「日頃からイメージを」コンビニ強盗想定し訓練

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 軽井沢警察署と軽井沢町コンビニエンスストア防犯協会(加盟13店)は12月1日、「ファミリーマートヤオトク南軽井沢店」で、強盗事件を想定した訓練を行った。軽井沢署の指導で毎年管内の店舗で巡回して実施。今年は各店の店長ら約20人が参加した。

 訓練では、強盗役に扮した軽井沢署員が、刃物を突き出しながら「お金出して。早く出せ」と店員を脅して現金を奪い、外で待っていた見張り役の男と車で逃走した。訓練後、店員らは犯人の身長や年齢、服装などをメモし、強盗役の署員が登場して答え合わせした。

 強盗役と対峙した同店の樋田和彦さんは「一瞬の出来事。訓練とはいえ頭でわかっていても、身体が動かなくなる。その感じがわかっただけでも良かった」。訓練を見守った軽井沢署の五十嵐誠生活安全係長は「犯人と距離をとりつつ、捜査の手がかりになることを少しでも見つけてもらえたら。いざというときどう動くか、日頃から頭の中でイメージしておいてほしい」とアドバイスした。

 その後、訓練参加者は軽井沢警察署駐車場で、カラーボールの投てき訓練も実施した。長野県内でコンビニを狙った強盗は2015年6件、今年は2件発生している。

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