軽井沢町自然保護審議会で 自然景観保護の声、高まる

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太陽光発電施設の建設が計画地されている追分の土地
太陽光発電施設計画(追分)



 11月2日に開催した軽井沢町自然保護審議会で、栃木県佐野市の企業が追分の5705㎡の敷地に太陽光発電施設を計画していることが議題にのぼった。



委員からは「しなの鉄道の車窓から丸見えになる」「景観上問題がある」と反対の声があがったため、町は業者に見直しを要請する意向だ。同時に、国道から見える別の場所に町の許可なく設置した太陽光発電施設があることも指摘。町は撤去するよう伝えると述べた。



広範囲に皆伐する駐車場(小瀬)



 小瀬地区のキャンプ場を運営する企業により施設や駐車場を広げることも報告された。委員らからは「ここは軽井沢の残された大自然。車を置くために約3500㎡の森の木を皆伐するのはどうか」「道路が狭いのに、こんなに広い駐車場が必要か」という疑問の声があがった。



委員の一人は会議に出席していた東信森林管理署次長に対し「国有林なので軽井沢町の管轄ではないが、軽井沢の財産としての自然環境を守るのがこの審議会の仕事。ぜひ、その立場で国と交渉をしてもらいたい」と要望を伝えた。

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