新たなベアドッグ、2頭決定

1807_news beardog01_.JPG
新ベアドッグのエルフ(左)とレラ(右)。ピッキオ提供。
 軽井沢町の委託でツキノワグマの保護・管理を行うNPO法人ピッキオは、3月31日から4月1日にかけて生まれた6頭の子犬のうち、ともにメスの「レラ」と「エルフ」の2頭を、新たなベアドッグ(クマ対策犬)として訓練していくことを発表した。19年5月の現場デビューを目指す。先輩犬の「タマ」「ナヌック」と合わせ、軽井沢のベアドッグは4頭となる。


 子犬は6月初旬から約3週間かけ、ベアドッグとしての素質があるかどうか「適性テスト」を受けていた。「レラ」は、クマの匂いに立ち向かう勇敢さを持ちながら、人に対してはフレンドリー。「エルフ」もやはり勇敢で学習能力が高く、ステップが軽快だという。


 母親のタマ同様、ピッキオの田中純平さんが2頭のハンドラー(飼育・訓練士)を務める。2頭は7月から人や人工物に慣れさせる「社会化訓練」、10月からクマのにおい探索などの訓練を行う。


関連記事