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軽井沢別荘物語 第4章

軽井沢は日本を代表する別荘地と言われています。
明治時代に、外国人宣教師が1軒の別荘を建てたことから別荘地としての歴史が始まりました。
それから130年以上を経た今、町全体が別荘地となり、どの道を行っても別荘へと続く・・・。
そこには軽井沢らしい風景が広がっています。

軽井沢で暮らすこと

避暑地では涼しく暮らす

昔から軽井沢は「高原の避暑地」。明治時代、日本の蒸し暑さに耐えきれない欧米人が爽やかな涼風を求めて夏を過ごすようになったのが始まりです。地球温暖化と言われる今も、都会に比べれば夏は快適に過ごせます。クーラーがあるビルの方が室温は低いかもしれません。しかし、人工的な冷風に緑を渡る風のような爽やかさはありませんし、長時間つけるのは健康的とは言えません。軽井沢でも商店街ではクーラーをつけているところもありますが、樹木の多い別荘地には必要ありません。庭にたくさんの樹木があるのは、避暑地の別荘として基本的な条件です。

ベランダを上手に使う

A.C.ショーが建てた軽井沢の別荘第一号「ショーハウス」は「前期軽井沢バンガロー」と称されますが、ベランダはありませんでした。「後期軽井沢バンガロー」になると、雨や霧をしのぐベランダが付くようになります。欧米人はこのベランダでティータイムをとる習慣があり、庭と部屋をつなぐベランダは社交の場にもなり、玄関としても利用されることもありました。今も別荘建築には必ずと言っていいほど、ベランダを取り入れています。野鳥のさえずりを楽しみながら朝食をとったり、籐椅子を置いて読書したり、夜は友人たちとバーベキューで集ったり、軽井沢の別荘ライフにベランダは欠かせないものとなっています。

日本一厳しい「要綱」とは

軽井沢に家を建てるときは、「軽井沢自然保護対策要綱」の厳しい条件をクリアしなければいけないということを覚えておきましょう。どれくらい厳しいかというと、例えば別荘地(第一種低層住居専用地域)の建ぺい率は20%。分譲地を購入するときは300坪以上でなければならない、などの決まりがあり、業者の間では「日本一厳しい」と言われています。これは、「家を建てるのは敷地の20%で、残りの80%は緑地にして、軽井沢の自然を守りましょう」ということを意味しています。130年の歴史ある別荘地はこの厳しさに守られてきたといっても過言ではありません。このほか、屋根の勾配や壁の色彩など、様々な規制があります。罰則はありませんが、皆が守っているというのも、軽井沢だからなのでしょうか。(詳しくは軽井沢町役場環境課へ)

自然が豊かな軽井沢だから

軽井沢は標高約1000mの山の中。リスや野鳥も来るけれど、クマもいれば、イノシシやサルもいます。軽井沢町では「動物たちとの共存」を大切にしています。けっして餌付けしたり仲良くすることではなく、それぞれのテリトリーを守りながら暮らすことを意味し、その対策には数千万円という経費をかけて、お互いの暮らしを守っています。軽井沢で暮らすには、ここが森の中であるという意識を持って暮らす必要があるのです。

過去の記事はこちら 軽井沢別荘物語 第3章 軽井沢別荘物語 第2章 軽井沢別荘物語 第1章

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