藤巻進軽井沢町長を訪問し、大会への意気込みを語った。 両チー とも、軽井沢カーリングクラブに所属し、スカップ軽井沢を 点に練習を積んでいる。

 町長は「男女ともに軽井沢から代表に選ばれて嬉しく思う。パシフィック大会では、一戦一戦、一投一投悔いの残らない戦いをしてきてほしい」と激励。そのあとで、「代表決定戦では思うような試合運びはできたか」「会 の雰囲気はどう った」などと一人ひとりに質問を投げかけていた。

「パシフィック・アジア・カーリング選手権大会」は11月16日よりニュージーランドで開幕。男子は7カ国、女子は6カ国が出 し、ともに上位2カ国が、ソチ五輪行きを左右する来年3月の世界選手権へ駒を進める。

 両チー の選手によると、男女とも最も警戒すべき相手は中国。男子は他に、昨シーズンの世界選手権5位のニュージーランド、どの大会でも安定した位置につける韓国も脅威で、「気の抜ける試合は一つも無い」とSC軽井沢スキップの両角友佑さんは気を引き める。女子はナショナルチー が入れ変わった韓国、昨年のパシフィック大会で敗れたニュージーランドもレベルが高いが、「今の実力なら勝てる相手」と中部電力主将の市川美余さん。

 両角さんは「先の世界選手権、ソチ五輪を見据えると、何としてもパシフィックでは優勝したい。それぞれのショットの安定感を上げて、練習通りできれば結果はついてくると思う」。一方、市川さんは「早い段階で氷の流れを読んで、自分たちのペースで試合を進められるようにしたい」と大会に向け、意気込みを語っていた。

軽井沢WEBへ戻る

「町長室は意外と狭い」? 軽井沢町が町長室や議 を公開

2012年11月03日 17:40

121103-01.JPG
 軽井沢町と町議会が11月3日、町役 の町長室や議 などを一般に公開した。9月の「消防ふれあいフェスティバル」で、参 者が軽井沢消防署内を自由に見学している様子を見た藤巻進町長が、庁舎内も公開し、行政や議会を身近に感じてもらおうと初めて企画。町長室や議 のほか、応接室、行政審議室、議長室、委員会室が公開された。

 町長室では町長自ら案内役を務めた。見学者が机の上に重なった書類の束を見つけると、町長は「各課より寄せられた案件や、軽井沢に関する新聞記事の切抜き。毎朝全てに目を通すようにしている」と説明。ある男性参 者からは、「意外と狭いね。軽井沢の町長室 ったら、この2倍はあってもいいんじゃない」との声も。

 議 では、議会事務局の職員や正副議長ら町議会議員の代表者が応対した。見学者に対し、議会運営委員会委員長の内 次雄議員は「議 内で最も権限があるのは議長。町長でさえ、議長の許可なしには発言できない」と説明。その議長が座る席も、この日は特別に参 者に開放。腰掛けた参 者に対し、議員席の内 議員が 「議長14番」と自らの議員番号を名乗り、手を挙げて発言を求める 面を再現していた。
121103-02.JPG
 朝の町内放送で一般公開のことを知り、友人3人で訪れた中軽井沢の女性は「議会というと、どうしても 苦しくて近寄りがたいイメージがある。今日は普段入れないような 所も見学できて良かった」。内 議員は「傍聴者は大勢いた方が、議会に緊張感が生まれる。今回の一般公開を機に議会を身近に感じ、傍聴に来てくれる人が増えてくれたら」と話していた。

軽井沢WEBへ戻る

星野リゾート・軽井沢事業所、3R推進功労者等表彰「経済産業大臣賞」受賞

2012年11月02日 15:08

121102-01.jpg
 星野リゾート・軽井沢事業所(星のや軽井沢、ホテルブレストンコート、村民食 、星野温泉トンボの湯、ピッキオ)が「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰」で10月30日、「経済産業大臣賞」を受賞した。ホテル業界として初めて、廃棄物の再資源化率100%を達成したことが評価された。

 星野リゾート・軽井沢事業所は「運営によって発生する廃棄物の単純焼却、埋め立てごみゼロ」を目指し、2000年より活動。各部署より選出した「ゼロ委員」が、個々の従業員に働きかけ、資源分別の意識を浸透させることに取り組ん 。また、披露宴の食べ残しごみ削減のため、宴席着席後にメニューを選択できるプランを導入。発生した生ごみは地元農家に 肥として使ってもらうなど2011年11月、同事業所で出る30種類全てのゴミのリサイクルに成功した。 今回の受賞を受け、同社は「再資源化率100%を継続するとともに、廃棄物総量を削減し、他事業所にも活動を広げていきたい」としている。
121102-02.jpg 

 同表彰はゴミの発生抑制や再使用、再生利用で、実績を挙げている個人や事業所に送られるもので、「3R推進協議会」(東京都千代田区)が1992年より毎年開催。今回は、全国より121件の推薦案件が寄せられ、各大臣賞16件、会長賞82件の計98件が受賞した。

(写真右上)10月30日行われた表彰式。(左下)ごみを計量する軽井沢事業所のスタッフ。<写真提供:星野リゾート>

軽井沢WEBへ戻る

カテゴリー

アーカイブ