軽井沢ヴィネット2003秋冬号発売!

 お待たせしました、軽井沢ヴィネット2003秋冬号 Vol.86が本日発売となります。トップページのリンク『軽井沢ヴィネット2003秋冬号のご紹介』から概要がご覧いただけます。購読希望の方もこちらからどうぞ。

 

 

長野県が建築協定を認可
  ゼファーはマンション建設を断念

長野県からの建築協定認可書を手にする高柳さん(左)と田代さん(右)。2年にわたりゼファーマンション反対運動を進めてきただけに喜びもひとしお。

 旧軽井沢にマンション建設を計画していた(株)ゼファーは、反対運動を展開していた周辺「旧軽井沢森地区」の別荘所有者たち38人が長野県に提出した建築協定が認可されたことにより、マンション建設の計画を断念した。この建築協定では、「建築物は2階以下の1戸建て」「建ぺい率20%以下、容積率20%以下」「1区画面積1000平米以上」などに限定されており、協定に参加していないゼファーは守る義務はないものの、軽井沢町では自然保護対策要綱で「近隣の同意を得なければならない」としている。今回の建築協定は、軽井沢町が住民主導でまちづくりのルールを決められるよう定めた「軽井沢町建築協定条例」の第1号となるが、このほかにも建築協定締結の動きもある。ゼファーでは、この土地を別荘分譲に切り替える方針だ。

 


特別公開された脇田和さんのアトリエ山荘

 


藤木氏(右)「吉村さんがレイモンドに日本のことを教え、吉村さんはレイモンドからビジネスとしての建築について学んだ」北川原温氏(中央)「東京芸大1年のときに吉村先生に建築論を教わり、勝手な話ばかりするおもしろい先生という印象を持った」左は司会の五十嵐太郎氏。

脇田美術館で建築ワークショップ開催

 吉村順三設計による脇田和画伯のアトリエを持つ脇田美術館では10月25日に、建築ワークショップ第1回を開催。建築関係者など約150人が県内外から参加した。

リビングルーム

 午後1時から建築家の藤木忠善氏、北川原温氏を招き、建築史家の五十嵐太郎氏の司会による「モダニズムと吉村順三。軽井沢別荘建築から現代までを語る」のトークイベントが開かれた。そのあと3時から、「脇田和別荘」のリビング、ダイニング、アトリエなどが特別公開され、見学に回った建築関係者の間からは「さすがよくできた建物だ」「くの字に曲がっているダイニング部分に柱がないのはスゴイ」など感嘆の声が聞かれた。

アトリエ

 

 

昨年より5日早く浅間山初冠雪

 10月23日、軽井沢は朝から晴天であったが、寒冷前線が長野県を通過し、午後2時頃、雨雲が現れて雨が降り出した。その際、浅間山は雪が降り、軽井沢測候所では午後2時40分に初冠雪を観測した。         
 また気象庁は同日、火山の活動度を6段階に分けて発表したが、浅間山は「やや活発」のレベル2にあげられた。           

湯川公園から見た浅間山。 山頂右側北斜面に、 初雪が残っているのが見られる。

 


せっせとお食事中のうさぎたち

軽井沢タリアセンのうさぎたち

 軽井沢タリアセンの入園口を入ってすぐ右側にある、うさぎたちのエリア。スタッフに声を掛ければ可愛いうさぎたちと直接ふれ合うこともできる。昨年から飼い始めた4羽のうさぎも今は20羽ほどになり「増やそうとは思ったけど、こんなに増えるとは」と、スタッフの予想を超えて増えてしまったのが悩みの種。そんなわけで軽井沢タリアセンではうさぎの里親を募集中。責任を持ってうさぎの世話のできる優しい方は、軽井沢タリアセンに出かけてみて下さい。

 

手のひらにのってしまうほどの子うさぎもいます

●問い合わせ:軽井沢タリアセン 46・6161

 

よなよなエール、4年連続金賞受賞!

 株式会社ヤッホー・ブルーイングで醸造をする「よなよなエール」は、「インターナショナル・ビア・コンペティション2003」にて、アメリカンペールエール部門で、国内初となる4年連続の金賞を受賞。他、軽井沢高原ビール「ナショナルトラスト」、「シーズナル」、「バーレイワイン2001」も銀賞を受賞した。
「インターナショナル・ビア・コンペティション」は、1996年から開始され、今年で7回目。日本のビールはもちろん、海外で販売されている世界のビールを対象としたコンペティション。今回は、50社から123銘柄のビール及び発泡酒が出品され、12部門85スタイルに分けて審査された。

●受賞名:
・よなよなエール
「アメリカンスタイル・ペールエール」部門 金賞受賞(4年連続)
・軽井沢高原ビール「ナショナルトラスト」
「ロブストポーター」部門 銀賞受賞
・バーレイワイン2001
「バーレイワインスタイルエール」部門 銀賞受賞
・バーレイワイン2002
「バーレイワインスタイルエール」部門 銅賞受賞
・軽井沢高原ビール「シーズナル」
「イングリッシュスタイル・インディアペールエール」部門 銀賞受賞 
 
