東雲交差点以北の無電柱化へ 都市下水路移設工事12月から

161118-01.JPG 長野県佐久建設事務所は11月17日、軽井沢本通りの東雲交差点から中部電力軽井沢サービスステーション前まで(580m区間)の無電柱化にともなう、都市下水路移設工事(東雲交差点~栄林前の285m)の説明会を旧軽井沢公民館で開いた。沿線の住民ら約20人が出席し、工事への要望などを伝えた。

 工事は5区画にわけ東雲交差点から旧軽井沢方面へ向かって、12月1日から2017年4月22日まで実施。期間中は片側交互通行の規制を行い、交通誘導員と工事用信号機で対応し、夜間は規制距離を極力短くする。年末年始(12月23日~2017年1月9日)は、休工のため規制を解除。作業は月~土曜の8~17時に実施し、東雲信号機赤点滅の早期解除のため1月中旬までは19時まで延長したり、日曜に作業することもあるという。

 無電柱化事業は今後、2017年度に残りの区画(栄林前~中部電力前)の都市下水路移設工事、18~21年度に上下水の移設、電線地中化工事、22年度に電柱撤去、舗装工事を行い完了する予定。工事は原則、10~4月を中心とした閑散期のみ実施。同事業により車道幅は1m狭まり、西側の歩道幅が3.5mから4.5mに広がる。両歩道に1.5mの自転車通行帯を設置する計画だ。

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 軽井沢駅入口から東雲交差点までの無電柱化工事は2013年度までに完了。将来的に旧軽井沢銀座通りも含め、中部電力以北側の無電柱化も構想に入っている。説明会に参加した住民からは、車道が狭まることにより緊急車両の通行に支障が出ないか心配する声や、「あちこちで工事やっている期間が長く続く。少しでもスピードアップを」と早期完了を求める要望などが聞かれた。

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