10市町村、16万人のごみ焼却 新クリーンセンター着工

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佐久市平根地区の新クリーンセンター建設地。
 佐久市・北佐久郡環境施設組合(佐久市、軽井沢町、御代田町、立科町)が整備を進める、ごみ焼却施設「新クリーンセンター」の安全祈願祭と起工式が3月26日、佐久市平根地区の建設地で開かれた。関係者ら約100人が出席。起工式で、組合長の柳田清二佐久市長は「全国には20年近くも(ごみ焼却施設の)場所が決定できない地域もある中で、受け入れて頂いた地元関係地区には今も頭が下がる思い」と気持ちを表した。



 佐久クリーンセンター(佐久市中込)、川西清掃センター(佐久市望月)の老朽化に伴い、両施設を統合し新設する。2020年11月に完成予定で、4市町に南佐久郡6町村を加えた10市町村(人口約16万人)の可燃ごみを処理する。建物は焼却施設があるメインの工場棟など5棟で、延床面積6743㎡。煙突の高さは45m。ストーカ式焼却炉を2基備え、1日110㌧のごみを焼却する。



 工事費、用地造成費などを含めた総事業費は198億円を見込んでいて、ごみ処理実績に応じ10市町村で分担する。新クリーンセンター稼働後のごみの分別については協議中だが、担当者によると、軽井沢町はこれまでとほぼ変わらないという。

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