2つの物語に注目 ピーター・パンの魅力紹介する展示がスタート

 軽井沢絵本の森美術館は3月10、11日に、開催中の企画展「ピーター・パンの世界〜2つの物語〜」の内覧会を行った。ピーター・パンを単独で取り上げるのは初めて。

160311.jpg 同館によると、劇作家で小説家のJ・M・バリ(1860-1937)は、1902年に発表した小説『小さな白い鳥』の中で初めてピーター・パンというキャラクターを登場させ、後に『ケンジントン公園のピーター・パン』にまとめて出版した。またバリ氏は1904年にロンドンで初演され好評だった演劇『ピーター・パン』を小説『ピーター・パンとウェンディ』(1911)として刊行し、この物語が以後世界各国で知られるようになった。


 同館では、絵本作家マイケル・ヘイグによる『ピーター・パン』の原画8点をはじめとする約100点の関連資料などを展示。2つの『ピーター・パン』を比較しながら物語の魅力に迫る。「広く親しまれているお話だが、実はあまり知られていないことも多い。新たな発見とともに楽しんでほしい」と学芸員の須賀美怜さん

 6月27日まで前期展を、6月29日から10月10日までは内容を一部変更し後期展を行う。
TEL0267-48-3340(軽井沢絵本の森美術館)

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