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ピッキオのクマ対策犬来日延期、早くて10月に

2015年03月31日 19:32

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 NPO法人ピッキオに4月と5月に1匹ずつ、アメリカから到着する予定だったベアドッグ(クマ対策犬)の来日が延期されることが3月31日、ピッキオへの取材でわかった。

 ベアドッグを飼育する米国モンタナ州の養成機関の手違いで、180日前に済んでいるはずの個体識別に必要なマイクロチップの埋め込みが、2匹とも済んでいなかったのが原因。「4月の来日の準備が整った」旨の知らせを受け、ピッキオのスタッフが養成機関へ迎えに行った現地で発覚した。

 海外から犬や猫を日本に輸入する場合、個体識別のマイクロチップを埋め込んだあと、狂犬病予防注射と抗体価の確認をし、輸出国で180日間待機することが義務づけられている。そのため、マイクロチップの埋め込みをすぐに済ませても、来日は10月初旬にずれ込む。

 ピッキオの広報担当者によると、「楽しみにしていた方が沢山いたのに申し訳ない。予定がずれ込んでしまうが、今年も昨年同様、研修生らを動員するなど人数を増やしてクマ対策にあたる」と話している。

 来日する予定だったベアドッグは、同じ母親から昨年3月に生まれたメスのタマ(写真:左)とオスのナヌック(写真:右)。犬種は、初代のベアドッグとして活躍したブレットと同じカレリアン・ベアドッグだ。(写真は昨年7月撮影。提供:ピッキオ)

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長野選抜の町内高校生4人、カナダ大会へ

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 全国高等学校カーリング選手権(青森市、2月19日〜22日)で優勝し、U18オプティミスト・カーリング選手権(カナダ・エドモントン、4月1日〜5日)に、日本代表として出場する長野選抜(町内の高校生4人)が3月27日、町役場に藤巻進町長を表敬訪問した。大会には他に、カナダ8チーム、アメリカ3チームが出場する。

 長野選抜のメンバーは、軽井沢高校1年でスキップの金井大成さん、同じくサード両川築さん、岩村田高校2年のセカンド荻原功暉さん、上田東高校2年の甲斐周さんの4人でいずれも町内の出身者。

 町長にカーリングの目標を尋ねられると「オリンピックに出場したい」と4人。すると町長は「漠然とではなく、何年のオリンピックに出たいか、具体的に目標を描くと実現に近づきやすい。外国のチームばかりで緊張するかもしれないけど、のまれないように」とエールを送った。スキップの金井さんは「練習の成果を発揮して、上位を狙いたい」と意気込みを語っていた。

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軽井沢中部小内に中地区児童館完成

2015年03月27日 14:24

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 軽井沢町は3月27日、軽井沢中部小学校敷地に昨年6月より建設を進めていた中地区児童館の竣工記念式典を開いた。4月1日に開館し利用が始まる。藤巻進町長はあいさつで「地域から親しまれる児童館になるよう、子育て支援の充実に努めたい」と話した。

 建設したのは南西の田植え実習などに使用していた田地。建築面積は779㎡。2部屋の教室、遊戯室、図書室などを備え、約160人の子どもを収容できる。屋根には太陽光発電装置を設置した。工事費は2億760万円。東区、西区に続き、町内の全小学校区に放課後子ども教室が整うことになった。

 町は児童館の新設に合わせ、同館駐車場に通じる学校北側の町道八代(やつしろ)線の拡幅工事も実施。5月の大型連休前までには、舗装を完了させる予定だ。

 町は2013年度中に、中軽井沢南児童館を放課後子ども教室の機能を備えた施設として増築する予定だった。中部小PTAなどから「移動の安全面を考慮し学校敷地内で建設を」と要望があり計画を見直した。これまで学童保育に使っていた小学校北側の教員住宅は取り壊し、中軽井沢南児童館の跡地には子育て支援センターが中保育園から移転する。

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町議選の合同個人演説会4月22日に 軽井沢青年会議所が企画