●問い合わせ:株式会社 ヤッホー・ブルーイング 66・1231

 


交通安全を祈願、熊野皇大神社 秋の祭典

 10月15日(水)熊野皇大神社において秋の祭典が行われた。五穀豊穣への感謝、神楽奉納などの儀式と共に交通安全祈願の儀式も行われた。軽井沢町、松井田町の両町長や警察署長、軽井沢駅長らに続き一般の参拝者も玉串奉納を行い、すべての交通が安全に行われることを祈願した。

玉串奉納を行う軽井沢町、松井田町の関係者

 

 


ユニオンチャーチでの教会コンサート

Karuizawa & Music 2003 開催

 10月11日(土)〜10月13日(祝)の3日間、Karuizawa & Music 2003 が開催された。11日の軽井沢町社会体育館での信州大学交響楽団コンサートで始まり、12日はユニオンチャーチで教会クラシックコンサート、13日には万平ホテル ザ・ハッピーヴァレイでメインコンサートが、それぞれNHK交響楽団メンバーとゲストを迎えて行われた。教会コンサートのプレトークで作曲・音楽評論家の野平多美さんは「小鳥の声が聞こえる中、クラシックを鑑賞できるのも素晴らしいこと」と話した。また、 同イベント実行委員会の佐藤泰春実行委員長は「来年以降も、軽井沢らしい自然や伝統を生かした文化イベントを育てていきたい」と語った。

教会コンサートのプレトークで楽曲の解説を行った野平多美さん

 

 


「堀辰雄の作品はもっと読まれるべき」と池内氏

堀辰雄没後50年追悼講演会、開催

 堀辰雄文学記念館において5日(日)、『堀辰雄と<私>』と題して没後50年追悼講演会が開かれた。講師は堀辰雄研究の第一人者、池内輝雄帝京大学教授。記念館名誉館長・堀多恵子氏の紹介により壇上にあがった池内氏は数々の貴重な資料を示しながら、『美しい村』のなかの<私>に関する考察、軽井沢と堀辰雄とのかかわり等について講演を行った。池内氏は「戦争が起こるような混乱した今の時代こそ、堀辰雄の作品はもっと読まれるべきだ」と話した。また、堀多恵子氏が『第20回 山室静・佐久文化賞 特別賞』を受賞されたこともあらためて報告された。

 

堀多恵子氏が佐久文化賞 特別賞を受賞したことも報告された

 

 

 

軽井沢かわら版情報、追加!

 『軽井沢かわら版』情報を追加しました。No.1〜No.3までのダイジェストを掲載、次号以降も随時更新していきます。まだ『軽井沢かわら版』を手にしていない方は、この機会に是非ご覧下さい。かわら版情報ページに入手方法も記載しました。

 

 

森のまちつくり隊

 森のまちつくり隊(隊長・佐藤一郎)で行っている「シャッタープロジェクト(中軽井沢商店街を中心に傷んだシャッターに野鳥の絵を描いてきれいにする)」は、10月4日〜5日、中軽井沢駅前のケロケロキッチンと千ヶ滝通りの佐々木肉店のシャッターに野鳥の絵を描いた。このほか森のまちつくり隊では、中軽井沢駅をきれいにする「中軽井沢駅プロジェクト」や湯川沿いに散歩道をつくろうと企画する「森の道プロジェクト」などを行っている。10月19日に中軽井沢駅前で行われる「もみじまつり・フリーマーケット」にも出店し、隊のPRや隊員募集、資金集めなどを積極的に行いたいとしている。

 

 

マンション建設「同意は困難」

 軽井沢町桜の沢に長谷工コーポレーションがマンションの建設を計画している問題について、軽井沢町は「同意は困難」との回答をしていたことが明らかになった。佐藤雅義町長は、大規模開発による水害に対して住民の中に不安を指摘する意見があり、それを解消しなければ都市計画法32条1項の同意をすることは困難、との姿勢を示していた。計画は旧軽井沢桜の沢の斜面を造成して鉄筋コンクリート2階建てマンションを建設、切り崩した土砂を嬬恋高原に運ぶというもの。同社は昨年6月に開発許可を申請したが、県が安全面の問題を指摘し、町の同意を得るよう指導していた。また、「景観・環境への影響が大きい」という町民らの声に6月、町長と行田増次郎町議会議長が田中康夫知事に、県として計画見直しを同社に働きかけるよう要望していた。同社広報部は「県や町の指導に則って進めてきた。困惑している。今後の対応は白紙」としている。

 


