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サミット交通大臣会合へ向け「町民会議」発足

2015年07月30日 11:53

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 来年の主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」(5月26・27日)に併せ、軽井沢町で開催する交通大臣会合に向け、官民連携で町内の機運を高めようと、「町民会議」が7月29日に発足し、初会合が町役場であった。会議を構成する警察、消防、観光・商工団体、金融機関ら33組織の代表者が集まり、事業計画などを確認。会長に軽井沢リゾート会議都市推進協議会会長の土屋芳春さんを選出した。

 町民会議は、交通大臣会合の開催に向け「リゾート会議都市・軽井沢」を国内外へどうPRし、受け入れ体制をどう整えるか、アイデアを募り準備を進める。交通大臣会合の日程や会議のテーマなどは未定だが、最短で3月に開催されることを見込みスケジュールを確認。

 今年9月にドイツ・フランクフルトで開かれる交通大臣会合を前に、藤巻進町長や土屋会長ら6人が現地の受け入れ状況などを視察することも報告された。土屋さんは「この機を逃さず、国内外へ『リゾート会議都市・軽井沢』の情報発信をするとともに、官民をあげて来訪者のもてなしをしたい」とあいさつ。

 7月14日の軽井沢町議会は交通大臣会合に向け、町民会議の委託費などを盛り込んだ4550万円を追加した、本年度一般会計補正予算案を可決。町企画課内に閣僚会合推進係が7月17日に新設され、町民会議の事務、国や県との調整など、職員3人体制で業務を始めている。

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岩手県大槌町訪問生徒ら18人結団式、決意語る

2015年07月29日 19:17

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 軽井沢町が継続支援する、東日本大震災の被災地岩手県大槌町を訪問する、町内の小中学生による結団式が7月29日、町中央公民館であった。藤巻進町長らが激励のあいさつをし、代表生徒らが決意を述べた。

 訪れるのは軽井沢中学の生徒会役員9人と、3小学校の児童会役員9人の計18人。軽井沢中学の田中寿一校長が引率隊長を務め、教諭2人、町社会福祉協議会の職員1人も随行する。8月3日から5日まで、岩手県大槌町に滞在。今年4月に開校した大槌町の小中一貫校「大槌学園」や、会えなくなった人に思いを伝える「風の電話」がある「ベルガーディア鯨山」、福幸きらり商店街などを訪れ、現地の人と交流する。

 「大槌学園」は来年9月、新校舎が完成予定。生徒らは、小中学校の資源回収などで集めた費用で、同学園のシンボルマークを「軽井沢彫」で作り寄贈する計画を進めていて、その目録も渡す予定だ。藤巻町長は「被災した大槌町の皆さんの気持ち、無念さを自分の心の中で描いてみてください」と生徒らに伝えた。

 軽井沢中部小学校児童会長、姜和代乃さんは「現地の人の話を聞いたり、生活の様子を見て、自分たちに何ができるかもう一度考える機会にしたい。大槌の様子や皆さんの思い、自分たちが感じたことを他の児童や町の人に伝えて、少しでも大槌町のためになれればと思う」。軽井沢中学校の生徒会長、番場翔さんは「自分たちの目で耳で心で感じる貴重な機会。町の人の期待に見合う中身の濃い三日間にしたい」と決意を述べた。生徒らは軽井沢に帰ったあと、各小中学校や住民向けに報告会を開き、現地の様子を伝える予定だ。

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一組に一人の客室係、滞在費の一部寄付も「旧軽井沢ホテル」リブランドオープン

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 ホテル・旅館の再生に取り組むアゴーラ・ホスピタリティーズ(東京都港区)が7月11日にリブランドオープンした旧軽井沢ホテルで28日、報道陣などに館内を公開する「オープンハウス」があった。

 アゴーラ・ホスピタリティーズは2014年6月から同ホテルの運営を開始。同年12月から6月にかけ休館し、客室、レストラン、宴会場を全面改装した。ホテルは地上3階地下1階で、客室数は50室。100人収容できる宴会場、チャペルがあり、来年以降はウエディングの受付も始める。フランス・パリなどで修業を積んだ上野宗士さんがエグゼクティブシェフを務める、1階のフレンチレストラン「Le Signe(ル・シーニュ)」は宿泊客以外も利用できる。
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 「Socialitesのための飾らない時間」をコンセプトに掲げ、一組に一人の客室係がつくバトラーサービスを導入する。また、滞在費などの売り上げの一部を各種支援団体に寄付する取り組みも実施。初年度はアジア・アフリカの発展途上国を中心に読み書き能力向上などに取り組むNPO法人「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」に寄付する。宿泊は1泊1人29800円~(1部屋2名利用時、2食付き)。