2015年03月26日 13:29

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 軽井沢青年会議所は3月25日、記者会見を開き、任期満了に伴う軽井沢町議選(4月21日告示、26日投開票)の立候補予定者による合同個人演説会を行うことを発表した。4月22日19時から21時、軽井沢大賀ホールで開催する。コーディネーターは軽井沢町在住の演出家、星野和彦さんが務める。

 市川将明理事長は「町議選では一人ひとりのヴィジョンや人柄を知る機会が少なく、主張を聞き比べられる場もないのが現状。若年層の投票率の向上にも繋げたい」と話した。同日、軽井沢町選挙管理委員会が開いた町議選の立候補予定者説明会には、定数16に対して20陣営が出席していた。

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貴重な軽井沢の姿を映し出す 幅北光さんの写真が高原文庫へ

2015年03月25日 18:26

 1930~1970年代の軽井沢を撮影した幅北光さんの写真が約1000点、軽井沢高原文庫に寄贈された。幅さんは日本交通公社や毎日新聞のカメラマンとして活躍し、軽井沢に長期にわたり滞在。写真集『思い出のアルバム』やエッセイ集『軽井沢想い出のあの頃』など、軽井沢の記録をとどめた出版物でも知られている。
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 同文庫の大藤副館長が作家の写真資料の件で手紙を送ったことがきっかけとなり、今年1月には寄贈の写真が届いた。皇族の若き頃や著名作家、昔の軽井沢の街風景など1000点以上の貴重な写真があり、今までなかなか写真では見ることができなかった学者や芸術家たちの写真も含まれている。

 同文庫では4月24日(金)~7月13日(月)に「幅北光が撮った軽井沢の文学者・芸術家」と題した展覧会を行うほか、今後はテーマに沿った展示も考えたいとしている。 

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軽井沢町議選の立候補予定者説明会、20陣営が出席

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 軽井沢町選挙管理委員会は3月25日、任期満了に伴う町議選(4月21日告示、26日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。定数16に対して、計20陣営が出席した。

 内訳は現職9、新人11。女性は6人。党派別では公明2人、日本共産1人、幸福実現1人で、他は無所属。届け出書類の事前審査は4月14日、町役場で行う。

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人との共存考える 町が野生動物対策報告会を実施

2015年03月24日 17:48

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 軽井沢町は3月23日、「軽井沢町野生動物対策報告会」を町中央公民館で開いた。町内の野生動物に関する活動や現状を伝えることが目的で、町民約90人が参加した。
 町からの委託を受けて活動するNPO法人「ピッキオ」とNPO法人「生物多様性研究所あーすわーむ」、軽井沢町猟友会、町のサル追い隊がそれぞれの取り組みを発表。外来種のアライグマやハクビシンの対策にあたる「あーすわーむ」の福江佑子さんは「複数の野生動物に対応できる柵といったように、より効果的な措置を考えていく必要がある」。ニホンザルの追い払いを行う有害鳥獣対策専門員の藤原秀さんは、「駆除や追い払いだけでは完全ではない。野鳥の餌は適量を置く、外から見える場所に食べ物を置かないなど、ひとりひとりの注意が必要」と呼びかけた。
 質疑応答では様々な質問や要望が挙がり、長倉地区からの参加者は「自宅近くに仕掛けられた罠にかかったイノシシの鳴き声がうるさくて眠れないことが何度もあった。対策を講じてほしい」と意見を述べた。
 町役場観光経済課の山浦農林係長は、「主に広報を通じて個別の活動を報告することはあるが、野生動物全般の対策を町民の方に直接伝える場を設けるのは初めて。自然豊かな軽井沢にとって野生動物との共存は避けられない問題なので、今後も続けていきたい」とした。

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軽井沢町、災害時の復旧工事の調査、測量、設計の協定結ぶ

2015年03月23日 14:22

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 災害時の河川や道路の早期復旧、被害拡大防止のため、軽井沢町は3月23日、一般社団法人長野県測量設計業協会東信支部と協定を結んだ。町の要請に応じて、同支部は被災状況の情報収集、公共施設などの復旧工事に関する調査、測量を行う。

