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VOL.2-1 作家おすすめの本 -BOOKS-

内田康夫さん、小池真理子さんお薦めの本

文学とゆかり深い軽井沢。避暑に訪れる作家はもちろん、年間を通して、軽井沢で執筆活動を続ける作家やエッセイストは意外と多い。
軽井沢常住の作家を代表する二人の作家におすすめの自著をうかがった。

内田康夫さん「靖国への帰還」

浅見光彦シリーズでおなじみのベストセラー作家・内田康夫さんがお薦めする自作は、名探偵が登場する推理小説ではなく、SF的な趣を持つ小説『靖国への帰還』だ。

内田康夫さん『靖国への帰還』
太平洋戦争さながらの時代から時空を超えて現代に現れた若き海軍中尉の物語。
“新しい日本”が彼の目にどのように映ったのか、興味深い。
(講談社文庫 680円)

内田康夫さん
内田康夫さん『靖国への帰還』
「ぼくの過去150作を超える作品のどれよりも、この1冊をぜひ読んでいただきたい。
意外性に満ちたストーリー展開。恋人たちの出会いと別れ。著者のぼくはもちろんですが、カミさんも編集者もみんな泣きました。
靖国神社のことは右も左も関係なく、日本人すべての問題として語られるべきです。面白く読めて考えさせる。希望と悲しみが押し寄せるクライマックスで、あなたもきっと泣いてくれるでしょう」

小池真理子さん「無花果の森」

直木賞受賞作『恋』や『欲望』(島清恋愛文学賞)、『虹の彼方』(柴田錬三郎賞)など、人気作が多い小池真理子さん。

小池真理子さん『無花果の森』
自薦の著書は、日経新聞連載で話題となった最新作、『無花果の森』。恋愛文学の旗手・小池真理子が描く現代人の愛と哀しみは、ファンならずとも見逃せない。
(日本経済新聞社 1890円)

小池真理子さん
小池真理子さん
「どれほど深い苦しみや哀しみの只中にいても、強い意志をもって、しかし気負うことなく、もくもくと生きていこうとする女性が好きです。これまで作品に登場させてきたヒロインは全員そういう女性でした。私の理想。本書の主人公も同様です。地獄のような現実から逃げ出し、姿を隠し、新しく生き直そうとして、一人静かに戦い続けます。
ミステリー的な構成になっている部分も、充分、楽しんでいただけることでしょう」


VOL.2-2 軽井沢関連の本 2011年売上げベストテン -BOOKS-

軽井沢関係の本がたくさん発行され、中にはロングセラーで売り続けられる本もある。軽井沢の住民が読むだけではなく、全国的に好評を得ている本も多い。
軽井沢関連本を多く置いている「平安堂軽井沢店」に、昨年1年間の軽井沢関連単行本の売り上げ状況を聞いた。

1. 軽井沢伝説 犬丸一郎(講談社)
2. 軽井沢検定テキストブック(軽井沢観光協会)
3. 軽井沢 佐々木信一(信濃毎日新聞社)
4. リゾート軽井沢の品格 宮原安春(軽井沢新聞社)
5. 軽井沢秘境探険(軽井沢新聞社)
6. 軽井沢取材日記 広川小夜子(軽井沢新聞社)
7. 草軽電鉄の詩 (郷土出版社)
8. 軽井沢植物園の花 第3集(ほおずき書籍)
9. 浅間・軽井沢自然観察ガイド 中村至伸(山と渓谷社)
10. 軽井沢のほん 星野和彦(信濃毎日新聞社)
(2011年1月1日~2011年12月31日迄 平安堂軽井沢店調べ)

お薦めの本

「軽井沢伝説」 犬丸一郎

1位 「軽井沢伝説」 犬丸一郎

帝国ホテルの社長を務め、半世紀以上軽井沢で夏を過ごしてきた著者。
親しかった白洲次郎とのエピソードや政財界の著名人、作家らとの秘話、名士たちの素顔など、著者が体験した「古き良き時代の軽井沢の独特な空気と居心地の良さ」が鮮やかに描かれている。
(講談社 1,680円)

「軽井沢取材日記」 広川小夜子

これは見逃せない 「軽井沢取材日記」 広川小夜子

軽井沢100年記念の年にやって来た人物とその祭典、静かな町を震撼とさせた「イラストレーター殺人事件」、遠藤周作・森瑤子ら作家の別荘訪問など、取材のエピソードが盛りだくさんで興味深い。
『マンションメソッド宣言』が行われた裏側や、旧徳川別荘が町に寄付されなかった事情などのインサイド・ストーリーは、取材してきた著者でなければ書けないものだろう。
(軽井沢新聞社 1,575円)


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軽井沢新聞社「軽井沢秘境探険」

軽井沢新聞社のロングセラー 「軽井沢秘境探険」

道に迷いながらも、目的地を目指して果敢に邁進する探険隊の様子が、ユーモラスに描かれ、笑いながらも親しみを感じ応援してしまう。
軽井沢とその周辺に、こんなにも秘境探険できる場所があるということにも驚く。
「軽井沢で一番の秘境」がどこかとわかると、意外だが「やっぱりね…」とうなずく人も多いはずだ。
(軽井沢新聞社 1,575円)

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