見事グランプリを獲得した矢野絢子さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


秋空のもとさまざまなラブソングに聴き入った

ラブソングアウォード2003、グランプリ決定

 全国からラブソングを募集して行ったコンテスト『軽井沢ラブソングアウォード2003』本選コンサートが28日(日)、追分のベルデ軽井沢で開催された。当初の予想を大きく超える702曲の応募作品から1次審査を通過した15曲が披露された。作詞・作曲者本人や友人らによって愛の歌が軽井沢の秋空に響きわたった。
 軽井沢から新しい愛の歌、新しい音楽文化を発信しようと企画された、軽井沢町民有志による手作りの音楽イベントで、応募者は軽井沢や県内をはじめ青森や東京、大阪など全国各地から集まり、恋人や友人、家族への思いなどさまざまな愛の形が表現された。審査は作曲家の宮川泰氏ら8名がおこない、グランプリは自分の町や大切な人への想いを歌った高知県伊野町の矢野絢子さんの『てろてろ』に決定。矢野さんは「(賞金で)ピアノを買いたい。自分のピアノを持つことは夢だったのでとても嬉しい」と話した。準グランプリには軽井沢町の引田允子さんの『憧憬(あこがれ)紀行 -あさまへ-』が選ばれた。

軽井沢ラブソングアウォード2003
●グランプリ
高知県伊野町  矢野絢子さん
●準グランプリ
長野県軽井沢町 引田允子さん
●優秀賞
荒木史雄さん・吉田勝幸さん・竹内優美さん
●軽井沢町長賞
加納幸一さん
●協賛会社特別賞
滝沢毅さん
●奨励賞
岸忠明さん・長崎新吾さん・島脇一男さん・大野秀二さん
松崎昌子さん・樋口篤史さん・野田純子さん・新妻昭光さん

 


抽選会や撮影会も行われた

タリアセンにホンダライダー集結

 (株)ホンダモーターサイクルジャパン主催の『ホンダライダーズミーティング』が28日(日)、塩沢湖タリアセン北ゲート駐車場にて行われた。好天に恵まれたこともありホンダ車に限らず、50ccから1000cc以上まで様々なバイクと多くのライダーが集まった。会場となった軽井沢タリアセンでゆっくりしていくライダーの他、サービスのドリンクでひと休みをしてすぐ旅に戻る、ツーリング途中のライダーも数多く見られた。

 

杉浦和子氏、軽井沢訪問

 10月11日(土)〜10月16日(木)までぎゃらりぃ一色で『2003年 古布襤褸(らんる)のぬくもり 杉浦和子作品展』を開催する、古布デザイナーの杉浦和子氏が追分で古布を扱っている骨董品店・時幻を訪問した。昨年、長野で個展を開催した帰りに軽井沢へ立ち寄り、今回の作品展開催を決めたとのこと。『木綿は江戸時代まではとても高価で庶民には手の出せなかった生地。木綿の寿命は永遠と言われるほど長持ちする生地で、東北地方の刺し子など非常に緻密で良い物が多い。古くからの日本の文化や良い物は良い、ということを伝えるのはとても大事。』と語った。

 


佐久文化賞特別賞を受賞した堀多恵子さん

堀多恵子さん、山室静佐久文化賞特別賞を受賞

 佐久地方の社会・文化の向上に貢献した人々の活動を顕彰する『第20回 山室静 佐久文化賞』の贈呈式が9月21日(日)佐久市中込カム21において行われた。
 第20回を記念する特別賞として堀多恵子さんが受賞。妻の立場から小説家・堀辰雄やその周囲に集まる多くの文人たちを描いた随筆『堀辰雄の周辺』、『野ばらの匂う散歩みち』など、軽井沢の文学60年を著す文筆活動がたたえられた。堀さんは『自分が受賞することになるとは思わなかった。良い賞をいただきうれしく光栄です。この地域が文学にとってより良い土壌となって、良い作品が生まれることを期待しています』と語った。

 

 

近藤長屋が無くなる!?

 近藤長屋で出店しているあるお店に『本年限りで契約の更新はされない』ことが伝えられた。通常なら翌年の出店に向けた1年の契約延長が相談されるはずだった。このお店は9中旬には契約期間が終了するため、まさに寝耳に水、といったところ。確実なのは賃貸契約を結んでいるすべてのお店は、現在の契約期間が終了したあとの契約更新はない、ということ。
 この件については更に詳細な情報を調査中。

 


大賀さんの音楽堂
設計コンセプト決まる

 ソニー名誉会長の大賀典雄さんの退職金で建設する音楽堂「軽井沢大賀ホール(仮称)」の設計がおおむね決まった。軽井沢町に提出された設計概要によると、建物は鉄筋コンクリート2階建、約2500?。「軽井沢の景観にふさわしい」「よい響きがする」「広場と一体になる」「町民に開かれたホール」などを、施設のコンセプトとしている。客席数は630席だが、2階に立見席、屋外も芝生席として活用できる設計。音響を考慮して、ホール全体に音が響きわたるよう正5角形にしているのが特徴で、カラマツ材など地元産の木材も多用するという。来年始めに着工し、来年中には完成する予定だ。

 

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