千ヶ滝西区の土砂崩落<続報>

161114-01.JPG 軽井沢町の別荘地、千ヶ滝西区せせらぎの里で11月9日未明に起きた、御影用水の越流による土砂崩落で、用水を管理する小諸市が、被害の詳細や対応状況を明らかにした。

 小諸市によると、崩落したのは幅約32m、長さ約30mで、約2000㎥の土砂が流出。人的被害はなく、建物は全壊2棟、一部損壊1棟、敷地内に土砂が流入したのは10数軒だった。崩落場所の上部を流れる幅約1.5m、深さ約1mの用水に、縦横約1m、高さ約50cmの石が落ち、枝などがつまり水をせき止めたことが、越流の原因とみている。用水への落石は別荘管理会社が7日に気付き市に通報していたが、対策がされていなかった。


 市は10日までに別荘管理会社を通じ、家が流された被災者に電話で謝罪。用水路に入った石の除去、土砂が崩落した法面のシート養生を11日までに完了。今後、地区内に溜まった土砂の搬出、崩壊した水路の補修などにあたる。復旧工事に向けた地権者らへの説明は「こちらから出向いて、個別に対応していく」と総務課防災係の担当者は話した。
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 今回の土砂崩落を受け軽井沢町は、水路が詰まることで大きな浸水被害につながるとし、刈った草や落ち葉を放置しないよう呼びかける注意書きをホームページに掲載。観光経済課農林係の担当者は「水路が隣接する場所では、刈った草や落ち葉をそのままにせず、燃えるごみとして片付けてほしい」と話した。

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