日本初のITシステムが町内で運用開始 買い物支援のマッチングサービス

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 高齢者でも電話だけで利用できる買い物援助のITシステム「えんじょるの」が、10月1日から佐久市・小諸市・御代田町・軽井沢町で運用開始になった。



 買い物を依頼したい利用者と買い物を代行する援助者は、それぞれハガキやインターネットで自分の情報と生活の中で利用しているスーパーを登録する。利用者が電話で着信を入れると、同じスーパーに登録している援助者に「買い物依頼」のメールが一斉配信される。先着順で決まった援助者にメールで利用者の電話番号が知らされ、直接電話をかけて御用聞きをするというシステム。利用者は援助者に報酬として500円を渡す設定だが、双方の交渉次第で500円を超えなければ金額変更もでき、金銭以外(畑で採れた野菜など)での支払いも可能だ。全地域において現段階で、利用者は15人、援助者は51人が登録している。



 買い間違いが起こってしまった場合、今後は「えんじょるの」が金額を負担する形へと移行する予定だ。代表の美齋津康弘さんは「少しずつでも利用者が増えて助かる人がいたら嬉しい。地域の人達の繋がりができることが最終目標です」と笑顔を見せた。お問い合わせ:TEL050-3579-3434

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