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吉村 三氏設計の建物開放、バレエダンスの披露も

2011年08月26日 18:48

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 8月26日、社団法人・青少年音楽協会は南ヶ丘に所有する吉村 三氏設計の軽井沢ハーモニーハウスを開放し、15:00からサイガバレエのダンサーたちが椅子を使ったダンスを披露した。バレエを観た後、千ヶ滝の別荘から訪れた中丸創君(6歳)、哲君(3歳)兄弟は、サイガ先生に促されてスロープになった廊下を走っては木の感触や響く音を楽しんでいた。「バレエを観て楽しい時間を過ごせました」と母親の中丸さん。
 27日も引き続き11:00~17:00まで建物は公開され、11:30と15:00から室内楽のミニコンサートが行われる。9月3日には、オイリュトミーの公演も開催。

福島県の親子50人、マジックショーや流しそうめん楽しむ

2011年08月25日 18:40

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 軽井沢旅館組合は8月22日、福島県内の原発被害に苦しむ地域から軽井沢町へ静養に訪れている子どもらに、楽しい夏の思い出を作ってもらおうと「夏をあそぼう!in 軽井沢」を開いた。今夏3度目の開催となるこの日は、約50人の親子連れが参 。軽井沢町社会福祉協議会の職員や、ボランティアセンターに登録している町民ら計20人が準備に協力した。
 親子連れは矢ヶ崎公園管理棟で段ボールの迷路製作や、ケン玉やコマ、お手玉などをして遊ん 後、覆面マジシャンとして町内を中心に活動する、ブラックサタンのマジックショーを観覧。昼食は公園に出て、スタッフが組み立てた竹の仕掛けで、流しそうめんを楽しん 。
 参 した福島市の橘内美幸さん、伊藤朋美さんは小さい子どもを持つ母親仲間。4組11人の親子グループで、8月15日から29日まで軽井沢に滞在するといい、この日のイベントは宿泊先で知った。伊藤さんは「子どもたちは、初めて行う流しそうめんをとても楽しんでいた様子」、橘内さんは「地元では野外で遊ぶことができないので、子どもを外で遊ばせてあげられるのが何より嬉しい」と話していた。
 軽井沢旅館組合事務局の徳道千代子さんは、参 者に向けた最後の挨拶で「天気になって、計画通りできたことを嬉しく思う。この日を思い出して、また軽井沢へ遊びにきてほしい」と呼びかけていた。

国際森林年の今年、森林について考えるシンポジウ  軽井沢でも

2011年08月23日 19:21

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 国連が定めた「国際森林年」に合わせ、町民らで作る実行委員会(実行委員長:土屋芳春軽井沢観光協会長)は8月21日、「軽井沢国際森林年記念シンポジウ 」を中央公民館で開き、町民ら約150人が参 した。第一部では東京大学教授の鬼 秀一さん、速水林業(三重県)代表の速水亨さん、NPO法人やまぼうし自然学 (上田市)代表理事の 々美貴代さんの3人それぞれが講演。第2部では藤巻進軽井沢町長を交え、パネルディスカッションも実施した。

 鬼 さんは白神山地など、日本各地で人間と自然のあり方を調査し、現 に ざした環境倫理学を構築。講演の中で、茨城県霞ヶ浦南端にある浮島湿原を例に挙げ、「茅刈りや野焼きを行うなど人が管理しているのは今では湿原の中の一部 け。た そういう 所の方が生物は多様に見られる」とし、「生物多様性保全のためには、人の手を排して自然を保護するというより、人間が自然と関わって環境を管理していくという考えに転換していく必要がある」と述べた。
 続いて講演した速水さんは、自社で行っている具体的な森林管理方法や、美しい森とはどういう森か、持論を展開。「経営として育てる人工林でも豊かな森は作れる」と話し、軽井沢町に対し「森林管理の 究を行うのと同時に、人が入れるよう森を整備し、軽井沢ブランドの木材利用を促すことなどを盛り込ん 『軽井沢森林宣言』をしたらどうか」と提案していた。
 また、 々美さんは「やまぼうし自然学 」の活動について紹介。首都圏から小中学生らを受け入れ、炭焼きや自然観察会など50のプログラ による自然体験環境教育を行っていることや、森を案内するインタープリター養成にも努めていることを伝え、「人と森をつなげるのが私たちの役目。多くの方に森の 晴らしさを伝えていきたい」と話していた。

 この日、聴講に訪れた神戸市の山下道子さんは、夏の間訪れる武石村(現上田市)の山荘近くで、混合林を作る活動をしている。「森林管理の話は大変参考になった。豊かな森を作るのと同時に、シカやイノシシなどの野生動物とどう向き合っていくか考えることも大事なこと」と話していた。

 実行委員会ではシンポジウ に続き、国際森林年記念事業として8月27日に「自然観察ツアー」、9月11日に「国有林整備体験林業」を開催する。
TEL090-5587-5377(軽井沢野生動物問題 究会クロス)

