御代田町、移動手段確保へ検証 公共ライドシェア実証運行開始
御代田町は12月1日から2026年1月末まで、一般ドライバーが自家用車で利用客を送迎する「公共ライドシェア」の実証運行を行う。タクシー不足や高齢者の移動手段の確保といった地域課題に対応する取り組みで、運行区域は御代田町内のみ。運賃は一律400円で、障害者や高校生以下は半額となる。
利用できるのは月〜土曜(日曜・祝日・年末年始を除く)の8時半から17時まで。登録ドライバー19人がシフトを組み、常時2台程度が稼働する。利用には乗車希望時間の一時間前までに専用アプリか、電話(050-3490-6015)で予約が必要だ。
1日の出発式で小園拓志町長は「この新たな取り組みは、既存の公共交通を補完し、地域の移動手段を広げる役割を果たすと考えている」とあいさつした。町は26年2月以降も運行を継続するため、関連議案を町議会12月定例会に提出している。
写真=公共ライドシェアの車両であることを示すマグネットが、車両側面に貼られている。
