御代田町長選挙の公開討論会、立候補予定者2氏が政策語る

 軽井沢青年会議所は2月11日、御代田町長選挙(17日告示、22日投開票)の立候補予定者による公開討論会をエコールみよたで開いた。会場を埋めた町民ら約300人を前に、立候補を表明している新人で前副町長の内堀豊彦さん、現職で二期目の茂木祐司さんの2氏が、町のビジョンや経済活性化など、テーマごとに考えを述べた。
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「まちづくり」のテーマでは、旧メルシャン軽井沢美術館跡地に計画されている新庁舎の建設について、両者とも言及。
 内堀さんは「御代田町の都市計画図では、工場を建てられる場所は旧メルシャン軽井沢美術館跡地の一帯しかない。シチズン時計の移転による税収の減少、医療費や介護費が増加している状況などをふまえた上で、皆さんと話し合いを持ちたい。きちんと議論をして、あとに憂いを残さないようにしたい」。茂木さんは「新庁舎の建設は、議会でも全会一致で承認されている。旧メルシャン軽井沢美術館跡地は、エコールみよたと一体的に活用でき自然環境もよい。町民が集う場として、町の防災機能をもった施設としても期待されている。庁舎を建設して残った土地に、企業を誘致するのがいいと思う」。
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 最終演説で、内堀さんは「『次世代まちづくり会議』を設置し、女性と若者の提案をもとにまちづくりを進めたい。各地区に二名程度の職員を置いて要望や課題を吸い上げるなど、対話と信頼関係を持ったまちづくりを目指す」。茂木さんは「町長として八年間、派手さは無いが、山道を一歩一歩上るような堅実な改革を進めてきた。三期目のテーマは、皆さんとともに御代田町の未来を切り拓く挑戦。激動の時代の中、今こそ未来に向けた挑戦が必要なとき」と述べた。最後には両者が握手し、選挙戦での互いの健闘を誓いあった。

(写真右上:茂木祐司さん、左下:内堀豊彦さん)

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