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軽井沢の文化遺産は守れるか①

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「大きな損失」のニュースが全国へ
 パリのノートルダム大聖堂や沖縄の首里城の焼失で、文化財を失うことのむなしさを多くの人が感じた2019年。軽井沢もまた、100年の別荘の物語を綴ってきた三井三郎助別荘を失った。10月5日、重機で壁を破壊する様子が朝日、読売、毎日、信濃毎日、軽井沢新聞で報じられ、ヤフーニュースやマイクロソフトニュース、ツイッター等SNSでも広がった。マイクロソフトニュースでは見出しに「大きな損失」の文字が記され、「文化遺産を大切にしない軽井沢町」が全国的に印象づけられた。

眠っている文化財の活用は
 町が所有しながら、眠っているままの文化財は3軒ある。取得してから旧スイス公使館別荘は12年、八田別荘は4年、枡形茶屋は3年という歳月を経た。12月の町議会では「どのように活用するのか」と議員が質問し、検討の期限を迫った。町長は「施設の環境や状態を勘案する必要がある。八田別荘は軽井沢最古の別荘として存在することに価値がある。生きた教材として有効活用したい」と答えたものの、どのように活用するかという具体的な説明はなかった。「いつまで検討しているのか」という議員の質問に「八田別荘は来年には計画を決めて具体化したい」と方向を示した。しかし、旧スイス公使館別荘については、「耐震構造にする必要があり、億単位のお金がかかる」。枡形茶屋については「地域住民と話し合い活用を考える」と答弁し、はっきりとした期限は示されなかった。

 旧スイス公使館別荘の保存運動を見てきた町民は「建物が存在するだけで 価値があるというのは大間違い。文化財があることを知って、訪れて、見て理解してこそ、この町の本来の価値を知ることができる」。また、別荘の住民は「軽井沢ブランドが弱くなっている今、1日も早く活用する必要がある」と話した。
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