長野県知事、軽井沢で講演「東日本大震災から見えてきたもの」をテーマに

2011年08月22日 10:30

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 8月19日、阿部守一長野県知事による講演と、軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団代表理事の小林りんさんによる対談が軽井沢集会 で開催された。
 「東日本大震災から見えてきたもの」と題した第1部の講演で、阿部知事は「この震災で今まで気になっていたことが顕在化してきた。安心・安全ということが 底から崩れた。これまでの延長線上には描けないのではないか。教育の部分から考え直していかなければならないと感じている」と話した。そして「画一的な教育ではなく、1人ひとりの能力を伸ばす教育が必要」と指摘し、第2部の対談へとつなげた。
 第2部の対談では、小林さんがこれからの軽井沢インターナショナルスクールを説明。「感じる力」「考える力」「突 する力」の教育に力を入れ、「自分で考えられる力(交渉力)」を育てる、新しい時代の新しい価値観を知るスクールにしたいと述べ、知事もエールを送った。

元ソニー社長・大賀典雄さん偲ぶ 馴染み深い『第9』で追悼

2011年08月17日 11:55

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 軽井沢町と財団法人軽井沢大賀ホールは8月13・14日、元ソニー社長で4月に81歳で亡くなった大賀典雄さんの追悼コンサートを同ホールで開いた。大賀さんと親交があったロンドン交響楽団首席客演指揮者のダニエル・ハーディングさんが指揮し、大賀さんが会長・理事長を務めた東京フィルハーモニー交響楽団が、ベートーヴェンの交響曲第9番などを演奏した。

 8月13日の公演前に開かれた記者会見にはハーディングさんのほか、東フィルの石丸恭一専務理事、藤巻進軽井沢町長が出席。ハーディングさんは2005年、大賀さんが軽井沢にホールを作ったことを聞きつけ、同ホールの視察を目的に来日している。「大賀さんは人を惹き付けるカリスマ性と先を見通す力がある、まさに伝説の人。初めて訪れた日からこのホールで演奏することを夢見ていた。今回ようやくその夢が叶うことになったが、この に大賀さんがいない寂しさは拭えない」とコメントを寄せた。
 ソニー社長 った大賀さんが、一枚で『第9』が全曲収録できるようにとCDの録音時間を75分にしたという逸話もあり、「『第9』は大賀さんにとって一番思い入れの深いシンフォニー」と石丸さん。また、藤巻町長は「大賀さんの気持ちを受け継ぎ、ホールを中心として更なる軽井沢の音楽文化の高揚をはかっていきたい」と述べていた。

 コンサートには東フィルや東京オペラシンガーズなどが出演し、『第9』のほかバッハの『アリア』を演奏。座席を埋め尽くした観客の拍手は、演奏が終わってもしばらく鳴り止むことはなかった。

町内で220万円の振り込め詐欺被害

2011年08月08日 15:52

 町内在住の60歳代の女性が8月5日、220万円の振り込め詐欺被害に遭った。
 女性は同日13時40分、「俺、会社クビになっちゃう。先輩に勧められて をやり、会社の金を使い込んで携帯電話は没収された」と息子を騙った男の電話を受けた。その話を信じた女性は、町内の金融機関で 金を引き出し、14時55分 、指定する個人名義の口座に220万円を振り込ん 。帰宅して冷静になったところで内容に不審を抱き、息子に連絡し被害に遭ったことがわかった。
 軽井沢署では、「不審な電話があったらお金を振り込む前に、家族や軽井沢署(TEL0267-42-0110)までまずは相談を」と注意を呼びかけている。

「 張れ、ニッポン」のケーキや唐辛子、醤油のデザートも

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 第6回「軽井沢スイーツ博」が8月1日~4日まで星野リゾートで開催された。今回はパリの三ツ星レストラン「アストランス」のシェフ、パスカル・バルボ氏とホテルブレストンコートの総料理長浜田統之氏がコラボレーションを行い、信州の食材でスイーツのデセールコースを創った。パリでも早くから日本の食材を使用していたバルボ氏は、日本を元気づけるために何かしたいと、夏のバカンス返上で来日。ゴマ油や醤油、味噌、唐辛子などのスイーツのメニューの数々に、参 者たちは感嘆の声を上げた。コースには、バルボ氏の想いを込めた「 張れ、ニッポン」のタイトルのデザートも登 した。

インターナショナル の設立目指す財団主催、サマースクールで10カ国31名の生徒学ぶ

2011年08月04日 11:50

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 軽井沢町内で全寮制のインターナショナルスクール設立を目指す財団が7月18日から30日まで、町内の 修施設でサマースクールを開いた。昨年に続き2度目の開 で、インドやネパール、ミャンマーなどアジア圏を中心に10カ国から13~16才の31名の生徒が参 。学 設立後のカリキュラ を見据え、生徒らはリーダーシップ、科学、アジア史、デザインなど、6科目の授業を受講した。
 30日の最後の授業では、生徒や講師ら参 者全員が“サマースクールで学ん こと”をテーマにみんなの前で発表。生徒らは「国は違っても個人で繋がれることがわかった。国と国でも友好関係を築いていくことができるはず」「人は泣いたり笑ったり皆同じ、ということが最大の学び」などと話した。この日で仲間たちと離ればなれになるということで、話の途中で涙ぐみ言葉に詰まってしまう生徒が何人もいた。
 軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団の代表理事・小林りんさんは、「自主性を発揮し自分たちでルールを決め協力しあう姿を見て、子どもの成長の可能性は無限 と改めて感じました」とサマースクールを振り返った。

 同財団は6月、県に学 設置の認可を申請。 名は「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢」。建設予定地も絞り込まれ、2013年9月の開 を目指している。

TEL03-6450-4284(軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団)

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