 長野県測量設計業協会東信支部は12事業所が所属し、測量士や技術士などの資格所持者が約180人いる。被災した公共土木施設の復旧に国庫補助を受けるには、被災後2カ月以内に測量、設計を行い復旧費を決める必要がある。同支部は昨年7月の南木曽町の土砂災害、11月の白馬地震でも要請を受け、技術者を派遣した。

 同支部長の井出一彦さんは「災害復旧には日頃から携わっていることもあり、協力体制は築けている。要請があれば協力したい」と話した。町は災害に備え、同支部の技術者らと復旧に関する勉強会などを開き、相互の理解を深めていく予定だ。同支部は佐久市、御代田町とも同様の協定を結んでいる。

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女性模擬議会の提案から採用 ご当地ナンバープレート交付始まる

2015年03月20日 15:31

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 軽井沢町は3月20日から、オートバイ(125cc以下)やミニカー、小型特殊自動車のご当地ナンバープレートの交付を開始した。既に登録済みの車両でも新たに交換可能。3月31日までは希望番号を受け付けるが、4月からは低い数字から順次交付する。

 昨年2月、町議会と町が開いた女性模擬議会で、「軽井沢のPRのため、町のキャラクターのルイザちゃんをナンバープレートに」と提案があり採用した。浅間山と白糸の滝を背景に「ルイザちゃん」を配したデザイン。排気量や車種に合わせて背景の色を変え(5色)、番号の頭につく記号も、以前の平仮名から「RUIZA」のR~Aに変更した。事業費は220万円。

 初日の20日、受付開始の8時半から9時までの30分間に15人が、町役場に申請に訪れた。希望した番号が全員違ったため、重複した場合に予定していた抽選は行わなかった。多くの人が「1」「2」「777」「888」「1111」など、一桁の数字やゾロ目を希望した。
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 最初に交付を受けたのは、旧軽井沢の喫茶店「ぱいつぼおる」を営む吉田加志子さん。ご主人の代理で、8時に町役場に到着していた。希望した番号「7」のプレートを町長から手渡され「ラッキーセブンの7。オートバイは店の入口に置いているので、多くの人に見てもらえたら」と話していた。

(写真右上:ご当地ナンバープレートの見本。写真左下:町長からナンバープレートを受け取る吉田さん。)

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栃木県のNPO、ISAKにコナラを寄贈「自然環境考えるきっかけに」

2015年03月19日 17:35

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 栃木県の大学生らで作る、とちぎ生涯学習研究会(柴田法幸代表)が3月19日、環境保護活動の一環として、インターナショナルスクールオブアジア軽井沢(ISAK)に長野県産の高さ約2mのコナラの苗木1本を寄贈した。苗木は校舎棟と体育館の間の敷地に、ISAKの生徒らがスコップで土をかけて植樹した。

 苗木の隣りには「世界の子供達と動植物の未来がどうか豊かでありますように」と、英語と日本語で記した標柱も設置。ISAKの生徒の代表は「この木を見て環境問題について、意識するようにしたい。大切に育てます」と感謝を述べた。

 同研究会は環境保全や教育支援に取り組むNPO法人。苗木の育成を通じ、地域の環境について知ってもらおうと、「どんぐりから苗木一本運動」と題し、10年前から全国の小学校、公共施設などに植樹する活動を展開している。この日は、研究会から学生7人と代表の柴田さんが同校を訪問。植樹後は研究会の大学生とISAKの生徒がグループに分かれ交流した。

 昨年10月、テレビの放送でISAKについて知り、教育理念に共感した柴田さんが、研究会の学生らに相談し、同校に申し出たことで苗木の寄贈が実現。同研究会は近年、インドネシア、ベトナムなど海外での植樹活動に力を入れていることもあり、柴田さんは「国際色豊かな学校に植樹できたことに感謝したい。それぞれの出身国、地域に戻ったあとも環境について考えてもらえたら」と話していた。

