脇田美術館で建築ワークショップ  吉村順三設計の脇田山荘を特別公開

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 脇田美術館は10月18日、「建築家・吉村順三の原点を語る」をテーマに、今年で11回目を迎える建築ワークショップを開催し、過去最高となる約170人が参加した。
 前半は、吉村氏と交流のあった建築家の内藤恒方さん、片山和俊さん、建築史家の長谷川堯さんがシンポジウムを行った。同氏とともに八ヶ岳高原音楽堂建設に取り組んだ内藤さんは、「共に仕事をすることで学ぶことが多くあった。自然や環境への配慮、人間とは何かを常に見つめた建築が、吉村先生の原点だと思う」と思い出を交えながら語った。
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 ワークショップ後半は、脇田美術館敷地内にある吉村順三設計・脇田和アトリエ山荘の見学会が行われた。同山荘の設計に携わった平尾寛さんも会場を訪れ、「吉村氏は『曲がった家』にしたいと話していて、雲のような形のデッサンを描いていた」などのエピソードを披露。参加者は、普段は一般に公開されていない貴重な吉村氏の別荘建築内部を、熱心に見入っていた。

塩田家具

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