


総合政策課を新設、こども教育課の設置も
町役場組織変更、4月より実施へ

平成29年4月1日から軽井沢町役場の組織が大きく変更する。「町民にとって分かりやすい体制づくり」を目指して行われるもので、既存の総務課と企画課、財政課の3課は「総合政策課」と「総務課」の2課に再編される。
総合政策課は昨年10月の議会で「人事一体での攻めのセクション」と藤巻進町長が意図を強調した課でもあり、企画調整係や都市デザイン室に加え、秘書係や人事給与係などを管轄することになる。
また教育委員会には「こども教育課」が創設され、幼稚園と保育園の一体化や、子育て支援、児童館や保育園の事務なども行う。中央公民館にはこども教育課と生涯学習課の部屋が設けられ、来訪者をカウンターで対応することになる。
この改革について、町長は「変更された当初は業務内容が変わるので混乱することもあるかも知れないが、役場の方でも全力で取り組んでいきたい」と意気込みを語っている。
総合政策課は昨年10月の議会で「人事一体での攻めのセクション」と藤巻進町長が意図を強調した課でもあり、企画調整係や都市デザイン室に加え、秘書係や人事給与係などを管轄することになる。
また教育委員会には「こども教育課」が創設され、幼稚園と保育園の一体化や、子育て支援、児童館や保育園の事務なども行う。中央公民館にはこども教育課と生涯学習課の部屋が設けられ、来訪者をカウンターで対応することになる。
この改革について、町長は「変更された当初は業務内容が変わるので混乱することもあるかも知れないが、役場の方でも全力で取り組んでいきたい」と意気込みを語っている。
町が報告会、クマ、アライグマ、サル…
野生動物対策、現状は?

軽井沢町は2月20日、野生動物対策に取り組む団体などが現状を伝える「軽井沢町野生動物対策報告会」を町中央公民館で開いた。町民ら約70人が参加した。
町はツキノワグマをNPO法人ピッキオ、アライグマ、ハクビシンをNPO法人生物多様性研究所あーすわーむ、シカ、イノシシを軽井沢町猟友会に対策を委託。ニホンザルは町の職員・追い払い専門員ら7人が対策を続けている。それぞれの担当者が対策の現状について説明した。
ピッキオでは、捕まえたクマに電波発信器を付け居場所を追跡。現在オス4頭、メス14頭の計18頭が追跡可能で、6~10月は毎晩、居場所を把握し、住宅地、別荘地で確認した場合は、朝までに森林へ移動させている。見通しの悪いヤブはクマが潜みやすく、動かすのが難しいとし「見通しをよくするため、やぶの刈り払いを呼びかけていきたい」と話した。
町内のアライグマの目撃情報は2001年からあり、02年から独自の対策を開始。これまでに61頭を捕獲した。05年以降、目撃件数は減少していて、「早期対策によって急激な増加を食い止めることができた」と報告。
軽井沢に生息するニホンザル(K群)は07年の108頭をピークに、捕獲などの効果で年々減少。現在は25頭未満(今年1月時点)で、活動域も狭まっているという。担当者は「別荘地から国有林のある北側へ追い払いを続けていく」とし、サルが里に降りてこないよう、誘因物管理の徹底を呼びかけていた。
町はツキノワグマをNPO法人ピッキオ、アライグマ、ハクビシンをNPO法人生物多様性研究所あーすわーむ、シカ、イノシシを軽井沢町猟友会に対策を委託。ニホンザルは町の職員・追い払い専門員ら7人が対策を続けている。それぞれの担当者が対策の現状について説明した。
ピッキオでは、捕まえたクマに電波発信器を付け居場所を追跡。現在オス4頭、メス14頭の計18頭が追跡可能で、6~10月は毎晩、居場所を把握し、住宅地、別荘地で確認した場合は、朝までに森林へ移動させている。見通しの悪いヤブはクマが潜みやすく、動かすのが難しいとし「見通しをよくするため、やぶの刈り払いを呼びかけていきたい」と話した。
町内のアライグマの目撃情報は2001年からあり、02年から独自の対策を開始。これまでに61頭を捕獲した。05年以降、目撃件数は減少していて、「早期対策によって急激な増加を食い止めることができた」と報告。
軽井沢に生息するニホンザル(K群)は07年の108頭をピークに、捕獲などの効果で年々減少。現在は25頭未満(今年1月時点)で、活動域も狭まっているという。担当者は「別荘地から国有林のある北側へ追い払いを続けていく」とし、サルが里に降りてこないよう、誘因物管理の徹底を呼びかけていた。
平昌五輪目指すカーリング男子「SC軽井沢クラブ」
日本選手権5連覇