 同社の浅生亜也代表取締役社長は「日常から一線を画すのではなく、日常の延長線という位置づけでホテルを利用してほしい。東京でのライフスタイルを実現しながら、ゆっくり寛いで頂きたい」と話していた。

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しなの追分馬子唄道中開催 「虎舞」披露も

2015年07月27日 09:21

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 今年で30回目を迎える「しなの追分馬子唄道中」が7月26日、追分で開催された。町民らが江戸時代の代官や町娘に扮して通りを練り歩く、毎年恒例の行列などが訪れた人の目を楽しませた。
 今回は2011年の東日本大震災後、町が支援を続ける岩手県大槌町から招待された「向河原虎舞風虎会」の12人が、同地に伝わる伝統芸能「虎舞」を披露。同会会長の中村義則さんは、「震災で関係者が犠牲となり、道具が流出してしまったが、支援のお陰でまた虎舞を披露できるようになった。感謝の気持ちと元気を届けたい」と話した。虎頭をつけた約4mの虎模様の幕に入った踊り手が、囃子の軽快なリズムとともにダイナミックに舞う様子が、観客らを魅了していた。
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ファミリー層獲得へ、コテージをリニューアル 軽井沢プリンスホテル

2015年07月22日 16:51

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 軽井沢プリンスホテルはイーストのコテージの一部をリニューアルし、7月17日から営業を始めた。北陸新幹線開業や円安、ビザの発給緩和により、国内外から来訪客が増加すると見込み、小学生以下の子ども連れファミリー層の取り込みを強化する。

 リニューアルしたのはコテージ全92棟中27棟。外壁を「もみじレッド」と「マロンイエロー」にそれぞれ塗装し、親子で一緒に入浴できるバスタブやエアコンディショナーを導入。27棟中6棟には、二段ベッドや遊具、おねしょマットなど、幼児向けの備品も設置した。リニューアルに伴いかかった費用は1億600万円。
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 11月着工、12月のリニューアルオープンを目指し、ホテルウエストの宴会場「千曲」の内装や設備のリニューアルも行う。81~120人規模の大型婚礼受注強化に向け、テラスにウッドデッキを新設するなど改装する。北陸新幹線開業後3カ月で同ホテル全体の宿泊人数は、前年比で2.5倍に増加。同社の広報担当者は「お子様連れファミリーが利用しやすいよう、今後も機能向上に努めたい」と話している。

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町内小学生100人、早大職員と葉脈のしおりやエンジン作り

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 軽井沢町と早稲田大学の交流事業「おもしろ科学実験教室」が7月18日、早稲田大学追分セミナーハウスで開かれ、町内の小学生100人が実験を楽しんだ。交流を通じ大学の魅力を理解してもらおうと1998年より毎夏行われ18回目。

 実験は同大理工学系の技術系職員15人が指導。午前と午後の2回、同じ内容で行われた。低学年の児童は植物の葉っぱから葉脈だけを取り出して色づけする、しおり作りを体験。児童は子供用の白衣に身を包みゴム手袋を装着。何色もつけてカラフルにしたり、葉っぱに顔を描いて楽しむ児童もいた。
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 高学年は加熱や冷却で起こる空気の膨張と収縮で動く小型のエンジンを作った。お湯を淹れたコップの上に乗せたエンジンが動き出すと、児童は真剣な表情で見入っていた。高学年の児童は実験後「不思議で面白かった。家に持ち帰って色々な温度の水で試してみたい」と話した。

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昨年連載に終止符、漫画家みつはしちかこさん『小さな恋のものがたり』原画展

2015年07月21日 15:45

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 軽井沢タリアセンは7月26日まで、園内に移築された旧朝吹荘「睡鳩荘」で、漫画『小さな恋のものがたり』などの作品で知られる、漫画家のみつはしちかこさんの原画展を開催している。「小さな恋のものがたり」は、背が低い女の子チッチの、ハンサムなサリーへの一途な思いを描いた4コマ漫画。昨秋、デビューから52年の連載に終止符を打った。今展では最終話の直筆原稿や、詩画など約30点を観覧できる。


 自身の作品が展示された睡鳩荘について、みつはしさんは「湖に面した緑いっぱいのロマンチックな素敵な場所。チッチとサリーにぴったり」。みつはしさんは今年、同じ作品を半世紀以上にわたって連載した業績が讃えられ、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞と手塚治虫文化賞特別賞を受賞している。デビュー前、初めて『小さな恋のものがたり』を観てもらったのが、手塚治虫さんだった。「『面白い』と言ってくださり勇気をもらえた」と振り返る。手塚さんの名を冠した賞の受賞に「一番大きな存在。嬉しかったです」と話した。
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みつはしちかこ小さな恋のものがたり原画展
日時:〜7/26(日)9:00〜17:00
入館料:300円(軽井沢タリアセン入園料別途)
問い合わせ:TEL0267-46-6161