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軽井沢彫家具など新たに4商品、軽井沢ブランドに認定

2015年03月18日 17:30

 軽井沢町商工会は3月18日、軽井沢ブランド商品として、軽井沢彫家具(軽井沢彫家具組合・5事業所が加盟)、スーパーエコホット(白山商会)、軽井沢産ルバーブジャム(沢屋)、ルバーブ&ストロベリージャム(沢屋)の4点を新たに認定した。認定を受けた商品は「軽井沢BRAND」というシールを貼って販売、または認定マークを事業所に掲げるなどしてアピールする。認定期間は1年で更新制だ。

 軽井沢ブランド認定プロジェクトは、軽井沢ならではの地域資源を「軽井沢ブランド」に認定し、活性化に繋げようと昨年より始動。今回より新商品だけでなく、既存の商品にも応募の幅を広げた。10点の応募があり、商工会員らで作る認定委員会が1月29日に審査した。
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 「スーパーエコホット」は、床下に蓄えた熱で水道管が凍結するのを防ぐシステム。寒冷地の軽井沢で、独自の発想から生まれた点が評価された。白山商会取締役の白山尊信さんは「異業種である建設業界から選ばれたのは光栄。地域活性の役に立てるよう、さらに研究開発を重ねたい」と話していた。

 昨年、第1号認定を受けた「黒豆バタークリーム」(沢屋)と合わせ、軽井沢ブランド商品は計5点となった。

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ウィスラーへ交換留学の中学生、町長を前に抱負

2015年03月16日 18:31

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 交換留学事業として軽井沢町の姉妹都市、カナダ・ウィスラー市に短期滞在する軽井沢中学2年の生徒9人(1人欠席)が3月16日、町役場に藤巻進町長を訪ねた。町長は「ウィスラーは自然が美しく素晴らしい場所。軽井沢町の代表として、積極的に多くの人と交流してきてください」と激励した。

 生徒はウィスラー市役所で、市長を前に行う軽井沢町のプレゼンテーションを町長の前で披露。軽井沢の環境や盛んなスポーツ、抱える問題などについて英語で語ると、「みんな発音がいいですね」と町長。

 ウィスラーでやりたいことを尋ねられると、生徒は「五教科の中で英語が一番苦手だけど、話さないとどうしようもないので頑張る」「日本との違いを目で見て、肌で感じとりたい」「日本対カナダで、生徒同士サッカーをするのが楽しみ」などと話した。

 ウイスラー市との交換留学事業は今回で15回目。生徒は3月20日から27日までホームステイし、学校で折り紙を使った交流活動を行い、リュージュなどのウィンタースポーツも体験する。

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北陸新幹線開業 金沢のカップル、軽井沢駅で挙式

2015年03月14日 14:39

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 東京―金沢間を結ぶ北陸新幹線が3月14日、開業した。金沢を出発して最初に軽井沢駅に到着する「はくたか552」がホームに入ってくると、軽井沢観光協会の理事らが「ようこそ軽井沢へ」と書いたカードを掲げ、旗やぽんぽんを振るなどして出迎えた。

 金沢発7時22分の「はくたか554」は、家族連れらが軽井沢に多く降り立った。石川県加賀市の江川一美さんは、夫や息子ら家族5人で一泊二日のスキー旅行。「一ヶ月前からチケットをとって楽しみにしていた。結構雪残っていますね」。二人の娘と日帰りで買物に訪れた、同白山市の四谷晶子さんは、「初めての軽井沢。車だと時間がかかることもあって足が向きませんでしたが、今はすぐですね。途中の景色もきれいでした」と話した。
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 この日は軽井沢ウエディング協会が、12組の公募カップルから選んだ金沢市の小熊祥一さん、加奈さんの公開挙式もあった。2人はタキシードとウエディングドレスに見を包み「はくたか556」で金沢駅から軽井沢へ。教会風に飾りつけた駅の南北自由通路で指輪交換し、友人や観光客から祝福を受けた。

 2人は昨年3月21日に入籍。その一ヶ月後、加奈さんの母が病気で亡くなったこともあり、式は挙げていなかった。悲しみでいっぱいだったところ、母が大好きだった軽井沢で公開挙式のカップルを募集していることを知り「父や姉、弟を元気づけたい」と応募した。
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 加奈さんは「挙式中は心の中で『お母さん、見ててね』と思っていた。今日のことを忘れず、いつまでも仲良く温かい家庭を築いていきたい」。祥一さんは「大勢の人の前で不安もありましたが、周りの人の笑顔をみて緊張がほぐれた。思い出に残る良い結婚式ができました」と振り返った。

