浅間山荘事件から32年「殉職警官の偉業を忘れずに」

治安の礎に献花する田中軽井沢警察署長

 軽井沢町発地の「浅間山荘」に連合赤軍のメンバー5人が人質をとって10日間立てこもり、警察との攻防戦を繰り広げた「浅間山荘事件」から32年。強行突入により全員逮捕、人質を救出した'72年2月28日に殉職した高見警部と内田警視の顕彰碑、治安の礎前において参拝式が行われた。参拝式の冒頭で町防犯組合連合会町の佐藤雅義町長は「殉職警官の偉業を忘れず、今後も町の治安を守っていかなければならない。」と話した。その後、町議会議長や消防団長ら参拝者全員により献花が行われた。

 


保健福祉複合施設の見直しを求める6263名の署名を提出

 軽井沢町が信濃追分駅南側に計画している保健福祉複合施設について、見直しを求める署名運動を行っていた「保健福祉複合施設を考える町民の会」は、2月25日、署名と陳情書を町に提出した。陳情書では1.町民不在の計画には疑問。町民参加の上、見直すべき。2.場所を見直し、軽井沢病院との連携を。3.総事業費30億という事業費の見直しを。4.ランニングコストが町財政の圧迫要因になる。5.町有地を使い既存施設の拡充利用を考慮した建設を。6.保健休養地軽井沢100年記念施設整備基金を使うことには反対。の6点をあげ、計画の撤廃と町民参加での再検討を求めている。また、軽井沢町議会議長宛にも陳情書を提出、議案書が出された際には慎重に審議をするよう示した。
 提出した署名は24日までに集まった6263名。軽井沢町全町民の1/3を越える多くの人がこの計画に疑問を持っていることが浮き彫りにされた。同会代表の徳重昌志さん(中央大学教授)によると「予想を上回る署名が集まった。これは、いかにこの問題にみんなが関心を持っているかということの表れ。署名活動はこれで終了するが、今後も協議する場を求めるなど、見直しのための活動を続ける」と語った。佐藤町長は「これは町政への愛情として受けとめる」としながらも、「議会で決定したことを変えるわけにはいかない。場所や予算は議会で議論を尽くして決めたこと。内容についてはこれからなので、参考資料にさせていただく」と述べた。

 


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保健福祉複合施設で揺れる軽井沢
町側からの説明会開催される

 軽井沢町が信濃追分駅南に計画している保健福祉複合施設について、住民の間では反対の集会や署名運動活動が行広がっているが、2月9日午後7時、軽井沢町中央公民館で町側からの説明会が開かれた。会場には400人を超える老若男女の町民が集まり、イスが足りなくなるほど。住民の関心の高さをうかがわせた。
 町長の挨拶に続き、経過説明や町の基本的な福祉計画などについての解説があり、配られた資料を基に、施設計画や概要の説明、周辺整備計画の説明などが行われた。信濃追分駅は自由通路やエレベーター、トイレなどを設置、踏切の改良や道路の整備などが予定されている。「これは基本的な考えであり決定ではないので、町民の皆さんの意見は検討し、設計に反映させます」と助役は述べた。そのあと、どのようなものになるかというイメージをスクリーンに映し出して説明。

プロポーザル参考資料に描かれた施設の全景。

 プロポーザル参考資料として、具体的な平面図や、外観図が発表された。それによると、建物は鉄筋コンクリート造りの平屋、一部木造。建築面積5,000平米、延床面積4,950平米。コミュニケーションモールを中心に、保健センターのある「保健予防増進部門」、障害者生活棟や作業訓練室のある「障害者生活部門」、デイルームやショートステイのある「高齢者生活支援部門」、プール・ジャグジー・浴室のある健康増進棟やコミュニケ−ションホールやカフェのある「交流多機能部門」が配置されている。この他、外部に森の集会場や菜園を設け、将来的には拡張することもあり得るとの考えを示し、恵まれた自然環境と共生し、地域交流を大切にした環境づくりであることを強調した。
 質疑応答に移り、「場所の選考過程がはっきりしない。他の場所ではどうして不適当なのか客観的なデータがない」「軽井沢町に必要な福祉政策は何なのか」「財源はだいじょうぶなのか」「ランニングコストはどうなのか」など質問の他、「他の市町村では立派な施設が多い。暗い、じめじめしたところではなく、明るい気持ちよいところで、老人たちを過ごさせてあげたい」など賛成意見もあがった。
 町側は「病院の周りも検討したが不適当」「ランニングコストは大体の図面ができて
からでないと出ない」「特別養護老人施設は民間が行うので、町では行わない。町では健康づくりに役立つものを造る」「100年記念施設と位置づけ、100年基金から15億円を予定している」など回答した。最後に町長は「これは町に必要なものだから造る」と断言した。
 大勢の町民が関心を寄せるこの問題は、今後も波紋を呼びそうだ。

