男子カーリング代表、五輪出場ならず PV会場はため息と拍手

 カーリング男子日本代表(SC軽井沢クラブ)は12月12日、ミラノ・コルティナ五輪の世界最終予選(カナダ・ケロウナ)の決定戦第2戦で中国に4対9で敗れ、2大会ぶりの五輪切符を逃した。勝った方が最後の出場枠を得る大一番。軽井沢アイスパークで開かれた、長野県カーリング協会主催のパブリックビューイングには約40人が集まり、固唾をのんで試合の行方を見守った。

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 9エンド目、中国が勝負を決定づける4点を獲得すると、会場からはため息が漏れ天を仰ぐ姿も見られた。その後、日本が相手の勝利を認め握手を求めると、落胆の空気は選手を称える拍手に変わった。

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 セカンド・山本選手の勤務先である、シチズンファインデバイスの三石孝志取締役は、「あと一勝だっただけに残念。次の五輪出場を期待し、会社をあげて応援していきたい」と語った。

 男子の最終予選は日本、アメリカ、中国、オランダ、韓国、フィリピン、ポーランド、ニュージーランドの8カ国が参加し、残り2枠を争った。日本は予選リーグを5勝2敗の3位で通過しプレーオフへ。上位3チームで行われた決定戦では、中国に勝利したアメリカが先に出場権を手にしていた。

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