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カーリング男子日本3連覇「SC軽井沢クラブ」、世界選手権へ思い語る

2015年03月11日 19:32

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 カーリング日本選手権で3連覇を達成した、男子「SC軽井沢クラブ」の選手4人と長岡はと美コーチらが3月11日、藤巻進町長を前に世界選手権へ向け意気込みを語った。世界選手権は3月28日~4月5日、カナダ・ハリファックスで行われ12カ国が出場する。「SC軽井沢クラブ」は3大会連続4回目の出場で、前大会は日本男子過去最高となる5位の成績を残した。

 2月に行われた日本選手権について、サードの山口剛史さんは「中盤から後半にかけ、自分たちの力を出せるようになり、決勝では相手を寄せ付けない試合ができた」。リードの両角公佑さんは「もう少し調整しないと行けない部分もみえた。世界選手権まで残りの数週間で修正したい」。世界選手権に向け、セカンドの清水徹郎さんは「前大会同様、我慢の試合、厳しい試合が続くと思うが、挑戦者の気持ちで頑張りたい」と意気込みを語った。

 藤巻町長は「皆さんのレベルになると、技術や戦略の面で目標を見つけるのが難しいのでは」と質問。すると、スキップの両角友佑さんは「僕らがカナダの国内大会に出場したら、何位に入れるかわからないほど選手層は厚い。世界のトップレベルでいい勝負するには、まだまだ」と応じた。

 長野県カーリング協会は3月16日19時から、「SC軽井沢クラブ」の壮行会を軽井沢アイスパークで行う。チームは3月18日、カナダ・ハリファックスへ向け日本を発つ。

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音楽で大槌支援 地元中学生企画の開催

2015年03月09日 16:52

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 東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の復興を支援するチャリティーコンサートが3月8日軽井沢大賀ホールで開かれ、同町出身の民謡ポップス歌手臼澤みさきさんと、軽井沢町出身のフラメンコギタリスト沖仁さんが出演した。 前売り券は完売で、当日は約700名の観客が集まった。
 実行委員を務めたのは軽井沢町在住の中学1年生7人で、昨年夏から準備を行ってきた。コンサート冒頭の挨拶では「音楽を楽しみ、また大槌町のことを知ってほしい」と呼びかけた。
 臼澤さんは2013年にも同ホールでコンサートを行った。「同世代が実行委員を務めるコンサートに出演できるのを楽しみにしていた」と話し、デビュー曲「故郷(ふるさと)〜Blue Sky Homeland〜」などを歌い上げた。沖さんは「大賀ホールは音がよく響く、音楽家にとって憧れの場所」と舞台中央の階段に腰掛け、マイクを通さずに自身のオリジナル即興曲「Super Moon」を演奏し、会場を魅了した。アンコールでは沖さんが作曲し、臼澤さんが歌詞をつけた曲「花笠ノスタルジー」を初披露。開場からは大きな拍手が起こった。
 中学生実行委員で、軽井沢中学校1年生の原田実久純くんは、「『良かったよ』と声をかけてもらえて嬉しかった。コンサートの目標のひとつ、『来てくれた人全員に笑顔で帰ってもらう』は達成できたと思う」と話していた。
 チケット売上と当日に行った募金の収益は、全額大槌町に寄付する。

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「ちいき活動みほん市」を取材、小学生記者6人新聞作り

2015年03月07日 17:59

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 軽井沢町内のボランティアや地域運動をする団体、事業所が活動を紹介し合う「ちいき活動みほん市」が3月7日、軽井沢町中央公民館で開かれた。人同士が交流し、緩やかなネットワークを育もうと、軽井沢町ボランティアセンターなどで作る実行委員会が主催し、今年で5回目。40団体が参加し、約300人の来場があった。

