1月21日に控えた軽井沢町長選挙を前に、立候補予定の佐藤雅義さん(現職)と上原清隆さん(新人)を招いた「話し合う会」が1月8日、軽井沢町中央公民館で行われた。同会は町民有志による実行委員会が主催し、この日は町民ら約300人が参 。
最初に両氏から基本政策の発表があり、次に主催者が用意した“自然環境、景観の保全、開発規制”“健康増進・福祉拡大”など、個別のテーマごとに両氏の意見が述べられた。
基本政策の発表で佐藤さんは、“自然を大切にした町づくり”“均衡ある町づくり”“町民が健康で長生きする町作り”など5つの基本方針を掲げた。一方上原さんは“暮らす人が誇れる町に”を基本テーマに据え、様々な分野に置いて専門家、町民の知恵を結集した開かれた町づくりを進めることを主張。
住民意見の反 、開かれた行政の具体施策について佐藤さんは、町民FAXを設置し、町民から町長に直談判できるシステ を継続すると主張。上原さんは、物事を決めてかかるのではなく、審議する前に町民からの意見が導入される体系の確立を訴えた。
景観保全について佐藤さんは、“均衡ある町づくり”を基本方針の一つに掲げ、「今年はマンション建設を凍結する方向で進める」と発表。「区画面積の最低基準を樹木が残るように現在の2倍にしたい」と話した。上原さんは、「規制を厳しくする“逆特区”に指定してもらえるよう国に呼びかける」と話し、専門家、町民による環境、景観を守る審議会を設立する意向を表明した。
軽井沢町長選挙は1月16日に告示、21日に投開票が行われる。
(1月8日)
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