昨年は20件の事故、借宿公民館近くの交差点に信号機設置

160721-03.JPG 軽井沢警察署は7月21日、借宿公民館近くの交通事故が多かった交差点の信号機を、一灯点滅式から通常のものに切り替え運用を始めた。信号機は軽量の薄い縦型で、一本の柱から交差点中央部分へ延ばした。上部が手前に傾き、雪が積もらないような造り。県内でこのタイプの設置は初めて。歩行者も、車両用信号に合わせた通行が必要になる。

 この日は、設置したばかりとあり、信号を無視して通り過ぎようとする車が相次いだ。警察官が慌てて静止すると、運転手は「気がつかなくて」と驚いた様子。交通量の多い時間帯はしばらく、警察官が付いて注意喚起する予定だ。軽井沢警察署の塩入一清交通課長は「この道をよく通っていた人ほど、習慣で見落としやすくなると思う。しっかり信号機に従って通行してほしい」と話した。

 借宿区長の小林清人さんは「(信号機設置は)借宿区の念願だった。ようやく皆さんが安心して往来できる」。軽井沢警察署交通課によると、この場所の交通事故は、昨年一年間で20件、今年は5月末までに7件、発生している。

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