日本カーリング選手権大会を5連覇した男子チーム「SC軽井沢クラブ」の選手・コーチらが2月9日、藤巻進町長を表敬訪問した。パシフィック・アジア・カーリング選手権での初優勝など今季の成績を報告し、2018年のピョンチャン冬季五輪の出場がかかる世界選手権(4/1~9、カナダ・エドモントン)に向け意気込みを語った。
報告を受けた藤巻町長は「期待に応えてもらって素晴らしい」と祝福。4月の世界選手権に向け「オリンピック出場を勝ち取り、さらにカーリングを国内に広めてほしい」と激励した。
今年の日本カーリング選手権大会(1/30~2/5、軽井沢アイスパーク)は、予選で一度は敗れた「札幌」を相手に、プレーオフ初戦、決勝で勝利し、5年連続8度目の日本の頂点に立った。長岡はと美コーチは「今年はレベルが高かった。世界を見て進んできたが、振り向いたら国内のチームも力を付けてきていた」。セカンドの山口剛史選手は「13年に(通年営業の)軽井沢アイスパークができ、練習量が増えたことが結果に結びついている」と感謝の気持ちを強調した。
世界選手権へ選手・コーチの意気込み
リード・両角公佑選手(写真右)
「去年が4位。プレーオフでは一回も勝てず、残念な終わり方をした。今年は去年より上を狙って、最後の試合でしっかり勝って終わるようにしたい」
セカンド・山口剛史選手(右から2人目)
「カナダ、スウェーデン、ノルウェーの三強の一角を敗りメダル圏内に入りたい。テレビ放送があるので、良いプレーをして、地元や日本の子どもたちに刺激を与えられたら」
サード・清水徹郎選手(同3人目)
「オリンピック出場が決まるあと一歩まできている。まずは出場権の獲得。去年の4位よりも順位を上げ、メダルを持って帰って来たい」
スキップ・両角友佑選手(同4人目)
「シーズン初めに立てた目標は今のところ全てクリアできている。しっかり実力を出せるよう、もう少し練習を頑張って、集中して大会に臨みたい」
長岡はと美コーチ
「とにかく平常心で一投一投。それが勝利に繋がる。コンディションとメンタルの面で、選手を支えていく」
報告を受けた藤巻町長は「期待に応えてもらって素晴らしい」と祝福。4月の世界選手権に向け「オリンピック出場を勝ち取り、さらにカーリングを国内に広めてほしい」と激励した。
今年の日本カーリング選手権大会(1/30~2/5、軽井沢アイスパーク)は、予選で一度は敗れた「札幌」を相手に、プレーオフ初戦、決勝で勝利し、5年連続8度目の日本の頂点に立った。長岡はと美コーチは「今年はレベルが高かった。世界を見て進んできたが、振り向いたら国内のチームも力を付けてきていた」。セカンドの山口剛史選手は「13年に(通年営業の)軽井沢アイスパークができ、練習量が増えたことが結果に結びついている」と感謝の気持ちを強調した。
世界選手権へ選手・コーチの意気込み
リード・両角公佑選手(写真右)
「去年が4位。プレーオフでは一回も勝てず、残念な終わり方をした。今年は去年より上を狙って、最後の試合でしっかり勝って終わるようにしたい」
セカンド・山口剛史選手(右から2人目)
「カナダ、スウェーデン、ノルウェーの三強の一角を敗りメダル圏内に入りたい。テレビ放送があるので、良いプレーをして、地元や日本の子どもたちに刺激を与えられたら」
サード・清水徹郎選手(同3人目)
「オリンピック出場が決まるあと一歩まできている。まずは出場権の獲得。去年の4位よりも順位を上げ、メダルを持って帰って来たい」
スキップ・両角友佑選手(同4人目)
「シーズン初めに立てた目標は今のところ全てクリアできている。しっかり実力を出せるよう、もう少し練習を頑張って、集中して大会に臨みたい」
長岡はと美コーチ
「とにかく平常心で一投一投。それが勝利に繋がる。コンディションとメンタルの面で、選手を支えていく」
研修・研究機関の併設も
2020年新設幼小中一貫校

