昨年連載に終止符、漫画家みつはしちかこさん『小さな恋のものがたり』原画展

150721-01.jpg
 軽井沢タリアセンは7月26日まで、園内に移築された旧朝吹荘「睡鳩荘」で、漫画『小さな恋のものがたり』などの作品で知られる、漫画家のみつはしちかこさんの原画展を開催している。「小さな恋のものがたり」は、背が低い女の子チッチの、ハンサムなサリーへの一途な思いを描いた4コマ漫画。昨秋、デビューから52年の連載に終止符を打った。今展では最終話の直筆原稿や、詩画など約30点を観覧できる。


 自身の作品が展示された睡鳩荘について、みつはしさんは「湖に面した緑いっぱいのロマンチックな素敵な場所。チッチとサリーにぴったり」。みつはしさんは今年、同じ作品を半世紀以上にわたって連載した業績が讃えられ、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞と手塚治虫文化賞特別賞を受賞している。デビュー前、初めて『小さな恋のものがたり』を観てもらったのが、手塚治虫さんだった。「『面白い』と言ってくださり勇気をもらえた」と振り返る。手塚さんの名を冠した賞の受賞に「一番大きな存在。嬉しかったです」と話した。
150721-02.JPG
みつはしちかこ小さな恋のものがたり原画展
日時:〜7/26(日)9:00〜17:00
入館料:300円(軽井沢タリアセン入園料別途)
問い合わせ:TEL0267-46-6161

塩田家具

関連記事