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軽井沢と深いつながりのある4氏が語る

軽井沢の未来への提言

1708_news_mirai_kouen.JPG 軽井沢友愛山荘で行われた講演会。中央は鳩山友紀夫さん。 1708_news_mirai_masuda.JPG 軽井沢ベルコモンズの創設当時を語る増田宗昭さん。 1708_news_mirai_syokuji.JPG 講演会終了後、軽井沢友愛山荘の庭ではFIACSのメンバーと地元町議会議員らとの交流会が続いた。 1708_news_mirai_kiuti.JPG 木内みどりさん
 建設事業中心のまちづくりから、現代の視点に合わせたソフトを加える共創型まちづくりを目指す一般社団法人国際文化都市整備機構(FIACS・鳩山友紀夫会長)が8月5日、友愛山荘セミナーハウスで講演会を開催した。同機構は広域東京圏の観点から軽井沢や甲府など複数拠点を連携させたまちづくりを推進している。
 挨拶に立った同機構理事長で元参議院議員の水野誠一さんは「軽井沢の文化の奥深さと力を感じるのは、大事な場所を守ろうとする憲章(要綱)があるから。それを守るために第一歩を踏み出そう」と意気込みを語った。
 この日は「軽井沢の未来と夢を語る」と題して井口典夫さん(青山学院大学教授)、泊三夫さん(博報堂顧問)、岡崎哲也さん(松竹常務取締役)、増田宗昭さん(CCC代表取締役社長)の4氏が意見を述べた。
 井口さんは建築家でかつて軽井沢マスターアーキテクトを務めた團紀彦さんと練った「新軽井沢グランドデザイン私案」を発表。「駅北口から別荘エリアまで楽しく歩ける町」をコンセプトに、軽井沢駅から「アート」「緑」「旧商業」等を軸とし、10項目の政策・方針を掲げた。
 続いて泊さんは脳養地としての軽井沢を提言。「ストレス社会の日本だからこそ、脳を休めて自身の理解を深める軽井沢が必要」と述べた。
 3人目の岡崎さんは「エンタメ産業」という視点で軽井沢を考察。「過去に華やかなエンターテイメントが繰り広げられた軽井沢だが、今は滞在する人々の構造と意識が変化している。これからは軽井沢憲章に基づいた文化的なエンタメが必要。サロン文化を常設化することもいい」。
 最後に増田さんはかつて旧軽井沢銀座の中心にあった「軽井沢ベルコモンズ」の立ち上げ当時の話から「ライフスタイルに関わるビジネスをしたい」と書店開業に至った経緯などを話し「軽井沢の森の中に本屋をつくりたい」と展望を語った。
 講演会は鳩山会長の「子供の頃、軽井沢の森を弟と駆け回った。軽井沢の自然の素晴らしさを大切にしたい」という挨拶で締めくくられた。
 こうした提案はどのように生かされるのかという記者の質問に、井口さんは「地元住民、町役場などから協力を求められれば、FIACSなりに協力は可能」と話した。
 講演会後、大型書店経営に携わる増田さんは講演で「森の中に本屋を」と発言したことから取材陣に囲まれ、「いつ、どこにできるのか」といった質問が飛んだ。増田さんは「まだ言える状態ではない」とその場を後にした。
 同機構関係者で軽井沢に10年滞在している女優の木内みどりさんは「とてもおもしろい講演会だった。大勢の人が訪れるが、軽井沢にとってどんなものが良いのか判断しなければならない」と感想を述べた。

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