風越に幼小中一貫校設立を目指す一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団が2月22日、東京・渋谷区でメディア向け説明会を開催した。理事長で楽天元副社長・本城慎之介さんと副理事長の東京学芸大学大学院准教授・岩瀬直樹さん、理事の熊本大学准教授・苫野一徳さんの3名が学校像やカリキュラムを示した。
この日の説明会では、従来の固定的な学年ごとではなく異年齢学級を検討していることや、教育に関する研修・研究機関を併設する計画、体育や音楽の授業や部活動としてスポーツコミュニティー軽井沢クラブや町内の合唱団などと連携するアイデアも披露された。
生徒募集の対象はあくまで軽井沢周辺の市町村で、県外者のための寮の建設などは予定されていない。この夏から小学生対象のサマースクールを行い、広く学校の理念などを知ってもらうという。
理事長の本城さんは「地域に根差す地元の学校にしたいので風越学園という名前にした。開校後は軽井沢のふるさと納税などを利用して奨学金制度なども考えていきたい」と話した。2018年に認可申請を行い、20年の開校を目指している。
軽井沢町の見解は?
軽井沢町が2月28日、「軽井沢風越学園」について、町議会3月会議一般質問で見解を述べた。寺田和佳子町議の質問に、藤巻進町長、荻原勝教育長が答えた。
風越学園の設立について、教育長は「肯定的に捉えている。児童の進路の選択肢が増えるのは良いこと」。また、町の教育問題全体に与える影響について問われると「私立幼稚園が3園となり、存続のための特色ある園づくりが急務」。また、開校後は「町内7小中高連携協定を結び、協力体制を整えたい。公立・私立の壁を乗り越え、教育の充実に務めていくことが大切」と考えを示した。
町長は「ISAK(軽井沢の私立の全寮制国際高校)との交流を通して、軽井沢の子どもたちは多くを吸収している。風越学園とも交流を通じ、よりよい部分を吸収できると考える。(学園設立を)追い風にしていきたい」と語った。
この日の説明会では、従来の固定的な学年ごとではなく異年齢学級を検討していることや、教育に関する研修・研究機関を併設する計画、体育や音楽の授業や部活動としてスポーツコミュニティー軽井沢クラブや町内の合唱団などと連携するアイデアも披露された。
生徒募集の対象はあくまで軽井沢周辺の市町村で、県外者のための寮の建設などは予定されていない。この夏から小学生対象のサマースクールを行い、広く学校の理念などを知ってもらうという。
理事長の本城さんは「地域に根差す地元の学校にしたいので風越学園という名前にした。開校後は軽井沢のふるさと納税などを利用して奨学金制度なども考えていきたい」と話した。2018年に認可申請を行い、20年の開校を目指している。
軽井沢町の見解は?
軽井沢町が2月28日、「軽井沢風越学園」について、町議会3月会議一般質問で見解を述べた。寺田和佳子町議の質問に、藤巻進町長、荻原勝教育長が答えた。
風越学園の設立について、教育長は「肯定的に捉えている。児童の進路の選択肢が増えるのは良いこと」。また、町の教育問題全体に与える影響について問われると「私立幼稚園が3園となり、存続のための特色ある園づくりが急務」。また、開校後は「町内7小中高連携協定を結び、協力体制を整えたい。公立・私立の壁を乗り越え、教育の充実に務めていくことが大切」と考えを示した。
町長は「ISAK(軽井沢の私立の全寮制国際高校)との交流を通して、軽井沢の子どもたちは多くを吸収している。風越学園とも交流を通じ、よりよい部分を吸収できると考える。(学園設立を)追い風にしていきたい」と語った。


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