


万平ホテル「アルプス館」、町内15件目
登録有形文化財に

1936年建設の万平ホテル「アルプス館」が、国の有形文化財に登録されることが発表された。アルプス館は、20世紀初頭にドイツ留学し博士号を取得した建築家・久米権九郎の戦前の代表作とされている。
久米は昭和初期の建築にとって大きなテーマだった「木造建築の耐震化」に取り組み、45㍉角の柱を2つまたは4つ使って組立てた柱を、梁や筋交いにボルトで締めて組み立てる独自の構法を編み出した。アルプス館はこの「久米式耐震木造構造」でできた貴重な遺構であること、またハーフ・ティンバー風の外観や和洋折衷の室内には建設当初の部材が保存されていることから、「再現するのが容易でないもの」という登録文化財としての価値を備えていると評価された。
山田敏彦総支配人は「軽井沢の歴史=万平ホテルの歴史と言われるようになることで、そのホテルで働いているという誇りを社員が持ち、モチベーションアップにつなげたい。リゾートホテルの先駆けとして、これからも変わらずお客様をお迎えしていきたい」と登録のきっかけを説明している。正式決定は今秋以降の見込みだ。
久米は昭和初期の建築にとって大きなテーマだった「木造建築の耐震化」に取り組み、45㍉角の柱を2つまたは4つ使って組立てた柱を、梁や筋交いにボルトで締めて組み立てる独自の構法を編み出した。アルプス館はこの「久米式耐震木造構造」でできた貴重な遺構であること、またハーフ・ティンバー風の外観や和洋折衷の室内には建設当初の部材が保存されていることから、「再現するのが容易でないもの」という登録文化財としての価値を備えていると評価された。
山田敏彦総支配人は「軽井沢の歴史=万平ホテルの歴史と言われるようになることで、そのホテルで働いているという誇りを社員が持ち、モチベーションアップにつなげたい。リゾートホテルの先駆けとして、これからも変わらずお客様をお迎えしていきたい」と登録のきっかけを説明している。正式決定は今秋以降の見込みだ。


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