3年前の大雪がきっかけに 軽井沢彫スピーカーお披露目

160222-01.JPG 旧軽井沢銀座通りの大坂屋家具店で、2月20日、軽井沢彫スピーカーの試聴会が行われた。同店の木地師・小林正樹さんが専門家のもと、一からスピーカー作りを学び、音質に定評のあるロシアンバーチ材を使って製作した。正面には桜の透かし彫りがあしらわれている。

 大坂屋家具店は以前から、他の家具と調和するデザイン性のあるスピーカーを作りたいと考えていた。3年前の大雪の際、同社の社員が雪かきボランティアに参加したところ、オーディオメーカー勤務の山本耕志さんと知り合った。この偶然の出会いから、スピーカーづくりのプロジェクトがスタート。平成27年度の長野県助成金事業にも選ばれた。
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 試聴会には関係者ら約15人が参加。クラシックやジャズ、演歌などを、軽井沢彫スピーカーとイギリス製スピーカーTANNOY、360度指向性スピーカーの3台で聴き比べた。参加者からは「オンリーワン商品で良いデザイン」と感想が挙がった。協力した山本さんも「初代機から勉強を重ね、低域に改善の成果があった」と評価。同店では4月発売を目指している。

塩田家具

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