 今回から初めて、町内の小中学校4校も展示などで参加。各校が行っている東日本大震災被災地の岩手県大槌町への支援活動や現地訪問などの取り組みをポスターにまとめ張り出した。

 軽井沢中部小福祉委員会5、6年生6人が記者となり、各団体の活動内容などを取材する企画もあった。3人ずつ2組に分かれ、「どういう思いで活動していますか」「夢はなんですか」などとインタビュー。撮った写真とともに、見聞きし感じたことを模造紙にまとめ、最後にステージで発表した。

 軽井沢に野の花を増やそうと活動している団体「われもこうの会」を取材した児童は、「軽井沢を花でいっぱいにすれば、一人ひとりの心の中も花でいっぱいになると思った」。5年生の姜和代乃さんは記者体験を通じ、「多くの人とコミュニケーションできて、団体の活動を知れて楽しかった」と振り返っていた。

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エネルギー節約に向け考え行動、西部小6年生23人が国際認定

2015年03月06日 19:10

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 軽井沢西部小学校6年生23人が3月6日、軽井沢町役場を訪れ「第14回キッズ ISO 14000プログラム初級編」の国際認定を受けたことを藤巻進町長に報告した。プログラムは社会の問題解決に向け、考え行動できる人材を育成するのを目的に、NPO法人国際芸術技術協力機構が開発したもの。
 
 西部小6年生48人が夏休み中に取り組んだ初級編は、子どもが家族のリーダーとなり3週間、家庭の電気、ガス、水の節約に向け取り組む運動。電気メーターなどを見て数値を記録し、節約の目標に向け取り組んだ結果を提出した。全国から応募のあった1217人のうち、80%以上の成績を修めた587人が認定を受け、中でも優秀な取り組みだった17人には特別賞が送られた。
 
 特別賞の中でも最上位の文部科学大臣賞を受賞した谷津颯紀(やつさつき)さんは、家族に呼びかけ、テレビを見る時間や録画の回数を減らし、主電源も落とし節電に努めた。取り組みを通じ「楽しみながらエコに取り組むことが大切だと思った」。また、特別賞の長野県知事賞を受賞した岩崎天音さんは、取り出すものを考えてから冷蔵庫を開けるよう実践し家族とともに行動。「こまめに電気を消したり水を止めたり、小さなことだけど続けていきたい」と話していた。

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軽井沢の花鳥風月を写真に 写真コンテスト授賞式

2015年03月02日 15:14

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 軽井沢観光協会が3月1日、平成26年度軽井沢写真コンテストの表彰式を、千住博美術館ギャラリー館で行った。応募は軽井沢町内の風景を写す一般部門と、町内から浅間山を撮影する浅間山部門の2部門で、総数83点の作品が集まった。
 イチョウの紅葉をバックに、JR軽井沢駅構内から観光客のシルエットを写した作品「旅の始まり・ときめき」で一般部門グランプリを受賞した埼玉県川口市の小西直昭さんは、「群馬県万座温泉への旅行の途中で撮影した一枚がグランプリをいただいて驚いている。軽井沢には素晴らしい風景がたくさんあるので、今後も撮っていきたい」と受賞の喜びを語った。
 審査員を務めた町内の写真愛好家、松井勝男さんは講評で「その写真を観た人が『行ってみたい』と思うような自然風景を捉えた作品ばかりだった」と述べた。
 入賞作品は同協会のパンフレットや町内の観光資料などに使用する予定。全応募作品が千住博美術館ギャラリーで3月26日まで展示されている。入場無料。

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長野広範囲で停電 ほぼ全域が復旧

 今日3月2日午前5時35分頃、軽井沢町を含む長野県北東、中部の広範囲にわたって停電が発生した。現在町内をはじめほぼ全ての地域で電力は復旧している。
 中部電力株式会社によれば、信濃東信線の停止が原因で、最大停電戸数は約38万戸。軽井沢町内でも約1万8000戸が停電した。
 停電発生直後より復旧作業が進められ、午前9時28分から43分の間に、軽井沢・茂沢・追分の町内全変電所へ送電が完了し、現在町内全域に電力が供給されている。

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