毎朝の最低気温がマイナスを指す軽井沢の冬は、
まるで空気までもが凍りついているかのようです。
しかしこの寒い時期ならではの楽しみがあります。
木々が葉を落とし、森の中が明るい冬こそ、
バードウォッチングを行うには最高の季節なのです。

写真:野鳥の森

軽井沢は、富士山麓、奥日光とともに、日本三大野鳥生息地の一つとされています。そんな軽井沢にある国設軽井沢野鳥の森には、カラマツ林やドングリの森、沢や丘など変化のある豊かな環境があり、年間を通じて約100種類の野鳥が観察されます。今の時期は、一年中いるシジュウカラの仲間にキツツキが混じり、十数羽の群を作って、食べ物を求めて忙しそうに飛び回っています。また、雪深い高山帯や北国からやってきたウソやルリビタキ、遠いシベリアから渡ってきたアトリやシメ、ベニマシコ等の冬鳥たちもいるので、森はとても賑やかです。これら約30種類の鳥たちは、冬の森で草や木の実、落ち葉の下の虫を食べて、厳しい冬を乗り越えているのです。

この時期の森をのぞいてみると...

      ベニマシコ       ルリビタキ

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