ガイドの会が登録有形文化財を見学

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 観光客向けに軽井沢の名所や貴重な建物の案内ボランティアを行う「軽井沢ガイドの会」の15人が、旧ライシャワー別荘を見学した。別荘は個人所有で、普段は一般に公開していないが「今後のガイドに役立ててほしい」という所有者の好意により実現した。
 旧ライシャワー別荘は杉皮張りの木造2階建て。明治30年後半から40年始めに建てられ、今年7月に国の有形文化財に登録された。ガイドの会メンバーは軽井沢ナショナルトラストの中島松樹会長の説明とともに別荘を見学。別荘は建物内の調度も含めなるべく当初の姿を残すようにされており、一度改築したテラスも建てられた当時のスタイルを継承している。故エドウィン・O・ライシャワー在日米国大使は少年期の夏を同別荘で過ごし、2階の子供部屋の柱には兄弟と背比べをした傷が残っていた。現在の別荘主は、テラスにある椅子について、「別荘が建てられたときのものです。木は腐らせなければよくもつんですね」と話した。

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