軽井沢別荘物語 第15回
美しい自然に心やすらぐ軽井沢の別荘地
軽井沢は日本を代表する別荘地と言われています。
明治時代に、外国人宣教師が1軒の別荘を建てたことから別荘地としての歴史が始まりました。
それから125年以上を経た今、軽井沢に建つ別荘は約14000軒。軽井沢町の町民世帯数が約8800世帯(2012年)ということを考えると、いかに別荘地としての存在が大きいかが分かります。
軽井沢の別荘地としての特徴は、町全体が別荘地であるということ。蓼科や伊豆、箱根など各地にある別荘地は、町の一部分だけで全体ではありません。
しかし軽井沢は、どの道を行っても別荘へと続く・・・。
別荘へと続く道をたどってみましょう。
そこには軽井沢らしい風景が広がっています。
沓掛平別荘地

18号バイパスに沓掛平別荘地A地区入口とB地区入口があります。

この別荘地の所有者が集まって1962年(昭和37年)に軽井沢沓掛平会を設立し、道路の整備や町営水道、電気の敷設などを行ったそうです。
2005年(平成17年)に沓掛平自然環宣言を制定し、環境保護や維持に努めています。

林の向こうに離れ山が見えました。
新しく移り住む人が増えて、環境の変化もありますが、まだまだゆたかな自然が残っている別荘地です。

電線よりはるか高い木の林が、この別荘地の歴史を語っているようです。