一年のうちでいちばん寒いこの時期、軽井沢では最低気温がマイナス10度を下まわる日もしばしばです。「そんなに寒いとは、さぞ雪深いだろう。」と思われがちですが、雪はそれほど多くありません。ときおり10センチから20センチの雪が積もっては、数日安定した晴天が続いて雪を溶かし、そしてまた雪が降るというくり返しなのです。


野鳥の森からの浅間山






霧氷の森

 新しい雪が降ってひときわ美しさを増すのが浅間山でしょう。去年の10月20日に初冠雪を記録した浅間山も、2月から3月にかけてが最も白く雪化粧します。こんな時は、雪原となった畑や森の中から、自分だけの浅間山ビュー・ポイントを探してみてはいかがですか。「軽井沢野鳥の森」にも見通しのよい場所(あずま屋付近)があり、雄大な浅間山冬景色をのぞむことができます。
 晴天続きで雪は解けてしまったのに、木々が、山全体が、白っぽく見える朝があります。これは「霧氷」と呼ばれる自然現象です。氷点下にまで冷え込んだ空気中の水分が、木の枝などにくっついた途端に凍りついてできたものです。寒さの厳しい冬の朝ならではの光景です。霧氷は、気温が上昇すると共に昼前には消えてしまいます。とても寒いけれど、朝のうちに森へ行ってみましょう。間近に木々についた氷片を見れば、その美しさに思わず目を見張ることでしょう。





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