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児童文学研究者の吉田新一さん 「トーキング・アニマル絵本」を語る

2014年10月26日 16:50

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 児童文学研究者で軽井沢絵本の森美術館名誉顧問の吉田新一さんが講演する「えほんサロン」が10月25日、同館であった。吉田さんは「ファンタジー絵本~トーキング・アニマル絵本のさまざま~」をテーマに、動物が登場する国内外の絵本を紹介し、細かな仕掛けやその魅力について語った。サロンは、毎年秋に開き12回目。30人が訪れた。

 江戸時代から伝わる日本の昔話『さるかに合戦』に登場するカニ、ハチ、臼などを、作者ごとにどう表現しているかスライドで見せた。人間の手をつけて擬人化させたり、首から下は人間で顔の部分だけ動物や物としているものもあり、「同じ作品でもいろいろな擬人化の方法がある」と説明した。

 また、イギリスの絵本作家、ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビットのおはなし』シリーズに登場するウサギについて、「上着を脱いだ途端にミューとしか鳴かなくなる。それを知った上で読むと、使い分けが見事だとわかる」と話した。

 兵庫県神戸市から訪れた女性は「先生は絵本読みの達人。講演は何度も聞いているが、毎回勉強になる」。軽井沢絵本の森美術館は、2016年に開館25周年を迎えるのを記念し、3月から吉田さん監修による「ピーターラビットの世界」をテーマに、企画展を開催する予定だ。

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