軽井沢で知性を磨く 第65回軽井沢夏期大学

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 8月2日からの3日間、軽井沢夏期大学が中央公民館で開かれる。65回目を迎える軽井沢夏期大学の今年のテーマは「出版文化を問い直す」。顧問の渡邉尚京都大学名誉教授は、「出版文化は新しい局面を迎えている。電子書籍が日常生活、社会や産業の構造をどう変えていくかを一人ひとりが考える素材を提供したい」と開講式で話した。
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 2日の午後の講座「電子書籍と本の未来」では、講師の植村八潮専修大学教授がメディアの変遷を振り返り、電子書籍を始めとする新しい媒体と今後どのように向き合っていくべきかについて話した。「紙の書物は姿を消すのか」という参加者の質問に対して、植村教授は「どれかひとつの書籍のあり方を選ぶ必要はない。それぞれのメディアのもつメリットを生かし、デメリットを補完し合うことが重要」と答えた。
 聴講に来ていた町内に住む小瀬垣さん姉妹は、「小学生の頃から姉妹で参加しています。出版は今変化が激しくよく分からないジャンルなので、現状を知る良い機会になりました」と講座の感想を話した。
 講座は午前と午後の1日2回行われ、計6人の講師が異なる観点から講義を行う。

問い合わせ:℡0267-45-8695(軽井沢夏期大学事務局)

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