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信州の山の魅力を再発見  野草×美食のサロン開催

2015年07月13日 19:59

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 信州の豊かな食材の魅力を発信する「サロン・ド・ラ・ガストロノミー」が7月8・9日、ホテルブレストンコートで開催された。3回目となる今回のテーマは「野草」。2日間にわたり、実際に軽井沢の森を散策しながら食べられる野草や木の実を探すフィールドワーク、野草茶を煎じるワークショップ、ホテル総料理長らによるキッチンデモンストレーションなどが行われた。

 最終日、サロンの締めくくりに行われたのは、ホテルの厨房でのキッチンデモンストレーション。総料理長の浜田統之さんが鮎と野生のアスパラと言われる「ホンシオデ」を使った魚料理と、鹿肉にヤマブドウを合わせたメインディッシュを披露した。さらにシェフパティシエの厚東宣洋さんが、野イチゴとサンショウのデザートを参加者の目の前で仕立てた。手間をかけた細かい調理作業と、珍しい野草や実を使った野趣あふれる料理に、参加者からは驚きの声が聞かれた。

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英米児童文学研究家の吉田新一さん、「ピーターラビットの世界」の講座

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 「ピーターラビットの世界」展を開催中の軽井沢絵本の森美術館で7月11日、同展を監修した英米児童文学研究家で、同館名誉館長の吉田新一さんの講座「えほんサロン」があった。同作のファンら35人が訪れた。吉田さんは展示の中で特集しているピーターラビットの絵本『グロースターの仕立て屋』を中心に、作品の楽しみ方、イギリス人の作者ビアトリクス・ポターの創作の工夫などについて話した。

 『グロースターの仕立て屋』はイギリス・グロースターの町に住む仕立て屋で起こる不思議な出来事を描いた1902年発表の物語。擬人化されたネズミやネコが登場する。吉田さんは、ポターはこの本の商業版を出版する前に一度自費出版しているとし、その理由について「出版社に頼むと、作品の中に掲載しているわらべ歌をすべてカットされると思った」と説明。また「絵の細かいところに目を向けると『こういうことも書き込んであるんだ』と発見がある」と作品の味わい方についても話した。

 同館は9月5日にも内容を変え「ピーターラビットの世界」をテーマにした吉田さんの講座を開く。参加費は2000円。定員30人で要予約。TEL0267-48-3340

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エロイーズ・カニングハムゆかりの建築でコンサート

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 青少年音楽協会は7月18日、同協会の設立者で音楽教育家のエロイーズ・カニングハム女史(1899-2000)ゆかりの建築でコンサートを開催する。
 アメリカ合衆国出身のカニングハムは、宣教師の父に連れられて来日。日本の青少年に本格的な音楽を聴かせたいと考え、1939年に現在の青少年音楽協会の前身、青少年音楽鑑賞会を立ち上げた。1983年には、幼少期の夏を過ごした思い出の地・軽井沢に、音楽を学ぶ若者の練習場兼音楽ホールとして「ハーモニーハウス」を建設。設計は吉村順三が担当した。同施設のダイニング部分は、現在カフェとして活用している。
 コンサートでは映画音楽やシャンソンなどの、懐かしの名曲を演奏し、訪れた人のリクエストにも応える予定。入場無料、予約不要。
 

イエスタディ・ワンスモア
日時:7月18日(土)14:00〜
場所:ハーモニーハウス
入場料:入場無料
予約不要
出演:村井陽子(ヴァイオリン)、古澤祐治(クラリネット)、古澤恭子(ピアノ)
プログラム(予定):ムーンリバー、シャレード、太陽がいっぱい、イエスタディ、その他来場者のリクエストにも応じる
問い合わせ:050-5835-0554(エロイーズカフェ)

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交通大臣会合、軽井沢町で開催決定

2015年07月04日 11:09

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 2016年5月の三重県伊勢志摩サミットに会わせて開催する全10の関係閣僚会合のうち、交通大臣会合を軽井沢町で行うことが7月3日、政府より発表された。日程など具体的なことは決まっていない。
 3日午前に行われた記者会見で菅義偉内閣官房長官は、軽井沢町の選定理由について「本年の北陸新幹線開業で交通の利便性が向上する。地方創成の観点からもまさに交通大臣会合の開催地に相応しい。国際的な避暑地としても知られている」(首相官邸HP)と話した。
 政府の発表を受け、藤巻進軽井沢町長は「国、県、関係機関と調整をしながら、軽井沢のみならず長野県全体の魅力をアピールできるよう官民挙げて取り組んでいきたい」とコメントを寄せた。

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