 


氷上の熱戦 軽井沢推薦チームは惜しくも敗退

 

2月6日(金)から 風越公園内スカップ軽井沢において開催されている「軽井沢国際カーリング競技大会」は2日目の今日、予選リーグ12試合が行われている。地元推薦の軽井沢グラニット(男子)と軽井沢JOYの両チームは健闘したものの、惜しくも予選リーグ敗退となった。また全日本チーム女子は敗退となったが、全日本男子は1勝2敗ながら、7日18時現在行われているノルウェー対スイス戦の結果次第、また日本ジュニア選手権優勝のSUPER LOVERS(女子)は2勝1敗で、カナダ対スウェーデン戦の結果、もしくはこの試合の後に予定されているタイブレークの結果如何では8日(日)の決勝トーナメントに進む可能性がある。

 



長倉神社でも多くの参拝者が詰めかけた

「福は内!」豆まきで厄払い

 2月3日は節分。長倉神社、諏訪神社など町内の各所で福豆まきが行われ、境内は「福」を求める多くの参拝者でにぎわった。今年一年の福を願う厄除け祈願も行われ、諏訪神社では佐藤雅義軽井沢町長や佐藤泰春万平ホテル会長ら町内外の有力者が「福は内!」の大きなかけ声と共に福豆や福だるまを投げた。福豆の入った袋の中には熊手などと引き替えられる抽選券もあり、参拝者は競って福豆を拾いあっていた。

 



今はまだ四角い氷の塊。30日には作品となって展示される。

軽井沢氷彫刻国際展2004 団体戦競技開始

 「軽井沢氷彫刻国際展2004」の団体戦競技が始まった。会場となる軽井沢駅前通りではイベントのメインステージとなる氷のステージ「アイスステージ」や滑り台を軽井沢高校の生徒や軽井沢ウィンターフェスティバルの実行委員らが製作。団体戦競技にはスウェーデンやベルギーなど海外から参加の8チームを含む30チームが参加し、電動ノコギリなどの電動工具やノミを使って氷の彫刻作品を製作を開始した。30日(金)の早朝まで競技は続き、10時30分には会場開きとなる。作品の展示は2月1日(日)までで、この間は連日22時までライトアップされる。

 


町民集会でも議論白熱の保健福祉複合施設

 17日(土)中軽井沢区民会館において『軽井沢町の「保健福祉複合施設を考える町民の会」設立および意見交換の町民集会』が開かれた。施設については12月の町議定例会で用地取得費など約2億5000万円の補正予算が1票差で可決しているが、町民の間からは慎重な検討を求める声なども上がっていた。会の冒頭では町に対して公開質問状を提出した町民から質問状の内容と、それに対する町からの回答が紹介され「町の福祉政策全体に関わる問題。高齢者医療・福祉など将来的な懸案はほかにもある」との意見を示した。町民による討論でも「議会でしっかりと議論をしたほうが良い」「西地区の発展という意味では賛成だが急すぎる」といった声が聞かれ、この問題に関する意識の高さが伺われた。

 


長谷工コーポレーションのマンション建設 県は「不許可」の回答

 長谷工コーポレーションが桜の沢にマンション建設を計画している問題で、県が同社に対し不許可の回答をしていたことが明らかになった。理由は、町の同意が得られていない事、道路配置が災害防止などの面で不適合、という2点。マンションは2階建て77戸で、一昨年6月に町の同意を得て開発許可を県に申請していたが、安全面での問題を指摘され造成方法を変更した。このため改めて町の同意を得るよう県が指導したが、町は「大規模開発による水害に対して住民の中に不安を指摘する意見があり、それを解消しなければ都市計画法32条1項の同意をすることは困難」との回答を同社にしていた。不許可の通知を受け同社では「町および県の指導、要望をすべて受け入れており、手続き上も法律上も問題はないと認識している。今後の対応については協議中」としている。

 


雨宮池周辺への移築保存される三井家別荘。日本人別荘としては、極初期の洋風建築といわれている

三井家別荘、雨宮池周辺へ移築保存

 軽井沢町は旧三井財閥の三井三郎助が明治時代に建てた別荘を移築・保存する方針を決めた。移築場所は離山公園の計画区域変更に伴い公園に組み込まれることが予定されている雨宮池周辺地区となっている。建物は明治時代の貴族の間で定着していた和館と洋館が並んだスタイルで、内部の細かいところまできちんとした造りの本格的な洋風建築になっている。現在も三郎助の孫が所有し、夏の別荘として使っているが、建物の老朽化により維持管理が難しいことから町に寄贈を申し出ていたという。

 

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