若手リーダーが集まり議論「G1新世代リーダー・サミット」初開催

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 様々な分野で活躍する20、30代のリーダーが集まり、政治や経済、文化などについて議論する「G1新世代リーダー・サミット」(主催:一般社団法人G1サミット)が8月30日から9月1日まで、インターナショナル・スクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)で行われた。

 「日本版ダボス会議」として2009年より始まった「G1サミット」の、若手部会として初めて開催。20、30代の企業経営者や政治家、芸術家、アスリートなど約130人が参加し、会議やワークショップを通じ、政治・外交、経済・ビジネス、社会・文化などについて意見を交わした。

 9月1日に行われた最後の全体会議のテーマは「今、僕らがやるべきこと〜先輩リーダーから学ぶ〜」。X線自動検査装置製造のサキコーポレーション代表取締役の秋山咲恵さん、慶応義塾大学教授で、グローバルセキュリティ研究所所長の竹中平蔵さん、同サミットを主催する一般社団法人G1サミット代表理事で、グロービス経営大学院学長の堀義人さんがパネリストとして登壇。モデレーターを務めたISAK設立準備財団代表理事の小林りんさんや、参加者からの質問に答えた。

 挫折を乗り越える方法について尋ねられた竹中さんは、アメリカのリーダーシップ論の第一人者、ロナルド・A・ハイフェッツ氏の『バルコニーに駆け上がってみろ』という言葉を紹介。「ひいてみて考えると、全く違う新しいものが見えてくる」と続けた。

 起業家として海外出張も多く、5児の父親でもある堀さん。多忙を極める中、時間配分をどのようにしているか聞かれると「やらないことを決めることが大事。何が一番重要か考えて、やらないことを明確にすると時間の使い方もはっきりしてくる」。

 秋山さんは参加者に向けたメッセージとして、「私たちはみんな、次の世代に渡すべき、使命のバトンを持っている。自分の能力、時間に限りはあるが、ハードルを下げず、次の人にバトンを渡せるようにしたい」と話していた。

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