


現新一騎打ち、8年ぶりの軽井沢町長選挙
藤巻氏3選 投票率は大幅ダウン

任期満了に伴う軽井沢町長選は1月27日投開票が行われ、無所属で現職の藤巻進氏(67)=塩沢=が、前町議で新人の西千穂氏(45)=中軽井沢=を破り、3回目の当選を果たした。投票率は44・61%で、過去最低だった8年前の64・0%を大幅に下回った。
藤巻氏は当選の一報を聞くと、支持者と万歳して喜びを分かち合い「2期8年の実績を自信に変え、この町をぐいぐい引っ張り、攻めの町政でさらに豊かな町にしていきたい」と3期目の決意を語った。
一方、選挙事務所で結果を受けた西氏は、集まった支持者に感謝を示し「残念な結果だが、精一杯の訴えをさせて頂いて、いくらか問題提起にはなったかと思う」と話した。
候補者選び、どこを重視?
期日前投票に訪れた人に、候補者選びで重視した点について聞いた。藤巻氏に一票を投じた新軽井沢の90代女性は「以前からよく知っているし、現町政に不満はない」。同じく大日向の10代男性は「町長としての実績がある。変化より安心」。一方、西さんに投票した中軽井沢の40代男性は「町民の意見を聞いてくれそう。世代も近く身近に感じた」と語った。
どちらの候補者に投票したかは不明だが「小学生の子どもがいる。子育て支援の充実を重視した」(下発地の40代女性)。「観光地としての今後のあり方を考え、スポーツ合宿の誘致を進めてくれそうな人を選んだ」(借宿の50代男性)。「自分の描く軽井沢の将来像と近い」(鳥井原の40代女性)などを投票理由に挙げる人がいた。
藤巻氏は当選の一報を聞くと、支持者と万歳して喜びを分かち合い「2期8年の実績を自信に変え、この町をぐいぐい引っ張り、攻めの町政でさらに豊かな町にしていきたい」と3期目の決意を語った。
一方、選挙事務所で結果を受けた西氏は、集まった支持者に感謝を示し「残念な結果だが、精一杯の訴えをさせて頂いて、いくらか問題提起にはなったかと思う」と話した。
候補者選び、どこを重視?
期日前投票に訪れた人に、候補者選びで重視した点について聞いた。藤巻氏に一票を投じた新軽井沢の90代女性は「以前からよく知っているし、現町政に不満はない」。同じく大日向の10代男性は「町長としての実績がある。変化より安心」。一方、西さんに投票した中軽井沢の40代男性は「町民の意見を聞いてくれそう。世代も近く身近に感じた」と語った。
どちらの候補者に投票したかは不明だが「小学生の子どもがいる。子育て支援の充実を重視した」(下発地の40代女性)。「観光地としての今後のあり方を考え、スポーツ合宿の誘致を進めてくれそうな人を選んだ」(借宿の50代男性)。「自分の描く軽井沢の将来像と近い」(鳥井原の40代女性)などを投票理由に挙げる人がいた。
選挙戦で軽井沢の魅力を再認識 「多様性があり、生活がある」
藤巻進町長インタビュー
--選挙結果をどう受け止めているか。
より練った政策を多くの人に知ってもらえるという点で、今回は無投票でなくて良かった。相手候補に入った票は、私に対する批判票であり、もっと頑張れ!という期待もその中にあるものと解釈している。これらを真摯に受け止めて、謙虚に町政を進めていく。
--投票率については。
驚くほど低かった。町を2分するくらいの争点がなく、あまり白熱しなかったのかなと思っている。
--政策のどの部分が評価されたと思うか。
幅広い政策の中で、特に訴えたのは、軽井沢病院の充実。総合診療科を新設して、常勤医師を3名確保したということも評価されたと思っている。
--3期目に向け意気込みは。
選挙期間中、町の中を歩き、改めて軽井沢の魅力を感じた。地区の個性があって多様性があり生活がある。多くの方々が観光に訪れ、別荘を所有していただいている。まさにそれにふさわしい、素晴らしい町なんだと強く思った。この町をさらに住みやすい豊かなきれいな町にしていきたいという思いが沸いている。
--まず優先してやりたい具体的な政策は。
目前に控えているG20を長野県と共に精一杯準備し、成功するように地元として最善を尽くしたい。6年後の庁舎周辺の再編もあり、やりたいことは色々あるので、よく整理して考えるが、今までになかったことも打ち出すかもしれません。
--不用意な樹木皆伐等の乱開発の阻止については。
環境保全や景観については住民の意識も高いので、行政としても厳しく対処していく。具体的には、『軽井沢町はこういう方針』と伝え、目に余る開発は許可を出さないという姿勢で、守ってもらえるように強くやっていく。
--軽井沢グランドデザインの具現化について。
実際に町づくりを形にしていく。まずは新軽井沢、中軽井沢の2エリアをこのような形にやったらどうかと具体化したい。屋根勾配、色々な素材、外壁の素材、デザインなど地域にふさわしいイメージを専門家が中心となって具体的な提示を行う。それによって、バラバラでなく統一した地域の景観にしたい。
より練った政策を多くの人に知ってもらえるという点で、今回は無投票でなくて良かった。相手候補に入った票は、私に対する批判票であり、もっと頑張れ!という期待もその中にあるものと解釈している。これらを真摯に受け止めて、謙虚に町政を進めていく。
--投票率については。
驚くほど低かった。町を2分するくらいの争点がなく、あまり白熱しなかったのかなと思っている。
--政策のどの部分が評価されたと思うか。
幅広い政策の中で、特に訴えたのは、軽井沢病院の充実。総合診療科を新設して、常勤医師を3名確保したということも評価されたと思っている。
--3期目に向け意気込みは。
選挙期間中、町の中を歩き、改めて軽井沢の魅力を感じた。地区の個性があって多様性があり生活がある。多くの方々が観光に訪れ、別荘を所有していただいている。まさにそれにふさわしい、素晴らしい町なんだと強く思った。この町をさらに住みやすい豊かなきれいな町にしていきたいという思いが沸いている。
--まず優先してやりたい具体的な政策は。
目前に控えているG20を長野県と共に精一杯準備し、成功するように地元として最善を尽くしたい。6年後の庁舎周辺の再編もあり、やりたいことは色々あるので、よく整理して考えるが、今までになかったことも打ち出すかもしれません。
--不用意な樹木皆伐等の乱開発の阻止については。
環境保全や景観については住民の意識も高いので、行政としても厳しく対処していく。具体的には、『軽井沢町はこういう方針』と伝え、目に余る開発は許可を出さないという姿勢で、守ってもらえるように強くやっていく。
--軽井沢グランドデザインの具現化について。
実際に町づくりを形にしていく。まずは新軽井沢、中軽井沢の2エリアをこのような形にやったらどうかと具体化したい。屋根勾配、色々な素材、外壁の素材、デザインなど地域にふさわしいイメージを専門家が中心となって具体的な提示を行う。それによって、バラバラでなく統一した地域の景観にしたい。
災害時に協力、中部電力が軽井沢町と協定
軽井沢町は12月19日、中部電力株式会社電力ネットワークカンパニー佐久営業所と、地震、洪水などの災害時に相互で連携、協力する協定を結んだ。被害状況などの必要な情報を共有することや、災害時に支障となる樹木の事前伐採について相互協力することなどを定めた。荒井広幸所長は「検証や訓練を重ねて、有事の際にはしっかりと機能するよう鍛錬していきたい」と話した。


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