軽井沢国有林藪刈り実行委員会など、佐久地区景観賞に町内から4件

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まちづくり活動部門で受賞した7団体。
 佐久地域(2市5町4村)の良好な景観づくりに貢献している建築物や、まちづくり活動に取り組む団体に贈られる「佐久地域景観賞」の表彰式が2月10日、佐久グランドホテルで行われた。佐久地域の建築士会など40団体で作る協議会が、2年に一度開催し今回で10回目となる。

 昨年8月17日から10月30日までの募集期間に18件の応募があり、建築物に贈られる「地域景観創造部門」に7件、「まちづくり活動部門」に6件が選ばれた。軽井沢町からは「地域景観創造部門」で、会長賞に「JUSANSOU」(プロップ・ポジション一級建築士事務所)、優秀賞に「軽井沢三笠山荘」(笹沢建設)と「ザ・プリンス・ヴィラ軽井沢」(西武建設)、「まちづくり活動部門」で優秀賞に「軽井沢国有林藪刈り実行委員会」が受賞した。

 「ザ・プリンス・ヴィラ軽井沢」は、既存樹木の中に溶け込んでいる点や建物の配置の工夫などが評価された。プリンスホテル長野・群馬事業戦略支配人の船山昭博さんは「名誉な賞を頂き、光栄に思っている。賞に恥じないよう建物の価値をさらに向上させていきたい」と話した。

 「軽井沢国有林藪刈り実行委員会」は人間の生活エリアと接する西地区の国有林の藪刈りを2007年から毎年実施。見通しの良い緩衝帯をつくり、野生動物とのばったり遭遇防止、美しい景観づくりに貢献している。活動を始めて今年で10年目。立ち上げからの中心メンバーで、成城大学教授の打越綾子さんは「長く活動してきたことが評価され嬉しい。20年を目指して、さらなる森林整備を進めたい」と喜びを表した。

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